自宅のトイレをバリアフリー化しよう|リフォームのポイント・費用相場・申請できる補助金も解説

トイレ バリアフリー

ご高齢の方、お身体の不自由な方が安全にトイレを使用するには、バリアフリーリフォームが欠かせません。

しかし、「具体的にどのような工事が必要なのか」、「費用はいくらかかるのか」と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、埼玉県のリフォーム専門店「ハウスリンク」が、自宅のトイレをバリアフリー化する方法や、リフォームする際のポイント、費用相場を紹介します。

リフォーム時に申請できる補助金も紹介するので、ぜひ参考になさってください。


ラムのポイント

  • トイレのバリアフリーリフォームでは、手すりの設置や段差解消、すべりにくい床材への変更などを行います。
  • トイレのバリアフリーリフォームを行う際は、介護を受ける人の身体状況に寄り添い、トイレまでの通路もバリアフリー化することをおすすめします。
  • 施工実績の豊富なリフォーム会社に相談し、誰もが快適に過ごせるトイレとしましょう。

 

トイレのバリアフリーリフォームで行う工事

バリアフリーリフォーム トイレ

トイレのバリアフリーリフォームで行う主な工事は、次の8つです。

  • 手すり設置
  • 段差解消
  • すべりにくい床材への変更
  • 扉の引き戸化
  • スペース拡張・レイアウト最適化
  • 手洗い器の新設・移設
  • トイレリフト設置
  • 断熱・温度差対策

手すり設置

トイレでの立ち座りや姿勢の保持をサポートするために、手すりを設置しましょう。

出入り口付近や便器脇に手すりを設置することで、一連の動作をスムーズに行いやすくなります。

取り付ける際には、壁下地の補強も含めて行うことによって、より安全性を高められます。

段差解消

トイレの出入り口に段差がある場合、敷居の撤去や床のかさ上げ、スロープの設置などでバリアフリー化し、つまずきや転倒のリスクを抑えます。

車いすや歩行補助具による通行も想定される場合、勾配と有効幅も考慮した設計が欠かせません

すべりにくい床材への変更

トイレ内で足を滑らせ転倒するリスクを抑えるために、すべりにくい素材の床材に変更します。

万が一転倒してしまった際にも衝撃を緩和できるように、クッション性も兼ね備えた床材がおすすめです。

扉の引き戸化

トイレの出入り口が開き戸の場合、身体の不自由な方や、車椅子で移動される方にとって動作の負担となります。

引き戸、あるいは折れ戸にすることによって、身体や車椅子に干渉しないドアに変えましょう。

もしも出入り口が狭い場合、開口部分の拡張もあわせて実施することで、スムーズな出入りを叶えます。

スペース拡張・レイアウト最適化

車椅子による移動や、介助者とともに動くことを想定し、トイレの広さを拡張したり、レイアウトを最適化する必要があります。

実際の動きをシミュレーションし、無理なく動作できる空間にリフォームしましょう。

手洗い器の新設・移設

手すり付近に手洗い場を設置し、できる限り立ち座りの動作に影響が出ないように配慮しましょう。

車椅子による移動も想定する場合は、少し低めの位置に手洗い器を設けることで無理なく使用できます。

トイレリフト設置

便器への着席や立ち上がりをよりスムーズに行うために、便座が自動で昇降するトイレリフトを設置するのも一つの手段です。

介助者への負担をなるべく抑えたい場合や、転倒リスクを軽減するために役立ちます。

断熱・温度差対策

動作をスムーズにするリフォームに加え、ヒートショック予防のために断熱改修を行うケースもあります。

トイレと他の空間の温度差をできる限り減らすことで、急な温度変化による心筋梗塞や脳卒中のリスクを抑えましょう。

 

こちらの記事では、一軒家のバリアフリーリフォームについて解説しています。

▷関連コラム:一軒家のバリアフリーリフォーム|工事内容と費用相場、補助金について解説

 

トイレをバリアフリーリフォームする際のポイント

トイレ バリアフリー リフォーム

トイレをバリアフリー化する場合、次にあげる4つのポイントを押さえておきましょう。

  • 将来の必要性まで考慮してリフォームする
  • 介護を受ける人の身体状況に寄り添う
  • トイレまでの通路もバリアフリー化する
  • 重要度の高い項目から優先し予算を配分する

