築年数が古い家でやるべきリフォームと費用|失敗例と対策も
最近はご自宅・中古住宅のリフォームを検討する方が増えていますが、築年数が古いと心配な方も多いと思います。
今回は築年数が古い家でやるべきリフォーム内容と費用事例、失敗例と対策などを詳しく解説します。
Contents
そもそも古い家はリフォームできるの?
築年数が経っている木造住宅は耐震性や老朽化などの心配があり、リフォームできるのか疑問に思っている方も多いでしょう。
結論からお伝えすると、築年数が古い家でもリフォームできないことはありません。木造住宅は基本的にリフォームの限界はなく、ツーバイフォーや鉄骨などの構造も手を付けられない心配はないです。
ただし耐震性の大幅な不足、雨漏れやシロアリ被害による大きなダメージなどがあると、リフォーム費用が高くなることはあります。
状況によっては建て替えの方が良いこともありますが、ほとんどの場合はリフォームでリーズナブルに暮らしやすく仕上げることが可能です。
築40~50年のお住まいもリフォームで生まれ変われますから、建て替えと同時に検討してみてください。
古い家でやるべきリフォームと費用
築年数の経った古い家を長持ちさせるため、優先的に行うべきリフォーム工事を紹介します。
水回り設備交換
築30年以上経っているお住まいの水回り設備は、リフォーム優先度の高い項目です。
水回りは年数が経つほど使い勝手が悪くなるだけでなく、水漏れリスクも高くなります。
まだ使えるとしても、なるべくまとめてリフォームを検討しましょう。
トイレ:20万円程度
施工先 | 三芳町 |
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施工内容 | トイレ交換、内装張替工事 |
工期 | 1日 |
費用目安 | 20万円程度 |
使用製品 | TOTO ピュアレストQR |
陶器製品のトイレは比較的長く使える設備ですが、新しいものに交換すると節水性や清掃性が大きく変わります。
リーズナブルな価格帯の物をチョイスすれば、便器・タンク・ウォシュレットと内装貼り替えを入れても20万円前後でリフォーム可能です。
洗面:30万円程度
施工先 | 入間市 |
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施工内容 | 洗面台交換 |
工期 | 10日 |
費用目安 | 30万円程度 |
使用製品 | TOTO Vシリーズ |
床下まで水漏れのあった洗面台を交換し、デザイン・清掃性の高い水回りに一新♪
洗面台は隠れ水漏れが発生しやすい場所なので、ニオイなどのサインがあったら点検するのがおすすめです。
キッチン:100万円以下
施工先 | 川越市 |
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施工内容 | キッチンリフォーム |
工期 | 2日 |
費用目安 | 100万円以下 |
使用製品 | LIXILのシエラS |
大規模なイメージのあるキッチンリフォームですが、最短なら2日間、費用も100万円以下に抑えることも難しくありません。
つなぎ目のないキッチンパネルや大容量の引き出しキャビネットなど、清掃性や使い勝手も大きく向上します。
浴室:80万円程度
施工先 | 青梅市 |
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施工内容 | 在来浴室からユニットバス |
工期 | 6日 |
費用目安 | 80万円程度 |
使用製品 | LIXILのアライズ |
古いタイルのお風呂をユニットバスに交換するリフォームですが、100万円以内に抑えることもできます。
ユニットバスはタイルの目地や入り口の段差がなくなり、快適性・安全性・清掃性が大幅にアップします。
外壁/屋根:約110万円
施工先 | 所沢市 Y様邸 |
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施工内容 | 外壁塗装、屋根塗装、室内床補強 |
工期 | 19日 |
費用目安 | 約110万円 |
使用製品 | 外壁セラミシリコンSR178、屋根ファインパーフェクトベスト、破風クリーンマイルドシリコン、軒天クリーンマイルドシリコン、雨樋クリーンマイルドシリコン |
建物を雨風から守るための外壁・屋根のメンテナンスも、住まいの寿命に関わり優先度の高い項目です。
