キッチンリフォームは何年目がベスト?耐用年数と交換時期の見極め方をプロが解説
キッチンは毎日使う空間なので、リフォームするタイミングを迷ってしまいますよね。
「設備の調子が良くないけどまだ使えるから‥」と先延ばしにしていると、大規模なリフォームになったり事故につながったりする可能性もあるため、注意しなければなりません。
今回はキッチンリフォームを検討するタイミングや、各設備の耐用年数と交換時期の見極め方を解説します。
適切なタイミングでキッチンをリフォームし、使い勝手の良い清潔感のある空間を保ちましょう。
コラムのポイント
- キッチン本体は20年前後、関連設備は10年前後でリフォームを検討するケースが一般的です。
- 設備ごとにおおよその耐用年数は定められていますが、器具や使い方によって寿命はさまざまなのでリフォーム時期の見極めが大切です。
- リフォーム会社に現状を見てもらって、最適なキッチンリフォームを行いましょう。
Contents
- キッチンは何年でリフォームすべきなのか
- キッチン本体の交換は20年前後で検討するケースが多い
- 設備の交換は10年前後から必要になることも
- キッチンリフォームを検討すべき7つのタイミング
- ①故障や水漏れなどのトラブルがあった
- ②設備の調子が良くない
- ③ライフスタイルが変わって使いにくさを感じる
- ④掃除しても落ちない汚れが気になる
- ⑤気になるキッチン設備がある
- ⑥他の箇所をリフォームする予定がある
- ⑦キッチンに立っていると気分が上がらない
- 【箇所別】耐用年数とリフォームすべきかの見極め方
- キッチン本体
- レンジフード
- コンロ・IHヒーター
- 水栓
- 食洗機
- シンク
- 天板(ワークトップ)
- 排水管
- キッチン周りの内装
- まとめ
- 埼玉県入間市・所沢市・狭山市・川越市のキッチンリフォームはハウスリンク
キッチンは何年でリフォームすべきなのか
キッチンのリフォームは何年を目安に行うべきなのでしょうか。
10年程度で検討する方もいれば、30年近く使い続けているケースもあるなどさまざまです。
一般的なリフォーム年数を紹介します。
キッチン本体の交換は20年前後で検討するケースが多い
キッチン本体の交換は20年前後で行うケースが多いです。
20年ほどキッチンを使っていると、同時に複数の設備の不具合などが起こることや、キッチン本体の使い勝手の悪さや劣化が気になりやすくなります。
メンテナンスをせず長い間使い続けていると、水漏れや漏電などの危険性も高まりますので、20年前後を境にキッチン本体の交換を検討してみても良いでしょう。
設備の交換は10年前後から必要になることも
キッチンは設備ごとに交換が可能です。
コンロやレンジフード、食洗機などの設備は10年程度で不具合が起こるケースも少なくありません。
そのため、キッチンのリフォーム前に細かな部品や設備の交換が必要になるケースも。
キッチン本体自体は問題なく使えても各設備の故障があったら、一部分のメンテナンスを行いましょう。
キッチンリフォームを検討すべき7つのタイミング
キッチンをリフォームする方は、どのようなことを理由に検討を始めているのでしょうか。
検討すべきタイミングを紹介します。
①故障や水漏れなどのトラブルがあった
1番多いタイミングは、キッチンの故障や水漏れなど何らかのトラブルがあったタイミングです。
修理や交換をしないとキッチンを使うことができなくなるため、リフォームを検討し始めます。
このタイミングに合わせて不具合があった箇所以外のキッチンリフォームを検討する方も少なくありません。
②設備の調子が良くない
設備の故障まではいかなくても、調子が良くない箇所があるとリフォームを考え始める方もいますよね。
例えば、IHのパネルの反応が悪くなったり、水栓の締まりが悪いなどのケースです。
早めに対処することで、キッチンが使えなくなる期間が短くなりますので、調子が悪いと感じたらリフォームの検討をおすすめします。
③ライフスタイルが変わって使いにくさを感じる
ライフスタイルの変化によって、キッチンの使いにくさを感じることもあるでしょう。
例えば、年齢を重ねるにつれてキッチンの高さが合わなくなったり、子世帯との同居になって狭いと感じたりするケースなどです。
また、対面キッチンにしてリビングとつながりを感じる間取りや、収納量を確保したいという要望も出てくることもありますよね。
