安いリフォーム会社の上手な選び方|安く仕上げるコツも
最近はインターネットで手軽に検索できることから、安いリフォーム会社を探せるようになってきました。
しかしリフォーム価格が安いのには理由があり、上手に会社を選ばないと失敗や後悔につながることも。
今回はリフォーム価格に差がある根本的な原因を解説し、失敗しないための安いリフォーム会社選びも説明します。
リフォームの品質を落とさず安く仕上げるコツも紹介しますので、ぜひご自宅の見積もり・工事に活かしてください。
Contents
リフォームの価格差があるのはどうして?
まずは同じリフォームでも会社によって価格差があることについて、根本的な原因を知っておきましょう。
商品や材料のグレード
リフォーム価格差の原因としては、選ぶ設備商品や建材のグレードによるところが大きいです。
キッチンを例に挙げると、同じサイズでも100万円以下から300万円以上するものまで価格帯は幅広いです。
相見積もりで価格だけを見て安い会社を選んだら、実は下位グレードの商品だった・・・、というのはよくある失敗例。
複数のリフォーム会社を見比べるときは、設備や建材のグレードを揃えるのが基本です。
職人の手間賃
実際に現場で作業する職人の手間賃も、見積もり価格の差として表れる部分です。
同じ職人でも、駆け出しで日当1万円前後の方と、ベテランで数万円の方が存在します。
今はインターネット全盛の時代なので、安く工事してくれる職人を探して価格を下げるのは難しくありません。
しかし施工品質の低下は水漏れや不具合などのトラブルリスクを高めますので、職人の質はこだわりたいところです。
中間マージンの有無
リフォームを含む建築業界が「下請け構造」なのは有名な話ですが、会社が多く挟まるほど中間マージンが膨らんでいきます。
子請け、孫請けと発注が複雑化するほど余計な中間マージンが増え、価格が高くなってしまうのです。
ビルなどの大規模建築では仕方ない部分もありますが、一般住宅のリフォーム工事は自社施工体制で中間マージンが無い会社が望ましいです。
仕入れ価格と施工の効率
リフォーム店の施工実績によって、商品の仕入れ価格や施工効率に差があるのも価格に反映するポイント。
例えば一年間にたくさんトイレの工事をしているリフォーム店は、メーカーや問屋に仕入れ価格を交渉して価格を下げることができます。
ノウハウが蓄積して作業を効率化できれば、品質を下げずに工賃も安く抑えることが可能です。
安いリフォーム会社の上手な選び方
ただ安いだけでなく、高品質な工事とリーズナブルな価格のバランスが取れた会社選びのコツをご紹介します。
近くのリフォーム会社を探す
ご自宅からなるべく近くのリフォーム会社を探すのは、安くて高品質な工事を行うための基本です。
近くのリフォーム会社なら営業マンや職人の移動時間やガソリン代を抑えられるので、ムダな経費を削減して安くできます。
打ち合わせのしやすさ、後のメンテナンススピードなどを考えても、近くのリフォーム会社を選ぶメリットは大きいです。
ご自宅の立地にもよりますが、目安としては車で1時間以内の範囲で探すのがおすすめです。
実績は多い方が良い
前述したように、実績が多いリフォーム会社は仕入れ価格・施工効率面で有利になります。
水回り・外壁・内装など検討するリフォームの種類に合わせて、なるべく実績が多い会社を選びましょう。
ホームページに掲載している施工事例だけでなく、年間何件くらいの実績があるのか問い合わせてみるのもおすすめです。
実績が多い会社は施工品質も期待できるので、特に重点的にチェックしてみてください。
責任施工の会社を選ぼう
ムダな中間マージンを省いてコストパフォーマンスの良いリフォームをするため、自社責任施工の会社を選ぶのも大切なポイントです。
自社責任施工とは契約したリフォーム店が司令塔となって、直接職人を手配する体制のことです。
