トイレにタイルを使うメリット・デメリット|種類や他のアイデアも紹介
最近のトイレはビニールクロスとクッションフロア仕上げが一般的ですが、昔ながらのタイルも根強い人気を持っています。
今回はトイレにタイルを使うメリット・デメリットを両面からチェックし、種類ごとの特徴なども覚えておきましょう。
トイレ×タイルはどんな人におすすめ?
最初に結論からお伝えすると、トイレのタイルは次のような方におすすめです。
デザインにこだわりたい
カラーやサイズ展開が豊富なタイルは、デザイン性にこだわりたい方におすすめです。
レストランやホテルのおしゃれなトイレは、床や壁にタイルを使っているケースが多いですよね。
生活空間と切り離したトイレは思いきりデザインにこだわれる場所でもあるので、タイルでオリジナリティあふれる仕上がりにするのも素敵です♪
お掃除をラクにしたい
タイルはキズや汚れに強い特性を持っているため、トイレ掃除をラクにしたい方にも向いています。
小さなお子さんが居てトイレを汚してしまうことが多くても、タイルは汚れが染みこみにくいのでお掃除がラクちん♪
ニオイも付きにくいので、清潔なトイレ空間をキープしたい方にもピッタリです。
トイレにタイルを使うメリット
デザインバリエーションが豊富
タイルは色・サイズ・素材のバリエーションが豊富で、オリジナリティあふれるおしゃれなデザインをつくれるのが大きなメリット♪
手作業なので、単色だけでなく複数のタイルを組み合わせるオリジナルの柄もつくることができます。
雑貨屋さんで見つけた思い出のタイルをワンポイントアクセントにするなど、自由度の高さも魅力です。
昔のトイレタイルはシンプルなものが多かったですが、いろいろなカラーや柄を試してみましょう♪
耐久性が高い
素材によって多少の差はありますが、焼き物であるタイルはキズ・摩耗・変色に対する耐久性が高いのも魅力ポイントです。
クロスやクッションフロアは良く触れる部分がすり減ったり変色したりしますが、タイルは新品のときのような状態をキープできます。
張り替えリフォームの頻度が少なくなるので、地球環境とお財布にやさしいのもうれしいポイントです。
汚れと臭いが染みこみにくい
トイレ用のタイルは水分の吸水率が低く、汚れや臭いが染みこみにくいのもメリットです。
ビニールクロスやクッションフロアは多少ニオイ移りが発生しますが、タイルはサッとふき取れば清潔な状態をキープできます。
トイレを汚してしまうことが多い小さなお子さんが居るご家庭では、タイルの汚れにくさはかなりありがたいポイントですね。
お掃除がラクちん
釉薬(ゆうやく)と呼ばれるツルツルのガラス層があるタイルは、サッとふき取りやすくお掃除がラクちんなのもうれしいポイント。
スプレーやシートでふき取るだけでお掃除が終わるので、時短や負担軽減につながります。
トイレにタイルを使うデメリット
コストが高くなる
タイルは製品自体が高価で、一枚ずつ手作業で貼るため作業費も高くなる傾向があります。
一般的なビニールクロス・クッションフロア仕上げと比べると、リフォーム費用が高くなるのはデメリットと言えるでしょう。
ただし前述したようにタイルは耐久性が高いので、長く使うほどオトクになります。
ビニールクロスやクッションフロアは10年前後で張り替えることが多いですが、タイルは普段のお掃除だけで倍以上長く使えることがほとんど。
すぐに建て替えや引っ越しの予定があるならもったいないですが、住み続けるお家ならタイルはおトクになります。
タイルを使う場合は初期費用が高くなることを把握して、長期スパンでコストを考えてみてください。
冬場の冷たさが気になる
トイレに素足で入る方は少ないと思いますが、タイルは肌触りがヒヤッとするのもデメリットと言えるでしょう。
特に冬場はスリッパをはいていても底冷えが気になるケースも多いので、冷たさ対策はしっかりしておきたいところです。
最近は肌触りがヒヤッとしないタイルも販売されているので、冷え性の方にもおすすめです。
ウォシュレット以外にコンセントを付けておいて、小型の暖房器具を置けるようにするのも効果的な対策。
目地が汚れやすい
タイル自体は防汚性に優れた素材ですが、つなぎである目地に汚れが溜まりやすい点も注意すべきデメリットです。
汚れが溜まると見た目が悪くなり、放っておくとカビの原因になることもあります。
目地はカラーを選べるので、真っ白ではなくグレー・ベージュ・ブラックなどにすると汚れが目立ちにくくなります。
また目地のお掃除手間を省きたい方は、大判タイルを選んで目地の量を減らすのも効果的です。
市販の目地コーティング材などもあるので、上手に活用すればキレイな状態をキープしやすくなります。
トイレに使うタイルの種類
トイレに使われることがあるタイルは、主に次のような種類があります。
基本的にはカタログに「トイレ用」と書いてあればOKですが、予備知識として覚えておくとさらに選びやすくなります♪
陶器タイル
1000℃以上で粘土のような素材を焼き固めたタイルです。
素地自体は吸水性が高いですが、釉薬でコーティングすることで防水性が高くなります。
釉薬の種類でカラーや仕上げが変わり、バリエーションが豊富なのが特徴。
磁器タイル
石英・長石といった素材を1200℃以上で焼き固めたタイルです。
素材自体がきめ細かくて硬く、吸水率が低いためマット仕上げでも水回りで使えるのが特徴です。
高級感のあるカラーや柄が多く、商業施設のトイレで使われることも。
せっ器タイル
粘土・長石などの素材を1200℃前後で焼き固めるタイルです。
磁器タイルの次に吸水率が低く、釉薬なしの素朴なデザインのものもトイレ床に使うことができます。
フロアタイル
ここまで紹介した焼き物のタイルとは違い、塩化ビニール系の素材を使ったタイル素材です。
クッションフロアより硬くて耐久性が高いものが多く、デザインバリエーションも豊富です。
タイルとクッションフロアの中間的な選択肢として覚えておきましょう。
タイルの見た目を再現する方法もある
タイルのデザイン性は好きだけど、費用やデメリットを考えるとちょっと・・・。という方は、ビニールクロスやクッションフロアでタイルの見た目だけ再現するのも一つの手です。
タイル風のクロスやクッションフロアはさまざまなカラー・柄があるので、ぱっと見の雰囲気はかなりリアルに再現できます。
質感は本物に劣りますが、追加費用をかけずタイル風のトイレにすることもできるので、一つの選択肢として覚えておきましょう。
お掃除しやすいパネルを張るのもおすすめ
タイルに代わるトイレの内装材としては、ツルツルでお掃除しやすいパネルもおすすめです。
つなぎ目の少ないパネル材はタイルより汚れが溜まりにくく、ツルツルの表面仕上げでお掃除もラクちん♪
もともとキッチンの壁に貼る用途のパネルなら、防御性能や耐久性もバッチリです。
トイレ床用のパネルもありますので、よりお掃除をラクちんにしたいならぜひ検討してみてください。
まとめ
毎日使う大切な設備であるトイレは、本体だけでなく内装仕上げにもこだわっておしゃれ&清潔に仕上げましょう。
タイルはデザインバリエーションが豊富で耐久性が高く、ワンランク上のトイレ空間づくりにピッタリ♪
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