将来の必要性まで考慮してリフォームする

トイレのバリアフリーリフォームでは、将来的な身体状況や、介護の必要性まで想定して設計しましょう。

加齢や病気による身体的な変化に対応できるように、介助者や車椅子も通りやすいスペースを確保しておくと安心です。

介護を受ける人の身体状況に寄り添う

バリアフリーリフォームで重要なのは、介護が必要な方に合った環境とすることです。

手すりを設置する場合も、身体状況に合った高さと位置に施工することで、スムーズな動作を実現できます。

視覚の弱さまで考慮し、色のコントラストや照明の明るさまでこだわるのもポイントです。

トイレまでの通路もバリアフリー化する

トイレのバリアフリー化を進めたい場合、周辺のスペースも改修することで、トイレまでの移動もスムーズにしましょう。

トイレの周辺で手すりの設置、すべりにくい床材への変更、段差解消などのリフォームを実施することによって、生活動線の安全性が大きく高まります。

重要度の高い項目から優先し予算を配分する

「トイレをバリアフリー化したいものの予算が限られる」とお悩みの場合、安全性を第一に考慮して、重要度の高い工事から行いましょう。

例えば、手すりの設置や段差の解消などは、安全性を高めるために必要な改修のため、優先的に行うことをおすすめします。

利便性を上げる工事に関しては、安全性を高める工事に続いて実施することによって、予算オーバーを防止します。

トイレのバリアフリーリフォームにかかる費用相場

トイレ バリアフリー リフォーム

トイレのバリアフリーリフォームを行う場合、気になるのが費用面です。

各施工箇所別に大まかな費用相場をまとめると、次の通りとなります。

施工箇所 費用相場
トイレスペースの拡張 15〜40万円
ドアの引き戸への変更 10〜20万円
トイレリフトの取り付け 20~25万円
手すりの設置 2〜10万円
段差の解消 1〜10万円
床材の変更 2~10万円
手洗い器の新設 10〜30万円

現在のトイレの状況や、設置する手すりの長さ、手洗い器の種類などによって大きく費用は異なりますが、トイレスペースの拡張を伴うリフォームの場合、数十万円以上の予算は確保しておきましょう。

スペースの拡張・リフトの設置・段差の解消・手洗い器の新設などをまとめて行うとなると、総額が100万円以上かかることもめずらしくありません。

また、バリアフリー化にあわせてトイレ交換も行うとなると、さらに10〜30万円ほどかかります。

トイレのバリアフリーリフォームで申請できる補助金

トイレ バリアフリー リフォーム

トイレのバリアフリーリフォームを実施する場合、補助金を申請できる可能性があります。

2025年10月現在で申請可能な補助金は次の3つです。

補助金制度名 申請期限 補助金額
子育てグリーン住宅支援事業 予算上限に達し次第終了(最長で2025年12月31日) 40〜60万円/戸
長期優良住宅化リフォーム推進事業 12月22日まで 80〜210万円/戸
介護保険による補助金事業 随時受付 上限18万円

子育てグリーン住宅支援事業

「子育てグリーン住宅支援事業」は、ZEH水準住宅やGX志向型住宅の取得、住宅の省エネリフォームなどを行う際に申請できる補助金制度です。

リフォームで申請する場合、Sタイプ・Aタイプから選択でき、最大60万円/戸が補助されます。

メニュー 改修内容 対象者 補助金額/戸
Sタイプ 必須工事全3種類を実施 すべての世帯 最大60万円
Aタイプ 必須工事3種類のうち2種類を実施 最大40万円

 トイレのバリアフリーリフォームも対象となりますが、以下の必須工事から2つ以上を実施しなければ対象とならないため注意しましょう。

必須工事

(このうち2つ以上の実施が必須)

