壁付けキッチンのリフォーム費用事例集|メリット・デメリットも解説
この記事ではキッチンリフォームを検討している方に向けて、壁付けキッチンのメリットとデメリット、後悔を防ぐコツについて詳しく解説します。
後半では実際のキッチンリフォーム事例の費用と期間も掲載していますので、ぜひ予算計画の参考にしてください。
Contents
壁付けキッチンのメリット
必要スペースが小さい
壁付けキッチンはほかのレイアウトより必要設置スペースが小さく、リビングダイニングを広く使えるのが大きなメリットです。
LDKの床面積に限りがある場合、対面より壁付けキッチンの方がスマートに納まるケースは多いです。
キッチンがおしゃれなアクセントになる
おしゃれなキッチンといえば対面レイアウトのイメージがありますが、実は壁付けキッチンの方が本体は目立ちやすいです。
最近はキッチンの扉カラーやデザインバリエーションが豊富なので、LDKのおしゃれなアクセントとしても活躍してくれます♪
収納をつくりやすい
壁の面積が広い壁付けキッチンは、サッと手が届く位置に収納をつくりやすいのも魅力的なポイントです。
昔の吊戸棚は手が届きにくかったですが、最近は便利な昇降機もあるので使い勝手が向上しています。
料理に集中しやすい
正面に壁があるため、余計なモノや人の動きが目に入らずお料理に集中できるのは壁付けキッチンの意外なメリット。
複数のお料理を同時進行するとき、繊細な下ごしらえや火入れが必要なときなど、目の前に集中できます。
ダイニングへの動線がスムーズ
壁付けキッチンはすぐ後ろにダイニングテーブルを置けるため、配膳や食器を下げるときの動線がスムーズなのもうれしいポイント。
対面レイアウトだとどうしても回りこむ動線になってしまいますが、壁付けなら振り返ってサッとテーブルに手が届きます。
複数人で料理できる
意外に感じるかもしれませんが、対面より壁付けキッチンの方が夫婦やお子さんなどみんなでお料理しやすいです。
対面キッチンは出入り口が一か所で通路幅も限定されるため、スムーズに複数人料理するにはかなり広いスペースが必要です。
壁付けキッチンはレイアウトによっては通路幅や動線の制限がないので、出入りやすれ違いでぶつかる心配がありません。
換気効率が良い
壁に沿って換気扇を設置できる壁付けキッチンは、オープンキッチンと比べて換気効率が良くニオイが広がりにくいのがメリット♪
アイランド・ペニンシュラなどのオープンキッチンは換気扇の前に壁が無いため、お料理中の煙やニオイがリビング側に広がりやすくなります。
壁付けキッチンは正面の壁に沿って煙が換気扇まで導かれるため、拡散を防ぎやすいのです。
壁付けキッチンのデメリット
リビングが見えない
正面が壁になるため、リビングのお子さんを見守ったり家族の顔を見て会話したりするのが難しいのは壁付けキッチンのデメリットです。
特によちよち歩きを始めるころのお子さんが居る場合、危険を察知しにくくなるので要注意。
お湯が沸くのを待つ間に、ちょっとリビングのテレビを眺めるといったことも難しいです。
家電やゴミ箱の配置が難しい
広いLDKの壁付けキッチンはカップボードやワゴンを置きにくく、家電・ゴミ箱などの配置が難しいこともデメリットと言えます。
対面キッチンは背面にカップボードを配置するのが定番ですが、壁付けキッチンだと遠くなってしまうケースが多いです。
電子レンジやゴミ箱の配置はお料理効率に影響しますので、LDKに圧迫感を与えず使いやすい配置を綿密に計画しましょう。
作業動線が長くなる
I型の壁付けキッチンはシンク・コンロ・冷蔵庫が一直線に並ぶため、「ワークトライアングル」と呼ばれる作業動線は長くなります。
対面キッチンだとサッと振り返って冷蔵庫や食器にアクセスできますが、壁付けキッチンだと数歩歩くタイムロスが生まれます。
特にワークスペースや収納力を重視して幅広のキッチンを選ぶと、作業動線も長くなるので注意しましょう。
壁付けキッチンでもI型レイアウトを選ぶとワークトライアングルを小さくできるので、配置を変えてみるのも一つの手です。
キッチンの生活感が見えやすい
