クッションフロアリフォームの後悔と対策|選び方のポイントを解説
トイレや洗面所など水回りで使うことが多いクッションフロアですが、意外とリフォームして後悔する方が少なくありません。
今回はクッションフロアリフォームでよくある後悔パターンと対策をセットで解説します。
選ぶときの注意点やフローリングとの違いなども紹介しますので、リフォーム前に覚えておいてください。
コラムのポイント
・クッションフロアの色や柄選びが後悔の原因になることがあります。
・フローリングとの違いを知り、実物サンプルを見て選ぶのが後悔を防ぐコツです。
Contents
クッションフロアとはどんな床材?
クッションフロアは塩化ビニールでできたシート状の床材で、ベニヤやコンクリートなどの下地に貼り付けて仕上げます。
表面の色柄が豊富で、タイル調・フローリング調・大理石調などさまざまな製品があり、リフォームでも人気の床材です。クッションフロアは他にも以下のような特徴があります。
※クッションフロアの特徴
- 衝撃吸収性が高い
- 耐水性が高い
- 汚れが染みこみにくい
- 価格が安い
- 張り替えの手間が少ない
クッションフロアが持つ特徴を活かし、洗面所やトイレなど水回りに使われることが多いです。しかしよく考えて選ばないと後悔してしまうことも多いです。
クッションフロアリフォームの後悔パターンを対策とセットで覚えておきましょう。
クッションフロアリフォームで多い後悔
凹凸に汚れが溜まる
ビニール素材のため清掃性が良さそうなクッションフロアですが、表面の凹凸に汚れが溜まって後悔するパターンが多いです。
例えば大理石をリアルに再現したクッションフロアは、表面の微妙な凹凸が多く汚れが蓄積しやすいです。凹凸が多くホワイト系の明るいカラーを選ぶと、汚れが目立って後悔しやすいので要注意。
髪の毛やゴミが目立つ
クッションフロアは他の床材よりカラーバリエーションが多いため、明るいカラーを選んで髪の毛やゴミが目立って後悔するケースもあります。
ホワイトやピンクなどフローリングだと選びにくいカラーは人気ですが、ゴミが目立つのでこまめなお掃除が難しいと後悔するかもしれません。
無地の明るいクッションフロアは特に髪の毛やゴミが目立ちやすく、洗面所などに選ぶ際は注意が必要です。
家具の跡がついた
クッションフロアは弾力性があるため、重い家具を長期間置くと凹んで跡になってしまいます。模様替えで家具や収納の位置を変えたら、跡が目立って後悔するのはよくあるパターン。
また日当たりの良い場所だと、日焼けで家具の跡がくっきり目立ってしまうこともあります。
引っかき傷がついた
普通に生活している分には問題ありませんが、鋭利な物を引きずったり落としたりするとキズが付きやすいのもクッションのデメリット。
うっかり家具やカゴなどを引きずると、表面のビニール面が破けて引っかき傷ができてしまいます。
調理器具や食器などとがった物が落下しやすいキッチンなども、クッションフロアにキズが付きやすい場所です。
肌触りが悪くくつろげない
塩化ビニール製のクッションフロアは、肌触りがあまり良くないのでリビングや居室に使うと後悔するケースが多いです。
クッションフロアは肌触りがぺたぺたするので、足や手が触れるとあまり良い印象を受けないかもしれません。
また防水性が高い反面湿度を吸い込まないため、直接座ると蒸れて不快に感じる可能性が高いです。
安っぽくなってしまった
木や大理石などを再現したリアルなクッションフロアも多いですが、いざ完成したら安っぽく見えてしまい後悔するパターンも。
クッションフロアの柄はプリントされており、同じパターンの繰り返しなので本物に比べると質感は劣ります。またクッションフロアの幅は約1.8mなので、それ以上の広い場所に貼るとつなぎ目が目立つこともあります。
またツヤのあるクッションフロアを広い面に貼ると、光沢がかえって安っぽく見えてしまうケースも多いです。
クッションフロアの後悔を防ぐ対策
フローリングとの違いを知る
クッションフロアを選ぶ前に、フローリングとの違いを知っておくと後悔を防ぎやすくなるのでおすすめです。
クッションフロア | フローリング | |
クッション性 | 塩化ビニール製なので高い
足腰が疲れにくい |
木製なので低い |
耐久性の目安 | 10~15年 | 20~30年 |
耐水性 | 高い | 一般フローリングは低い
耐水フローリングもある |
質感や肌触り | あまり良くない | 普通~良い |
価格 | 安い | 高い |
どちらも良い面・悪い面があるため、床をリフォームするお部屋の目的や予算に合わせて選ぶ事が大切です。
例えば使用頻度の低い納戸の床なら、クッションフロアで安く仕上げるメリットが大きいでしょう。しかしみんなが過ごすリビングは、クッションフロアを選ぶと見た目や肌触りの不満が出るかもしれません。
実物サンプルなどでそれぞれの質感も確かめつつ、ご自宅に合った選択肢を選んでください。
実物サンプルで選ぶ
クッションフロアの色柄を選ぶ際は、印刷のカタログではなく実物サンプルで選んで後悔を防ぎましょう。
実物サンプルなら質感や表面の凹凸もチェックできるため、張り替えた後のイメージ違いや汚れを防ぎやすいです。
微妙な色の違いで悩んだら、少し大きめのカットサンプルを取り寄せて見比べてみてください。
短いサイクルで張り替え計画を立てる
クッションフロアはあまり耐久性が高くないため、壁紙と同じくらいの10~15年サイクルで張り替え計画を立てると後悔しにくいでしょう。大きな傷や破れが無ければ20年近く使うのも不可能ではありませんが、早めのサイクルで張り替えたほうが不満は出にくいです。
クッションフロアの張り替え作業をするのは壁紙と同じ内装職人なので、同時にリフォームすれば費用も抑えやすいです。
クッションフロアがおすすめの場所
水はねの多い場所
洗面所・トイレ・キッチンなど水はねが多い場所は、クッションフロアを使うメリットが大きいです。
長時間滞在する場所ではないので、肌触りや質感が問題になることも少ないでしょう。
室内の植木鉢置き場など、水やりの際にはねることが多いので相性が良さそうですね。
キッズスペース
赤ちゃんから幼少期までのお子さんのキッズスペースも、クッションフロアを使うメリットが大きいです。
クッションフロアは衝撃吸収性が高いので、転ぶことが多いよちよち歩きのお子さんも安心♪食べ物や飲み物をこぼしても、染みこまずサッとお掃除できるのもうれしいポイントです。お絵かきがはみ出したときも落としやすいでしょう。
張り替えコストが安いので、お子さんが成長してあまり汚れなくなったら張替えるのもおすすめ。
ペットスペース
ワンちゃんやネコちゃんのペットスペースにもクッションフロアがおすすめです。
クッション性がペットに優しく、滑りにくくて爪で傷が付きにくいのもメリット。耐水性が高いので、食べこぼしやオシッコが染みこまないのも良いですね。
趣味スペース
ヨガやダンスなどの運動、釣りやアウトドア用品のお手入れなどの趣味スペースにもクッションフロアはおすすめ。
ハードに動いて汗をかいてもお掃除しやすく、クッション性があるので転倒時のケガのリスクも軽減できます。
道具を置いたり汚れたりする整備でも、クッションフロアなら気にせず使えそうです。
まとめ
定番の床材クッションフロアですが、意外と後悔するポイントが多いので選び方には注意しましょう。
今回ご紹介したポイントを押さえて、おしゃれで暮らしやすい床材を上手に選んでください。
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