リフォームで起こり得るトラブルの事例6選|トラブルを回避する方法も解説
リフォームは建物の状況に合わせて工事をしていくため、認識の違いなどからトラブルが発生しやすいです。
また、リフォーム後に住み始めてから不具合や身体の不調を感じることも。
どのような内容でリフォームのトラブルにつながることが多いのでしょうか。
今回は、トラブルの実態や起こり得る事例、対策などを紹介します。
コラムのポイント
・リフォームのトラブルに関する相談内容は多岐に渡り、年々増加傾向にあります。
・事例や対策を知り、自宅のリフォームでは同じトラブルが起こらないように注意しましょう。
Contents
- リフォームのトラブルに関する相談件数は上昇傾向
- 相談の多い不具合の内容は?
- 相談の多いリフォーム箇所は?
- リフォームで起こり得るトラブルの事例6選と対策
- 事例① 打合せと工事内容や金額が違った
- 事例② 予定通りに作業が始まらない・終わらない
- 事例③ 金額の説明もなく追加工事が行われていた
- 事例④ キャンセルしたのに前金が戻らない
- 事例⑤ リフォーム後に不具合が出てきたのに対応してくれない
- 事例⑥ リフォーム後の家に住んでいたら体調不良になった
- リフォームのトラブルを事前に回避するためにできること
- 打合せの内容は書面に残す
- 見積書や契約書の内容をしっかり確認する
- スケジュールが記載された工程表をもらう
- 工事前の家の写真を撮っておく
- 1番の対策は信頼できるリフォーム会社に依頼すること
- まとめ
リフォームのトラブルに関する相談件数は上昇傾向
リフォームのトラブルに関する相談は、毎年多く寄せられていることをご存知でしょうか。
公益財団法人「住宅リフォーム・紛争処理支援センター」では、2021年度に7,478件もの相談がありました。
参考データ:統計・資料等(住宅相談統計年報2022)|(公財) 住宅リフォーム・紛争処理支援センター
相談件数は年々上昇傾向にあることがわかります。
多くの方が、リフォーム時のトラブルや不具合に悩んでいます。
相談の多い不具合の内容は?
では、住宅リフォーム・紛争処理支援センターに寄せられた相談の中で、最も多い不具合の内容を確認してみましょう。
参考データ:統計・資料等(住宅相談統計年報2022)|(公財) 住宅リフォーム・紛争処理支援センター
最も多いのが「雨漏り」で、リフォーム後に屋根・外壁・バルコニー・庇などに不具合が生じているという内容でした。
次いで多い内容が「はがれ」です。雨漏りと同様に、外壁・屋根をリフォームした方からの相談が多いです。
相談の多いリフォーム箇所は?
続いて、住宅リフォーム・紛争処理支援センターへ寄せられた相談の中で多かった、リフォーム箇所を確認してみましょう。
参考データ:統計・資料等(住宅相談統計年報2022)|(公財) 住宅リフォーム・紛争処理支援センター
「外壁」と「屋根(屋根裏を含む)」で約半数を占める結果となりました。
先ほど紹介したような、雨漏りやはがれなどが相談内容として挙げられます。
3番目に多い箇所が「床で」、汚れ・変形・キズなどの相談内容が多いです。
リフォームで起こり得るトラブルの事例6選と対策
リフォームで起こり得るトラブルの事例と解決策を紹介します。
事例① 打合せと工事内容や金額が違った
よくあるトラブルが、打合せと実際に行われた工事内容が違うという事例です。
色の違いや異なる機能の設備が付けられていたなど、内容はさまざまです。
また、打合せ時に渡された見積書と実際に請求された金額が異なったというトラブルもあります。
予算を大きく超えた金額を請求されると困ってしまいますよね。
【対策】
工事内容や金額のトラブルを無くすためには、綿密な打合せを行うことが大切です。
仕様を決めるときは、品番まで細かく確認して控えを貰うことをおすすめします。
また、見積もりをもらった段階で不確定な要素があると、工事後に金額が変わりやすいです。
キッチン下の床を剥がしてみたら傷んでいて、下地工事が必要になったなどというケースです。
打合せ時に費用が上がる可能性があるかどうかを確認し、おおよその金額を理解しておくようにしましょう。
事例② 予定通りに作業が始まらない・終わらない
工事の開始日になっても職人さんが現場に来ないというトラブルです。
急いで荷物を片付けたのに、リフォームが始まらないと拍子抜けしてしまいますよね。
また、リフォーム日に合わせて仕事の休みを取ったのに、急遽別日に変更になったら困ってしまいます。
リフォームのために仮住まいへ引っ越した場合は、予定通りに工事が終わらないと余計な家賃を支払わなければなりません。
【対策】
打合せ時に細かなスケジュールを確認しておきましょう。
また、工事が近くなってもリフォーム会社から確認の連絡がない場合も、こちらから担当者へ連絡を入れておくことをおすすめします。
期間が長いリフォームの場合は、予定通りに工事が進んでいるのか途中で確認しておくと安心です。
事例③ 金額の説明もなく追加工事が行われていた
リフォームは住まいの状況によって、工事が始まってから追加の作業が必要になるケースも少なくありません。
工事内容や追加の金額が説明されていればトラブルになりませんよね。
しかし、中には何の説明もなく追加工事を行ってしまう悪質なリフォーム業者もいるため注意が必要です。
【対策】
こちらの事例は、事前の対策が非常に難しいです。
頻繁に現場を見ていたとしても、追加で工事をしていることに気付けないケースがほとんどでしょう。
もし、想定外に追加費用を請求されたら、まずはリフォーム会社に話をしてください。
リフォーム会社に非があるなら、何らかの対処をしてくれるはずです。
