24時間風呂とは?メリット・デメリットと選ぶ際のポイントをプロが解説
毎日の疲れを癒してくれるお風呂時間は最高ですよね。
しかし、お風呂に対して次のようなマイナスな思いを併せ持っているという方も多いのではないでしょうか。
- 毎日の掃除が面倒くさい
- 帰宅後すぐ入浴したいのに沸き上がるまでに時間がかかる
- 家族の入浴後はお湯がぬるくなっている
これらは、常にお湯を循環・保温させる「24時間風呂」を採用することですべて解消できます。
今回は、24時間風呂のメリット・デメリットと選ぶ際のポイントを解説します。
コラムのポイント
- 24時間風呂とは、浴槽のお湯を常に循環・保温・浄化させて快適な状態を保つお風呂のことです。
- いつでも好きな時間に温かくて清潔なお湯に浸かれることが最大の魅力。
- 高い殺菌能力を持った省エネ性の高い24時間風呂を採用し、お風呂時間をさらに充実させましょう。
Contents
- 家庭用に採用できる「24時間風呂」とは?
- 「24時間風呂」6つのメリット
- ①いつでも快適な温度のお風呂に入れる
- ②家族の人数が多くてもきれいなお湯で入浴を楽しめる
- ③お湯の交換頻度や追い炊きの回数を減らせて経済的
- ④お湯を浄化させるため清潔でお手入れも楽
- ⑤災害時・断水時にも水を確保できる
- ⑥天然鉱石を用いた温泉成分が入った商品もある
- 「24時間風呂」3つのデメリット
- ①レジオネラ菌の対策が必要
- ②定期的な点検やメンテナンスが必要
- ③電気代がかかる
- 24時間風呂を選ぶ際のポイント
- 入浴する人数や浴槽の広さに合った商品を選ぶ
- ろ過や殺菌の方法を確認する
- 省エネ性能の高い商品を選ぶ
- メンテナンスやサポートの手厚いメーカーがおすすめ
- まとめ
- 安心・清潔・快適な24時間風呂なら「リモデル」へ
家庭用に採用できる「24時間風呂」とは?
24時間風呂とは、その名の通り「24時間いつでも清潔で快適な温度のお風呂」のことです。
平成31年3月末で約180万台を超える24時間風呂の装置が、一般住宅に加えてさまざまな場所で採用されています。
24時間風呂は専用の機器を屋内または屋外に設置して、お風呂のお湯を常にきれいな状態にしつつ保温も行う仕組みです。
一般的な風呂と比較した、入浴時の流れの違いを見てみましょう。
①浴槽にお湯を溜める
②お湯が冷めたら追い炊きをする
③家族全員が入浴したらお湯を抜く
④掃除をする
毎日①~④の繰り返しです。
家族が多かったり入浴時間にバラつきがあると、追い炊きの回数が増えますよね。
また、毎日の掃除が手間に感じている方も多いでしょう。
続いて、24時間風呂を採用した場合の流れです。
①浴槽にお湯を溜める
②機械によってお湯の循環・保温・浄化を行う
③1週間に1回お湯の交換・掃除を行う
24時間風呂なら、いつもお湯が適温に保たれているため追い炊きをする必要がありません。
また、専用の装置によってお湯を循環・浄化しており、常に清潔な状態に保ちます。
機械にはフィルターも付いていますので、髪の毛やゴミなども取ることが可能です。
お湯の入れ替えや浴室掃除の頻度が大幅に減らすことができる点も大きな特徴でしょう。
「24時間風呂」6つのメリット
24時間風呂の6つのメリットを紹介します。
①いつでも快適な温度のお風呂に入れる
24時間風呂は、自分の好きなタイミングで快適な温度のお風呂に入ることができます。
仕事から疲れて帰って来たときに、お風呂掃除をしてから沸かすのは大変ですし時間もかかりますよね。
帰宅後すぐに入浴できる24時間風呂なら、家事の負担を減らすことが可能です。