使いにくいキッチンは作業効率が落ちるだけでなく、心理的にもストレスがかかります。
ライフスタイルの変化に合わせて、キッチンの間取りや設備もグレードアップを検討しましょう。
④掃除しても落ちない汚れが気になる
長い間キッチンを使っていると、掃除しても落ちない油汚れや水垢などもありますよね。
キッチンリフォームをして本体や設備を一新することで、きれいなキッチンにすることができます。
最新のキッチンは汚れに対する工夫もされているため、お手入れが楽になるケースも多いです。
⑤気になるキッチン設備がある
高性能なキッチン設備などを知って、自宅のキッチンに取り入れたいと考える方もいます。
各メーカーのこだわりによって、より効率的に料理ができたり片付けが楽になったりするようなキッチンが増えています。
キッチンリフォームが気になるなら、ネット等で最新のキッチンの情報収集をしてみても良いでしょう。
⑥他の箇所をリフォームする予定がある
お風呂やトイレなど、他の箇所をリフォームする予定があるなら、キッチンのリフォームも検討してみても良いでしょう。
住宅設備は10~20年程度がリフォームのタイミングのため、他の設備と同様にキッチンもリフォームが必要な時期になっている可能性が高いです。
また、何度もリフォーム会社にお願いするよりも、まとめてリフォームした方がお得になるケースも少なくありません。
⑦キッチンに立っていると気分が上がらない
問題なくキッチンは使えているが、何となく気分が上がらないという「心理的要因」でリフォームを検討するケースもあります。
子世帯が家を建てたときに新しいキッチンを見て、リフォームしたくなったという方もいます。
見た目を変えることで、料理や家事に対するモチベーションが上がることもあるでしょう。
お気に入りのデザインや機能のキッチンを見つけ、家事のやる気が出るリフォームをしてくださいね。
【箇所別】耐用年数とリフォームすべきかの見極め方
キッチンの箇所ごとの耐用年数と、リフォームすべきかの見極め方を解説します。
キッチン本体
キッチン本体の耐用年数は15~20年です。
本体を交換すべきなのは次のようなタイミングでしょう。
- キッチン自体の高さ・サイズ・種類などに不便さを感じる
- 扉やワークトップの傷みや汚れがひどい
- 複数の設備の交換が必要
キッチン本体に不具合や劣化が見えるときは、交換を検討しても良い時期です。
また、今のキッチンでは新しい設備への交換に対応できない場合は、キッチン本体の交換になることもあります。
レンジフード
レンジフードの耐用年数は10~15年です。
お手入れを怠っていた場合や全自動掃除機能付きのレンジフードなどは、不具合が起きるタイミングが早い傾向にあります。
次のような場合は、交換を検討すべきでしょう。
- 掃除をしても煙を吸い込まない
- 換気扇をつけていると変な音がする
- ファンの回転が遅くなっている
- 油がこびりついて掃除をしても落ちない
レンジフードの正常に機能しないと、部屋に臭いが残ってしまうだけでなく、発火や一酸化炭素中毒の原因になることも。
すぐ不具合に気付けるように、こまめに掃除や点検をして交換時期を見極めましょう。
コンロ・IHヒーター
ガスコンロとIHヒーターの耐用年数は約10年とされています。
火や熱を扱う設備のため、少しでも使い勝手に違和感があるなら早めの交換を行いましょう。
交換すべきタイミングは次のようなときです。
- 火力の調整ができない
- 点火がスムーズに行えない
- 火が途中で消えてしまう
- ボタンやタッチパネルの動きが鈍い
- IH稼働時のモーター音が大きくなった
- IHの天板にヒビや深いキズができた
使用年数が5年以下の場合や軽度の故障の場合は、修理をした方が安く済むこともあります。
リフォーム会社に状態をチェックしてもらい、最適な方法を選んでくださいね。
水栓
水栓の耐用年数は約10年です。
パッキンやホースなどは、10年未満でも劣化が進んで交換が必要になるケースも。
キッチンの水栓は使用頻度が高く、衛生面も気になる箇所のため、適切なタイミングで交換を行いましょう。
- 止水しても水漏れしている
- ハンドルを閉めても水がポタポタと垂れる
- サビていてハンドルなどの動きが悪い
- 水栓本体がぐらついている
- 出てくる水がサビ臭い
