失敗しない壁紙貼り替え費用の考え方|見積もりのチェック方法も
リフォームの中でもお手軽でイメージがガラッと変わる壁紙貼り替えですが、意外と費用相場は分かりにくく会社によって差額も大きいです。
また壁紙は設備交換とちがい水漏れなどの失敗はありませんが、安い業者だと仕上がりが悪く後悔するケースも・・・。
今回は壁紙貼り替えの費用とクオリティの考え方、また見積もりでチェックすべきポイントなどを解説します。
Contents
壁紙貼り替え費用が違うのはなぜ?
お部屋の壁紙を貼り替えるだけのシンプルなリフォームなのに、業者によって値段が違う理由は気になりますよね?
同じ壁紙貼り替えで費用のバラつきがあるのは、主に次の2つの理由があります。
理由①職人の経験と技術力
壁紙を貼り替える職人の経験年数や技術力は、そのまま費用の差に直結します。
2~3年目の新米職人と、10年以上のベテラン職人では、一日のお給料(日当)は当然違いますよね。
年数の長い人が必ず貼り替えも上手いとは限りませんが、やはり経験のある人の方が仕上がりはキレイな傾向があります。
理由②作業内容の違い
一口に壁紙貼り替えと言っても実際はたくさんの工程があり、含まれる作業内容やレベルは業者によってさまざまです。
- 養生
- 壁紙剥がし
- 釘頭打ち込み
- パテ・やすりがけ(凸凹を平らにならす作業)
- シーラー塗装(壁紙の浮きを抑える)
- カビ止め
- 壁紙貼り
- 清掃
一般的な壁紙貼り替えでは上記のような手順を踏みます。しかし一部の作業を省いたとしても、違反になるわけではありません。
例えば壁紙を剥がした後、石膏ボードやベニヤ下地から浮いている釘頭を「ポンチ」と呼ばれる工具で打ち込む作業があります。
釘の飛び出しは1ミリ以下の微妙な凹凸ですが、やらないと仕上がりに大きく影響するのです。
壁紙を剥がした後にパテとヤスリで平らにならす作業も、掛ける手間によって仕上がりが変わります。
少し難しい内容になってしまいましたが、ここでは壁紙貼り替えにたくさんの工程があり仕上がりに差が出るということを把握しておきましょう。
失敗しない壁紙費用の考え方
安さだけで選ばないこと
前述したように壁紙貼り替えには多くの工程があり、価格とクオリティは基本的に比例します。
価格だけ見て安い業者を選んでしまうと、クロス表面の凹凸や柄のつなぎ目が目立ち、後悔する可能性が高いです。いくら安くても、満足できる仕上がりにならなければ意味がありませんよね。
クロスの㎡単価が安いということは必ず何かしらの理由があります。職人さんの経験が浅かったり、他の業者より下地処理が少なかったり、基本的に仕上がりに影響が出ます。
もちろん企業努力により価格を下げている場合もありますが、安さだけではなく作業内容とクオリティのバランスにも注目してください。
一部屋単位で考える
壁紙貼り替えは工事範囲を自由に決めることができますが、基本的には1部屋単位で考えましょう。
例えば壁一面だけ貼り替えると、新しい部分と古い部分の差が目立って「やっぱり全面やれば良かった・・・」と後悔することが多いです。
また面積が少ないと㎡単価ではなく、割り増し料金が発生するのでコスト面でも不利になります。
基本的には一部屋、もしくは同時に目に入る部分を一度に貼り替えるようにしましょう。
壁紙以外の場所も検討する
壁紙が新しくなると、隣接するほかの設備・建材の汚れや古さが目立つこともあるので要注意。
- コンセント・スイッチプレート
- 給湯器のリモコン
- インターホンの子機
- 窓枠
- フローリング
- エアコン
- 照明器具
上記のように、壁・天井に付いている設備、窓枠やフローリングのように隣接する建材は、壁紙が新しくなると古さが目立ちます。
特にコンセント・スイッチのプレートは、目に付きやすい高さにある事も多いのでなるべく一緒に交換しましょう。リモコンや照明器具などの設備も、耐用年数ぐらい使っているなら一緒に交換を検討してみるのがおすすめです。
フローリングや窓枠などの建材も、新築時からそのままなら貼り替えや塗装でリフレッシュしてみましょう。
壁紙見積もりのチェック方法
実際に壁紙貼り替えの見積もりが出てきたとき、チェックすべきポイントを解説します。