シンクやコンロがリビングから丸見えになる壁付けキッチンは、生活感がオープンになりやすい点も注意が必要です。
シンクの食器やコンロの油汚れがお部屋全体の雰囲気に影響を及ぼすため、常に清潔な状態をキープしないといけません。
間食が多い赤ちゃんが居るご家庭だと、常にシンクを空っぽにしておくのは難しいケースも多いです。
お掃除しやすく汚れが目立ちにくいシンクやワークトップを選ぶなど、清潔感をキープする工夫が必要になるでしょう。
圧迫感が出やすい
壁付けキッチンは正面に壁が来るため、対面レイアウトより圧迫感が出やすいことも要注意ポイントです。
集中しやすい反面、圧迫感を覚えるとお料理が苦痛になってしまうことも考えられます。
背面で家族がくつろいでいる状況だと、孤独感につながるケースも。
正面に窓があるとかなり圧迫感が軽減できるので、キッチンレイアウトでは上手に活用してみましょう。出窓があると小物も置けて便利です。
壁付けキッチンリフォームの費用事例
事例①:LIXILシエラ 74万円
施工先 | 狭山市 |
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施工内容 | キッチン交換 |
工期 | 3日 |
費用目安 | 74万 |
使用製品 | LIXIL シエラ |
マンションの壁付けキッチン交換リフォーム事例です。工期は3日で、100万円以下のリーズナブルな価格でパネルまでリフレッシュ。
従来の扉キャビネットから引き出しキャビネットになり、収納力が大幅にアップしました。
段差のないビルトインコンロ方式になって、お掃除もラクちんです♪
事例②:タカラ エーデル 約125万円
施工先 | 入間市I様邸 |
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施工内容 | キッチン交換、キッチン床大工工事、クッションフロア、壁紙 |
工期 | 4日 |
費用目安 | 約125万円 |
使用製品 | タカラ エーデル Mタイプ |
キッチン交換に加えて、弱っていた床の補修や内装貼り替えも含めて4日で完成。
キズや汚れに強いホーロー扉キッチンは、お掃除しやすく長年清潔感をキープしてくれます。
ここではご紹介しきれないキッチン施工事例も掲載していますので、お時間のある時にこちらもどうぞ。
壁付けキッチンの後悔を防ぐポイント
子育てとの両立
リビングを見守りにくい壁付けキッチンは、子育てと家事の両立を考えるのが後悔を防ぐ大切なポイント。
歩き始めのお子さんはパパママの行動に興味があるので、ふらっとキッチンに近いてしまうことがあります。
動線が自由な壁付けキッチンは刃物や油跳ねなどの危険があるため、キッズスペースを別に設けて行動範囲を制限しましょう。
キッズスペースをお料理中も振り返って見やすい場所に配置すれば、お子さんも寂しくないし安全です。
また火のいたずらによる火事や火傷を防ぐため、直接炎が出ないIHクッキングヒーターを選ぶのもおすすめ。チャイルドロック機能の付いたキャビネットを選べば、うっかり刃物を手にするのも防げます。
生活感を上手に隠す
デメリットでお伝えしたように壁付けキッチンはリビングから丸見えになるので、生活感を隠して清潔に見せることも大切です。
生活感が見えやすい構成やレイアウトだと、お客さんが来る前に慌てて大掃除、後悔する原因になります。
しっかり収納量を確保して余計なモノが露出しないようにして、お掃除しやすい構成で清潔感をキープしましょう。
電子レンジやポット、ゴミ箱などの収納場所も事前にしっかり決めておき、露出しないようにするのが生活感を見せないコツです。
まとめ
最近は新築・リフォームともに対面キッチンの間取りが主流ですが、ライフスタイルによっては壁付けキッチンがマッチすることもあります。
壁付けキッチンのメリットとデメリットを正しく把握し、ご自宅の間取りやご希望にピッタリなレイアウトを選べるようにしましょう。
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