室内ドアを交換・リフォームする方法|自分でできるのか、費用はいくらかわかりやすく解説
「ドアの建て付けが悪く、開閉がスムーズじゃないのが気になる」「家のバリアフリー化に合わせて、ドアの種類を変更したい」など、室内ドアの交換・リフォームが必要となるシーンは少なくありません。
しかし、どのようにリフォームするのか、DIYでも対応できるのか、と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、埼玉県でリフォームを手がける「ハウスリンク」が、室内ドアを交換・リフォームする方法について解説します。
コラムのポイント
- 室内ドアを交換する場合、ドアの枠ごと交換するか、既存枠の上から被せる、既存の枠を活かして交換する、表面だけ再塗装するなど、さまざまな方法が考えられます。
- 使用年数が15〜20年ほど経過した場合や、建て付けが悪いとお困りの場合、室内ドアのリフォームを検討しましょう。
- ドアの枠ごとリフォームする場合は、壁紙・床などの内装リフォームもセットで行うことをおすすめします。
Contents
室内ドアを交換・リフォームする方法
室内ドアを交換・リフォームする場合、基本的には次の4パターンの方法が取られます。
ドアの枠ごと交換する
ドアの枠ごと交換する場合、既存の枠やドアをまとめて撤去して、新品の枠とドアを新たに設置します。
この場合、周囲の壁や床の解体・改修も必要となることから、比較的工期は長くなり、リフォーム費用が高くなります。
しかし、きれいな仕上がりにするためには最適な方法で、ドアのサイズを変更したり、デザインや機能面を一新できる点も魅力です。
ドアの交換にあわせて、部屋の印象を大きく変えたい場合にもおすすめします。
既存枠の上から新枠を被せて交換する
室内ドアをリフォームする場合、既存のドア枠を残したまま、その上から新しい枠を被せて交換することもできます。
既存の枠を活用することで、壁の工事を最小限に抑えられるため、工期が短くなり費用を削減可能です。
ただし、開口部が小さくなってしまうリスクがあるほか、既存の枠の状態が良い場合でなければ適していません。
既存のドア枠はそのまま扉のみ交換する
室内ドアの交換・リフォームは、既存の枠を残してドア部分のみを交換することもできます。
新しいドアを取り付けるだけなので、工期は短く、費用も比較的リーズナブルなのがメリットです。
しかし、枠に合ったサイズ・デザインにする制約があるほか、古い枠と新たなドアがちぐはぐな印象になることも少なくありません。
既存ドアの表面のみ変更する
ドアの機能面に問題はなく、表面的な印象やデザインのみを変えたい場合、既存ドアの表面のみ変更することもできます。
塗装し直して色あせを解消する、ドア用のカッティングシートを貼るなどの簡単な施工で済むため、リフォームの手間も費用も抑えることが可能です。
しかし、変更できるのはあくまでも表面のみのため、建て付けが悪くなっている場合にはおすすめしません。
室内ドアの交換・リフォームは自分でできるのか
室内ドアの交換・リフォームは、ドア本体のみの交換や、ドア表面のみのリフォームであれば、DIYで行える場合もあります。
しかし、建て付けに不具合が生じ、かえって開閉がしづらくなるケースもめずらしくありません。
また、ドア表面のリフォームに関しても、きれいな仕上がりにならない恐れがあります。
仕上がりに関するトラブルをできる限り減らすには、リフォーム業者に依頼するのがおすすめです。
室内ドアを交換・リフォームするべきタイミング
室内ドアを交換・リフォームするべきかお悩みの場合は、次の7点に該当するかどうか確認してみましょう。
- 使用年数が15~20年に達した
- 開閉時に異音がする・重い・引っかかる
- ドアや枠の歪み・隙間で気密性が低下している
- 表面の劣化が目立つ
- 部分交換だけでは追いつかなくなった
- 内装リフォームと合わせて統一感を出したい
- 生活環境の変化に合わせて、機能変更が必要
室内ドアの耐用年数は15〜20年ほどが目安とされているため、それ以上の年月が経過している場合は、交換・リフォームするタイミングといえます。
また、建て付けが悪く開閉がしづらくなった場合や、隙間が生じている場合も、ドアの交換が必要です。