・開口部の断熱リフォーム

・外壁や屋根、天井、床の断熱リフォーム

・エコ住宅設備の設置

必須工事を2つ以上実施すると対象となる任意工事 ・子育て対応リフォーム

・防災性向上リフォーム

・バリアフリー化リフォーム

・空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置

・リフォーム瑕疵保険等への加入

 <参照>対象要件の詳細【リフォーム】|子育てグリーン住宅支援事業【公式】  

長期優良住宅化リフォーム推進事業

「長期優良住宅化リフォーム推進事業」は、リフォームを通じて住宅の性能を向上させる際、改修費用の一部を補助する制度です。

対象工事や補助額などは次の通りに設定されています。

対象工事 ・住宅の性能向上工事

・三世代同居対応改修工事

・子育て世帯向け改修工事

・防災性、レジリエンス性の向上改修工事

補助上限 ・評価基準型:80万円

・認定長期優良住宅型:160万円

どちらも50万円が加算される場合あり(※)

補助額 対象工事費の1/3以内

※三世代同居対応改修工事を実施する場合・若者/子育て世帯が改修工事を実施する場合/既存住宅を購入し改修工事を実施する場合は50万円加算

トイレのバリアフリーリフォームも対象となりますが、住宅性能についての評価基準を満たした住宅でなければ補助を受けられません。

そのため、トイレだけでなく家全体の性能向上リフォームが必要となる点に注意しましょう。

<参照>長期優良住宅化リフォーム推進事業

介護保険による補助金事業

介護保険による補助金事業は、介護保険に加入しているご高齢の方、体の不自由な方にとっての暮らしやすさを改善するためにバリアフリーリフォームを実施する際、その費用の一部が補助される制度です。

補助額は、工事内容に問わず最大で18万円(支給限度基準額20万円の9割)とされています。

工事内容の例 補助額
手すりの取り付け 18万円(支給限度基準額20万円の9割)
段差の解消
滑りの防止
引き戸等への扉の交換

申請するには、リフォームする家に住んでいる人が要支援・要介護の認定を受けている必要があるため注意しましょう。

<参照>介護保険における住宅改修

トイレのバリアフリーリフォームの施工事例

トイレ リフォーム バリアフリー

ここからは、実際にハウスリンクが手がけたトイレのバリアフリーリフォームの事例を紹介します。

トイレのバリアフリーリフォームの施工事例①

Before

 

After -施工後-

 

古くなっていたトイレの内装をリフォームし、TOTOのピュアレストQRに交換した事例です。

便器脇には手すりも設置することで、立ち座りの動作をスムーズに行えます。

施工先 入間市
施工内容 トイレリフォーム
工期 1日
費用目安 34万円程度
使用製品 ピュアレストQR

施工事例の詳細はこちらからご覧ください。

<施工事例:埼玉県入間市トイレリフォーム|ピュアレストQR工事費込価格紹介>

トイレのバリアフリーリフォームの施工事例②

Before

 

After -施工後-

 

古いトイレからLIXILのアラウーノに交換し、手洗い器のコフレル スリムも設置した事例です。

手洗い器は動作負担の少ない位置に設置し、L字型の手すりも取り付けることで、より安全性を高めています。

施工先 狭山市
施工内容 トイレ交換、内装工事
工期 4日
費用目安 45万円程度
使用製品 アラウーノ コレフルスリム

施工事例の詳細はこちらからご覧ください。

<施工事例:埼玉県入間市トイレリフォーム|ピュアレストQR工事費込価格紹介>

 

トイレリフォームの事例をお探しの方は、こちらからもご覧いただけます。

ハウスリンクの施工実績

▶ハウスリンクのトイレリフォーム事例はこちらから

 

まとめ

トイレ バリアフリー リフォーム

手すりの設置やすべりにくい床材への変更、スペースの拡張などのバリアフリーリフォームを行うことによって、ご高齢の方、身体の不自由な方も安全にトイレを利用できます。

リフォーム費用がご不安な場合は、補助金制度も柔軟に活用することで、負担を軽減することも可能です。

「トイレをバリアフリー化したい」とお困りの際には、施工実績の豊富なリフォーム会社に相談し、誰もが快適に過ごせるトイレを実現しましょう。

埼玉県入間市・所沢市・狭山市・川越市のトイレリフォームはハウスリンク

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