特に築年数が経っていると見えない場所の雨漏れリスクが高まるので、しっかり点検してから契約をしましょう。
内装:30万円程度
施工先 | 入間市 |
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施工内容 | 和室から洋室に変換 |
工期 | 2日 |
費用目安 | 30万程度 |
和室をリフォームし、築年数を感じさせないフレッシュなお部屋に生まれ変わりました。
古い家のリフォームの失敗例と対策
断熱性が低く快適に暮せない
昭和~平成に建てられた古い家の中には、壁・天井裏の断熱性能が低い物件も少なくありません。
断熱性能を補強せず内外装だけリフォームしてしまうと、せっかくお金をかけたのに暑さ寒さで快適に暮せません。
今まで暮らしているご自宅だとそれほど気にならないかもしれませんが、断熱性能が低いと冬場のヒートショックなど健康面のリスクが高まります。
中古住宅を購入してリフォーム後暮らす場合、前の家と比較して暑さや寒さが気になり失敗に気づくケースも。
【対策】⇒住まい全体の断熱リフォームも検討
これから数十年暮らす前提で古い家をリフォームする場合、外気と接する部分全体の断熱リフォームを検討しましょう。
床・壁・天井をぐるりと断熱することで快適性が上がり、冷暖房効率が良くなって光熱費も抑えられます。
断熱リフォームは内装側・外装側などさまざまな方法があり、お住まいの状況や予算に合わせて選ぶことができます。
国や自治体が用意している断熱・省エネ系の補助金を活用すれば、出費を抑えて快適な住まいにすることも可能です。
断熱性能は目に見えないため後回しにしがちですが、大切な要素なので必ず確認・検討をしてください。
耐震性が低く再工事
昔の戸建て住宅は古い耐震基準で建てられていることがあり、水回りや内装だけ新しくすると耐震不足が原因で再工事になる可能性があります。
耐震性不足だからといってすぐに倒壊するわけではありませんが、地震大国である日本では無視できない要素です。
倒壊に至らなくても大型地震でヒビや傾きなどのダメージを負う可能性も高くなるため、長く暮らすなら耐震性は重要なポイントです。
【対策】⇒事前に耐震診断を行う
築年数が古い木造戸建て住宅のリフォームでは、事前に耐震診断を行うのがおすすめです。
特に1981年の建築基準法改正以前に建てられた家は、旧耐震基準の可能性が高いので診断する価値は大きいでしょう。
自治体によっては耐震診断の補助金を用意しているところもあるので、費用を抑えて自宅をチェックできる可能性も高いです。
追加工事で予算オーバー
築年数の古い家は正確な図面やメンテナンス履歴が分からないことも多く、解体してみて追加工事が発生することも少なくありません。
図面に無い位置に柱があったり、思ったより劣化が進んでいたり、着工後に発覚すると予算オーバーの原因になります。
最初の見積もりは安かったのに、完成してみたら追加工事で他社より高くなってしまうのはよくある失敗例です。
【対策】⇒現地調査のしっかりした会社を選ぶ
追加工事が発生する主な原因は、現地調査不足による見逃しです。豊富な工事実績とノウハウがある会社を選び、しっかり現地調査してもらうことでリスクを軽減することができます。
リフォームでは追加工事を100%防ぐのは難しいですが、しっかり調査すればある程度予測することができます。
経験のある担当者なら、「もし土台が腐っていたら〇万円くらいかかります」と事前に教えてくれることも多いです。
築年数が経っているお住まいのリフォームの際は、特にリフォーム会社の施工実績と担当者の知識・力量に注目して選んでみてください。
まとめ
築年数が経っている古い家でも、しっかりメンテナンスすれば快適に長く暮らすことができます。
注意すべきポイントもありますが、まずは信頼できる地元の施工店を見つけて、しっかり事前調査・見積もりを検討しましょう。
埼玉県入間市周辺のリフォーム工事なら、専門店のハウスリンクにご相談下さい。
水回りから外壁屋根塗装、増改築まで住まいのことならなんでもご相談いただけます。
累計3000件以上のリフォーム実績で培ったノウハウを活かし、お住まいに合わせた的確なリフォームプランをリーズナブルな価格でご提供いたします。
入間市藤沢のショールームには水回り設備の展示もございますので、ぜひお気軽にご活用ください。
現地調査からお見積もりは無料となっていますので、ちょっとした疑問や不安のご相談もお気軽にどうぞ。