相見積もりで2社以上比較する場合は特に要チェックしてみてください。
貼り替えの面積
壁紙貼り替えの見積もりを出してもらったら、まず面積の数字をチェックしましょう。
面積の計算方法はリフォーム店によって微妙に違うことがあり、窓やドアなどの開口部、壁紙ロス分の差が出ることがあります。
実際の平米数(㎡)と壁紙ロールの長さ(m)で表記が異なることもあるので、どちらなのかも確認しましょう。
壁紙のグレードと単価
見積もりで計算されている壁紙のグレードも要チェックポイントです。
壁紙は一般グレードと、防汚・防カビ・防キズなどの機能を追加した上級グレードに分かれていることが多いです。
2社で値段が違うと思ったら別のグレードだったということも考えられます。
できれば壁紙のサンプルを見せてもらいながら、見積もりに含まれるメーカーやグレードをチェックしてみて下さい。
下地処理の有無
壁紙を剥がして貼る間の下地処理方法も、見積もりの要チェックポイントです。
例えば古い石膏ボードやベニヤは、クロスを貼る糊の水分で膨らんでしまうことがあります。
古い下地自体を貼り替えるのか、下地処理だけで壁紙を貼るのか、工事方法で見積もり価格は大きく変わります。
ただ面積と費用だけをみるのではなく、どんな下地処理・工程が含まれているのか比較検討してみてください。
壁紙貼り替えを安くするコツ
まとめて頼む
壁紙貼り替えは面積が多くなるほど単価を下げやすいので、一度になるべくまとめて頼むのが安くするコツ。
一部屋ずつ毎年貼り替えるより、家の中をまとめたほうが作業効率は良くなるためです。
同じ貼り替え時期のお部屋が複数あるときは、いったんまとめて見積もりしてもらって判断してみましょう。
シンプルで安い壁紙を選ぶ
柄物の壁紙は模様を合わせるためにロスがたくさん出るため、シンプルな壁紙を選んだ方が安くなることが多いです。
基本グレードのシンプルな壁紙でも、上手に選べばおしゃれに仕上げるのは難しくありません。
コストパフォーマンスの良い壁紙を選んでみてください。
荷物は片づけておく
壁紙貼り替えするお部屋の荷物は、当日までに片づけて空の状態にしておくのも安くしてもらうコツの一つ。
大きな荷物は移動費用が掛かることもありますし、見積もり加算しない業者でも実際の手間はかかっています。
荷物が無いとすぐに作業を始められますので、その分割引をしてもらいやすくなります。
工事日程を任せる
急ぎの理由が無ければ、貼り替えの日程をある程度リフォーム店に任せて少し安くしてもらうのもおすすめの方法です。
期日や曜日を指定せず職人さんの都合が良いときに工事してもらえば、スケジュールを組みやすくなるので安くしてもらえることが多いです。
壁紙貼り替えのDIYは可能?
最近はホームセンターで材料・道具が簡単に入手できるため、壁紙を自分で貼り替えるDIYに挑戦する方も増えています。
壁紙は水回りやフローリングと比べると挑戦しやすく、失敗時の被害も少ないので挑戦しやすいと言えるでしょう。
ただしプロレベルに仕上げるのはかなり難しく、時間もかかるので、目立つ場所はリフォーム店に任せるのがおすすめです。
例えば下地処理では1ミリ以下の微妙な段差をチェックし、パテを削って平らに慣らしていきます。下地に少しでも凹凸があると表面に出てしまうため、職人技が求められるのです。
他にも道具の購入や準備、作業の下調べなどたくさんのハードルがあるため、かかる時間と手間を考えると価格的なメリットもそれほどありません。
作業自体に興味があり挑戦してみるのはアリですが、安く済ませるのなら前述したコツを実践してプロに依頼してみてください。
また実際にDIYする場合は、寝室や物置など目立たない部屋で練習してみるのがおすすめです。玄関やリビングなど目に付く部屋は、腕に自信がついてから挑戦しましょう。
まとめ
壁紙貼り替えは手軽でシンプルなリフォームに見えますが、実は奥が深いのでしっかり検討してください。
費用はもちろん、作業の中身やクオリティもチェックし、コストパフォーマンスの良いリフォーム店を選びましょう。
入間市周辺の壁紙貼り替えは、リフォーム専門店のハウスリンクにご相談ください。
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