逆に窓口のリフォーム店が契約だけ取って下請けに「丸投げ」する体制だと、一社ぶん余計な中間マージンが発生してしまいます。
見積もりの際は価格だけをみるのではなく、どのように職人を手配するのかまで質問してみると良いかもしれません。
保証体制もチェック
見積もり金額がいくら安くても、不具合が発生して保証をしてもらえなかったら結果的に高くついてしまいます。
トイレやウォシュレットといった製品はメーカー保証がありますが、工事の保証範囲やアフターフォロー体制についてもチェックしておきましょう。
製品の初期不良があったとき、工事の水漏れがあったときなど、どこに問い合わせて誰が対応してくれるのか確認するのは大切なことです。
担当者の経験値も重要
安くて良いリフォーム工事をするためには、経験豊富で適切なアドバイスができる担当者と見つけることも大切です。
設備商品や工事の知識が豊富なプランナーは、お客様にとって使いやすくリーズナブルなリフォーム内容を提案できます。
逆に経験が不足しているプランナーだと、ただ安さだけを重視して使いにくいプランになってしまうかもしれません。
現場調査や見積もりの段階でいろいろな質問をしてみて、親身に適切な回答・アドバイスをしてくれる担当者かどうかチェックしてください。
リフォームを安く仕上げるコツ
最後に、工事品質を落とさずリフォーム価格を抑えるコツも覚えておきましょう。
水回りはなるべくまとめる
新築してから初めてのリフォームの場合、トイレ・洗面・ユニットバス・キッチンの水回り工事はなるべくまとめるのがおトクです。
トータルの見積もり金額は増えますが、一か所ずつ工事するより単価を安くできるので結果的に安くなります。
水回り設備は基本的に20~30年前後が交換時期なので、新築時から使っているなら損にはなりません。
予算や工期の関係で全部いっぺんにリフォームするのが難しい場合は、ユニットバスと洗面台など近い場所の工事をまとめてみましょう。
水回りをまとめると安くなる理由はこちらのコラムで詳しく解説しています。
着工までにしっかり片付ける
リフォーム着工までに施工範囲をしっかり片付けておくことも、リフォーム価格を抑える大切な取り組みの一つです。
着工時に荷物や廃材がたくさん残っていると、片づけからスタートするので工事日数が伸び工賃は高くなります。
キッチンや洗面などの水回りはもちろんですが、工事中の通り道なども片づけておくと工事はスムーズに進みます。
見積もりのときに片づけておくべき場所を担当者と相談し、なるべくスムーズな計画で価格も抑えましょう。
追加工事をなくす
着工後の追加工事をなくすことも、リフォーム価格を安く抑える重要なコツの一つ。
最初の見積もり金額が安かったのに、完成までに追加工事が増えて高くなるのはよくある失敗パターンです。
担当者の経験不足やおざなりな現地調査は、着工後の追加工事やトラブルにつながります。
施工店の見逃しによる追加工事は本来請求できるものではありませんが、契約があやふやだとトラブルになることもあります。
しっかり見積もりの内容をチェックし、「この金額で完成するのか」確認してから契約を結びましょう。
効率の良い工事を選ぶ
リフォームの場合、同じ仕上がりでも作業効率が良い工事を選べば安く抑えられることがあります。
例えばフローリング工事は、今の床を剥がして張るより、上に重ねる「上張り工法」のほうが安くなります。
床を剥がす手間や廃材処分費を節約でき、二重になることで丈夫に仕上がって一石二鳥。
単純な手抜きはもちろんやNGですが、リフォームならではの効率的な施工アイデアも上手に採り入れましょう。
まとめ
リフォーム工事の価格には必ず理由があり、ただ安さだけを追求すると失敗・後悔するリスクが高くなります。
今回ご紹介したポイントを覚えていただき、会社選びと無理のないコストダウンで、安くて高品質なリフォーム工事を行いましょう。
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