バリアフリー化のために引き戸にする、ソフトクローズにするなどの機能変更を行う場合も、リフォームで対応することとなります。
交換・リフォームできる室内ドアの種類
室内ドアを交換・リフォームする場合、大きく分けて次の6種類から選択できます。
開き戸
蝶番(ヒンジ)で前後に開閉するタイプのドアです。
気密性や遮音性に優れており、床に溝がないため掃除の手間がかかりません。
引き戸
左右にスライドして開閉するタイプのドアです。
開き戸とは異なり可動域が左右のため、動線に影響せずスペースも取りません。
出入りしやすいため、部屋のバリアフリー化にもおすすめのタイプです。
上吊り引き戸
引き戸の中でも、上部レールのみ開閉し、床に溝がないタイプのドアです。
溝がないことで掃除しやすく、バリアフリー面でも最適ですが、上部の下地強度を高める必要があります。
ハイドア
床から天井近くまで高さのあるタイプのドアです。
視線が縦に抜けることで、空間がより広く見えるほか、高級感も演出できます。
デザイン性が高いのはメリットですが、施工費用が高くなりやすく、ドアが重くなりやすい点にも注意が必要です。
採光ドア
アクリルやガラスを用いることで、光を取り入れやすいタイプのドアです。
窓の少ない部屋や廊下を明るくするために効果的とされています。
遮音性や断熱性を高めるためには、使用するガラスの種類にこだわる必要があります。
防音ドア
気密構造と重量扉によって、音漏れを防止するタイプのドアです。
ゴムパッキンなどで枠とドアの隙間を密閉するほか、グラスウールやロックウールなどの素材で音を吸収します。
静かに過ごしたい寝室や書斎のほか、楽器を練習する部屋におすすめのドアです。
室内ドアの交換・リフォームにかかる費用
室内ドアの交換・リフォームにかかる費用の目安は、以下の通りです。
リフォーム方法 | 費用目安 |
ドア枠と本体をまとめて交換 | 10〜50万円 |
ドア枠はそのままで本体を交換 | 5〜20万円 |
ドアの表面のみリフォーム | 5万円前後 |
ドア枠と本体をまとめて交換する場合、工事の規模が大きくなるため、10〜50万円ほどと比較的高くなります。
しかし、仕上がりはもっともきれいになるのがメリットです。
一方、ドア枠はそのままで本体のみ交換するとなると、まとめて交換するのに比べて半額ほどに収まります。
ドア表面にシートを貼る、再塗装するといった表面のみのリフォームであれば、5万円前後が相場です。
新しく室内ドアを設置する場合の費用
既存の室内ドアをリフォームするのではなく、ドアを新設したい場合、20~30万円ほどが目安です。
1部屋から2部屋へ間取り変更リフォームを行い、壁の設置も必要となる場合は、50万円以上かかると考えられます。
既存ドアのリフォームであれば1〜2日ほどで工事が完了するケースが多いですが、新設の場合は2〜4日ほどが目安です。
室内ドアを交換するなら内装全体のリフォームもおすすめ
室内ドアを交換する場合、内装全体のリフォームもあわせて行うことをおすすめします。
ドアだけを交換した場合、周囲の壁紙が古いままだと、ドアだけが浮いてしまい違和感を覚えるケースも少なくありません。
一方、ドア交換とセットで壁紙やフローリングも張り替えれば、空間全体が生まれ変わり、部屋の統一感を出すことができます。
また、室内ドアの枠とドア本体をまとめて交換する場合は、ドア周辺の壁や床も一部解体・改修しなければならないため、部屋の内装全体をリフォームするのに最適の機会です。
ドア交換・リフォームを行う場合は、これを機に部屋単位の内装リフォームも検討してみましょう。
こちらの記事では、1部屋だけリフォームする場合の費用相場を解説しています。
▷関連コラム:「一部屋だけリフォーム」の工事費込み事例9選|工期や注意点も解説
まとめ
室内ドアの建て付けが悪くなった場合や、ライフスタイルの変化にあわせて機能を変えたい場合、ドアの交換・リフォームがおすすめです。
既存の枠を残してドア本体のみを交換することもできますが、仕上がりのきれいさ・自然さを求める場合は、枠とドア本体をセットで交換することをおすすめします。
また、古い壁紙とちぐはぐな印象になるのを防ぎたい場合は、内装リフォームとセットで行うことも検討してみてください。
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