水漏れしている場所によっては、パッキンの交換だけで対応できるケースもあります。
ただし、10年以上使っている場合は他の箇所から水漏れが起こることも考えられるため、水栓全体の交換を検討すべきでしょう。
食洗機
ビルトイン食洗機の耐用年数は10年前後です。
交換すべきタイミングを確認しましょう。
- 水漏れをしている
- 食器の汚れが落ちない
- 使用中の音が明らかに大きくなった
- エラーなどによって途中で止まってしまう
10年以上の使った食洗機の場合、既存のキッチンと同素材の面材は廃盤になっている可能性が高いです。
異なる面材でも良ければ、同サイズでの交換は行えますので検討しましょう。
食洗機は食器の予洗いやフィルター掃除を行うことで、長持ちしやすくなります。
衛生面も保たれますので、交換後はこまめなお手入れを心掛けてみてくださいね。
シンク
シンク自体の耐用年数は15~20年程度で、キッチン本体と同様の年数です。
ひび割れや凹みができた場合、サビ・水垢汚れがひどい場合などは、交換を検討しましょう。
以下の条件にすべて当てはまれば、シンク単独で交換を行うことができます。
- システムキッチンであること
- ワークトップの上からはめ込まれたオーバーシンクであること
- シンクのサイズが一般的なもの
最近では、ワークトップとシンクが一体になっているキッチンが多いため、シンク単体での交換は不可能なケースが多いです。
また、シンクのサイズによっては特注になってしまい、高い費用がかかることも。
20年近く使っているのであれば、キッチン本体ごと交換することをおすすめします。
天板(ワークトップ)
キッチンの天板の耐用年数は15~20年です。
ステンレスや人工大理石など素材によって耐久性は異なります。
ヒビ割れや欠けがあったり、お手入れしてもサビ・汚れが落ちなかったりする場合に、交換するケースが多いです。
10年以上経ったキッチンの場合、同形状の天板の在庫がないケースも少なくありません。
セミオーダーやフルオーダーになると価格が高いため、キッチン全体の交換を検討しても良いでしょう。
排水管
キッチンの排水管の耐用年数は素材によって大きく異なります。
金属管では10~20年程度でサビによる劣化が起こることが多く、塩ビ管の場合は20~25年程度の耐用年数です。
現在のキッチンでは、耐久性に優れたポリエチレン管が使われているケースがほとんどで、耐用年数30~40年と言われています。
自宅の排水管の素材を確認してみてくださいね。
排水管の交換すべきタイミングを紹介します。
- 水漏れしている
- 水がサビ臭かったり異臭がする
- 水が流れずすぐに詰まる
修理によって直るケースもありますが、金属管の場合はサビが原因になっているケースがほとんどのため交換をおすすめします。
塩ビ管は熱湯によって劣化するケースもありますので、状態をリフォーム会社に確認してもらいましょう。
キッチン周りの内装
キッチンリフォームには壁・床などの内装の張り替えなども含まれます。
水や油などを扱うキッチン周りの内装は劣化しやすく、10~20年程経ったらリフォームを検討しても良いでしょう。
また、年数に関わらず壁がはがれていたり床の浮きが気になる場合は、早めの対応が必要です。
内装リフォームを検討すべきタイミングを紹介します。
- キッチン周りの壁紙がはがれてしまった
- 壁や床にシミやカビがある
- 床に水が染み込んで浮きが気になる
- 掃除をしても内装の汚れが取れない
キッチン交換のリフォームと同時に内装リフォームを行うことで、効率的かつ仕上がりもきれいになります。
他の空間の内装工事もまとめて行うことで、費用もお得になるケースもありますので、リフォーム会社に相談してみてくださいね。
まとめ
キッチン本体のリフォームは、20年前後で行うことが多いです。
ただし、設備によっては10年前後で修理や交換が必要になることもありますが、器具や使い方によってさまざまです。
使い勝手に違和感を感じたまま使い続けていると、大きな故障につながって大掛かりなリフォーム費用がかかることも。
また、発火や水漏れなどの事故につながる可能性もあるため危険です。
「おかしいな」と感じることがあったら、リフォーム会社に早めに相談して最善なリフォーム方法を提案してもらうことをおすすめします。
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