契約書の内容を確認し、追加工事について記載事項がないか確認することもおすすめします。
当事者同士の話し合いで解決しない場合は、リフォームのトラブルに関する相談機関を頼ることも検討しましょう。
事例④ キャンセルしたのに前金が戻らない
工事前にリフォーム会社側に何らかの過失があり、工事がキャンセルになる場合もまれにあります。
このときに起こり得るトラブルが、事前に支払った前金が戻らないという事例です。
工事が始まっている場合は実際にかかった費用を徴収されるケースがありますが、前払いした費用全額が戻らないことは考えにくいです。
【対策】
一般的にリフォーム工事が完了する前に、お金を全額支払うケースはありません。
そのため、工事前に全額前払いをお願いしてくるリフォーム会社との取引はやめたほうが良いでしょう。
前金が戻らなくてリフォーム会社とも連絡が取れない場合は、リフォームのトラブルに関する相談機関を頼ってくださいね。
事例⑤ リフォーム後に不具合が出てきたのに対応してくれない
リフォーム完了後に、建物の不具合が出ることも。
工事後に天井から雨漏りしたり、床が変形していたりしたら困ってしまいますよね。
ほとんどの場合は、施工したリフォーム会社が何らかの対処をしてくれます。
しかし、悪質なリフォーム会社て、何度連絡しても対応してくれないという事例もあります。
【対策】
まずは、契約書や保証書などを見返し、保証内容や期間を再度確認してください。
保証に該当する不具合だった場合は、リフォーム会社に対応する責任があります。
連絡がつながらない、何度言っても修繕に来てくれない場合は、相談機関や弁護士へ話をして解決策を見つけましょう。
事例⑥ リフォーム後の家に住んでいたら体調不良になった
リフォーム後に家に戻って何日か生活したら、体調不良になったという事例もあります。
具体的には、次のような体調不良です。
- 目がチカチカする
- 頭やのどが痛くなる
- めまいや吐き気がする
- 湿疹ができる
原因は、建築材料に含まれる化学物質が原因となった「シックハウス症候群」が考えられます。
リフォームの際にホルムアルデヒドなどの化学物質が発揮される材料を使うと、人によっては身体に変化が出ることがあるのです。
【対策】
リフォーム後は十分な換気を行い、日射によって室内を乾燥・殺菌させましょう。
これだけで体調不良が改善されることがあります。
症状がひどい場合は各自治体の保健所へ相談し、医療機関を受診してくださいね。
また、工事中も換気や通風を積極的に行ってもらうようにお願いしてください。
事前にアレルギーなどが分かっている場合は打合せ時に伝え、自然素材をなるべく多く使ってもらってリフォームすることも可能です。
ただし、自然素材のリフォームができる会社は限られるため、会社選びを慎重に行いましょう。
リフォームのトラブルを事前に回避するためにできること
リフォームのトラブルは起こらないことが1番良いですよね。
トラブルを事前に回避するためにできることを紹介します。
打合せの内容は書面に残す
トラブルで多いのが「言った・言わない」という問題です。
双方の意見が食い違ったときに、お互いの記憶だけを元に話し合いをしても解決しないケースが多いです。
打合せの内容は書面に残しておくことで、トラブルに時に見返すことができますし、証拠にもなります。
自分の身を守るために、日付と内容を記載してしておきましょう。
見積書や契約書の内容をしっかり確認する
見積書や契約書は細かいため、すべての項目をチェックするという方は少ないかもしれません。
しかし、よく見ると不明瞭な金額があったり、こちらが不利になるような契約内容が書いてあることも。
多少面倒くさいと思っても内容は必ず確認し、不明点は担当者に聞いておいてくださいね。
スケジュールが記載された工程表をもらう
仮住まいに引越して長期のリフォームを行う場合は、スケジュールを理解しておくことも大切です。
おおよそのスケジュールが記載された工程表を貰っておき、開始日と完了日を理解しておきましょう。
また、工事中に担当者から進捗の連絡がない場合は、予定通りに工事が完了するのかの確認をすることをおすすめします。
工事前の家の写真を撮っておく
工事前の家の写真を撮っておくことも対策として効果的です。
また、工事中や工事完了後の写真も撮ってもらうように、リフォーム会社にお願いしてください。
床下や壁内のリフォームなどは、工事後に見えなくなってしまいますからね。
写真があれば、不具合があったときに工事中の段階を見返すこともできますし、どの段階で不具合が起きたか予測することも可能です。
1番の対策は信頼できるリフォーム会社に依頼すること
トラブルを防ぐための1番の対策は、信頼できるリフォーム会社に依頼をすることです。
リフォームをお願いするなら次のような会社をおすすめします。
- 打合せを綿密に行ってくれる
- 金額やスケジュールを明確に提示してくれる
- 連絡がマメで対応が早い
- 多くのリフォーム実績がある
- お客様の要望に寄り添った提案をしてくれる
担当者の対応や姿勢を見て、安心して任せられる会社を選んでくださいね。
さまざまなリフォーム会社を比較しても良いでしょう。
まとめ
リフォームは毎年さまざまなトラブルが起き、多くの相談が寄せられています。
高いお金を支払ってリフォームしたのに、トラブルや不具合が起きては残念でなりませんよね。
信頼できるリフォーム会社を選び、問題なく工事が進むように対策を行うことが大切です。
今回紹介した事例や対策を参考にしながら、大満足なリフォームを行いましょう。
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