トイレのクッションフロア選びの失敗と対策|ほかの選択肢も
この記事ではトイレのクッションフロア選びにスポットを当て、よくある失敗パターンと対策をセットで解説します。
タイル・パネルなどほかのトイレ床材も紹介しますので、トイレリフォームの選択肢として覚えておきましょう。
Contents
トイレの床は重要なポイント
トイレリフォームでは便器やウォシュレットに注目しがちですが、意外と重要なのが床のカラーや素材です。
一般的なトイレで使われることが多いクッションフロア選び次第で、失敗・後悔してしまうことも少なくありません。
とはいえ初めてのトイレリフォームでは、どんなクッションフロアを選べば良いのか判断するのは難しいですよね。
好きなカラーや質感で選ぶことも大切ですが、先輩たちの失敗談を学んで対策できるようにしておきましょう。
トイレのクッションフロア選びの失敗と対策
真っ白で汚れが目立つ
清潔感があり広く見える効果もあるホワイトは人気カラーですが、トイレのクッションフロアだと汚れが目立って失敗するパターンが多いです。
尿はねなどの汚れだけでなく、トイレは意外とホコリが蓄積しやすい場所。
毎日マメにお掃除していても、用を足すときに床の汚れが気になって後悔する可能性が高いです。
【対策】⇒ベージュやオフホワイトを選ぶ
頻繁なお掃除が難しい方、汚れをなるべく目立たせたくない方は、真っ白ではなくベージュやオフホワイトなど少し落ち着いたカラーを選びましょう。
パッと見ホワイトに見える薄いカラーなら、広さや清潔感も演出しつつ汚れ目立ちを軽減できます。
完成したら狭く感じる
高級感のあるダークカラーや木目などの柄モノクッションフロアを選ぶと、トイレが狭く見えてしまうのもよくある失敗パターン。
収縮色と呼ばれる暗めのカラーは、ほかのカラーよりお部屋が狭く見えてしまうことがあります。
リフォームは完成するまで実物チェックできないため、イメージ違いによる失敗は少なくありません。
【対策】⇒必ず実物サンプルで選ぶ
クッションフロアのカラー・柄はカタログの写真で選ぶのではなく、必ず実物サンプルを実際のトイレで比較して選びましょう。
ショールームやリビングの明るい照明とトイレの環境では見え方が変わり、暗く圧迫感が出てしまうことがあります。
実物サンプルや大きめのカットサンプルを用意し、イメージ違いを防ぎましょう。
溝に汚れが溜まる
石材やタイル調のクッションフロアには溝や凹凸があり、毎日使ううちに黒っぽい汚れが蓄積してしまうことがあります。
簡単なふき掃除では取れないことが多く、すぐに溜まってしまうため後悔の原因になることが多いです。
タイル調の目地溝の汚れも厄介ですが、リアルな石材調の凹凸もブラシなどでこすらないとなかなか落ちません。
【対策】⇒実物サンプルを触って確認
クッションフロアを選ぶ際はカラーだけでなく、実物サンプルで表面の凹凸や溝の有無まで確認しましょう。
凹凸が深いものは汚れが溜まりやすくなるため、明るいカラーは特に避けたほうが良いです。
また凹凸系でもマーブル模様などランダムな濃淡が付いているクッションフロアは、汚れが目立ちにくくなります。
幅木や建具とカラーが合わなかった
便器やクッションフロアのカラーサンプルだけでカラーを選ぶと、トイレのドアや巾木とミスマッチで失敗するパターンも考えられます。
ドアや窓枠などを交換しない場合、テイストが合わないと意外と違和感を覚えやすいです。
リフォーム店のショールームなどを参考にして、いざリフォームが完成したらイメージと違うケースも多いです。
【対策】⇒現場を見ながらトータルコーディネートする
トイレリフォームでは床材だけでなく、室内目に入るすべてでトータルコーディネートしましょう。
暖色系・寒色系などカラー系統を揃えるだけでも、グッと魅力的なトイレ空間に仕上がります。
交換するモノ、そのまま使うモノを整理し、目に映る範囲の統一感を考えてみてください。
トイレ床の選択肢
クッションフロア
塩化ビニールでつくられるシート素材であるクッションフロアは、リーズナブルな価格でトイレ床に使われることが多い素材です。
防水性がありトイレ内ならつなぎ目なく貼れるため、安くても仕上がり面の問題はありません。
シンプルな単色から石材・木材・タイルなど柄モノのバリエーションも豊富で、デザイン性にも優れています。
クッションフロアは名前の通り柔らかくクッション性がある反面、耐久性はそこまで高くありません。
年数が経つと表面が劣化してきて、見た目や清掃性が悪くなることがあります。
タイル
一昔前までトイレ床のスタンダードだったタイルは、耐久性や防水性に優れる床材です。
色・サイズ・柄が豊富で、組み合わせ次第でオリジナリティの高いトイレデザインを作れるのもタイルのメリット。
タイルは摩耗や変色に強く、長年使い込んでも見た目が悪くなりにくい利点もあります。
材料費と施工費は高めですが、長くキレイな状態をキープできるのは大きな魅力と言えます。
ただし目地部分に汚れが溜まりやすいため、定期的なお掃除や塗直しなどのメンテナンスは必要です。
フローリング
廊下や居室と同じようなフローリング材をトイレ床に使用するケースもあります。
フローリングのナチュラルな質感はデザイン性が高く、落ち着くトイレ環境を作ってくれるのが魅力。
一般的なフローリングは尿はねなどで変色してしまうこともありますが、最近はアンモニア体制のある製品も登場しています。
トイレ用のフローリングは少し価格が高めですが、長く使うことを考えると優先して選んだ方が良いでしょう。
パネル
最近はクッションフロアより耐久性が高く、清掃性に優れる専用の床パネルも登場しています。
樹脂やホーローなど表面がツルツルのパネルは、水分が染みこまず汚れもサッとふき取れて清潔♪
光触媒などの技術を使い、アンモニア臭を抑える機能を持った床パネルなどもあります。
小さなお子さんが居て床が汚れやすい、お掃除の手間を抑えたい方などにおすすめのトイレ床材です。
トイレクッションフロアのDIYはアリ?
最近はインターネット通販やホームセンターで手軽に材料・道具が手に入るようになり、DIYにチャレンジする方も増えています。
結論からお伝えすると、次の項目に該当する方ならDIYはアリですが、それ以外の方はプロに依頼するのがおすすめです。
- ・普段からDIYが好きで作業を楽しめる
- ・短いスパンでトイレの床を模様替えしたい
- ・建て替えまでの短い期間のつなぎ
柔らかくカッターで簡単に加工できるクッションフロアですが、便器やトイレの周囲にピッタリ敷きこむのはコツが要ります。
すき間ができると見た目が悪くなるだけでなく、ホコリや汚れが蓄積する原因に。
また両面テープや糊づけによる接着も、まんべんなく施工できないとすぐに浮いてきてしまいます。
今のクッションフロアをきれいにはがすのもコツが要りますし、凸凹のままだと仕上がりも悪くなります。
トイレは毎日使う場所ですし、お客さんが使うことも多いですから見た目が悪いのは困りますよね。
もともとDIYが好きで作業を楽しみながら仕上がりも追及できる方ならおすすめですが、費用対効果を考えるならプロに任せるのが良いでしょう。
まとめ
毎日使うトイレの床材は、デザイン・清掃性などに影響する重要なポイント。
クッションフロアはもちろん、ほかの床材の可能性も踏まえてご家庭にピッタリなモノを選びましょう。
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