また、家族が長風呂した後に入ったら、お湯の温度がぬるかったという経験をしたという方も多いでしょう。
24時間風呂なら、そのような思いをすることなく家族全員が適温の湯舟で身体を癒すことができます。
②家族の人数が多くてもきれいなお湯で入浴を楽しめる
常にお湯が循環・ろ過されている24時間風呂なら、清潔なお風呂を楽しむことが可能です。
一般的なお風呂の場合、家族全員がお風呂に入ると湯舟にゴミや髪の毛が浮いていることがありますよね。
また、昨日入浴した残り湯を使って翌日に追い炊きしようとしたら、皮脂や細かな汚れが気になったという方もいるでしょう。
24時間風呂なら、浴槽内の汚れやゴミが気になることがありません。
なぜなら、常にお湯を循環させながらフィルターで湯舟のゴミを取り除き、活性石などで目に見えない汚れまで吸着・ろ過しているからです。
家族の人数が多い家庭や1日に何度もお風呂に入る方に、24時間風呂はぴったりでしょう。
③お湯の交換頻度や追い炊きの回数を減らせて経済的
24時間風呂は、経済面でもメリットがあります。
なぜなら、お湯の交換頻度や追い炊きの回数を減らすことができるからです。
一般的な家庭用浴槽の場合、200~300リットル程度のお湯を張ることができます。
1日あたり250リットルのお湯を張る場合の、1ヵ月の使用水量を比べてみましょう。
- 一般的な風呂(毎日お湯を入れ替え):250リットル × 31回 = 7,750リットル
- 24時間風呂(週に1回入れ替え):250リットル × 5回 = 1,250リットル
その差はなんと6,500リットルです。
想像もつかないような水量ですが、ガソリンスタンドに来るような大型タンクローリーの1/3程度の容量の水です。
年間で考えると、大型タンクローリー4台分の容量になるため、かなりの水の節約になることがわかります。
また、何度も追い炊きをするとガス代もかかりますよね。
冷たくなった水を再度温めるため、追い炊きは意外とエネルギーを消費します。
対して、24時間風呂なら常にお湯を循環させているため、大きなエネルギー量消費はありません。
暑くなった部屋を毎回エアコンで冷やすより、エアコンを使い続けて涼しい状態をキープした方が電気代がかかりにくいということと似たような原理です。
④お湯を浄化させるため清潔でお手入れも楽
24時間風呂は常にお湯を浄化して清潔な状態を保ちます。
そのため、毎日洗剤をつけてスポンジでこすってシャワーで隅々まで流すというような、手間のかかる掃除は必要ありません。
日々のお手入れは、入浴後にきれいなスポンジでサッと浴槽内のぬめりを落として、フィルターのゴミを回収するだけで完了です。
お風呂掃除を楽にしたいという方に、24時間風呂はぴったりでしょう。
⑤災害時・断水時にも水を確保できる
24時間風呂は常に浴槽内にお湯が溜まっている状態のため、災害時や断水時の非常用の水としても活用することができます。
災害に備えて飲料水などをストックしている家庭は多いと思いますが、生活用水まで確保できているケースはほとんどないですよね。
24時間風呂なら200~300リットル程度の水が確保できるため、トイレを流したり身体を拭いたりできます。
防災の観点で考えても、24時間風呂の採用は大きなメリットです。
⑥天然鉱石を用いた温泉成分が入った商品もある
24時間風呂の中には、天然鉱石を用いて温泉成分を循環させている商品もあります。
天然鉱石が持つ効能により、保湿や疲労回復効果なども認められています。
自宅にいながら気軽に人工温泉を楽しむことが可能です。
「24時間風呂」3つのデメリット
24時間風呂のデメリットを紹介します。
①レジオネラ菌の対策が必要
24時間風呂はレジオネラ菌の対策が必要です。
ネジオネラ菌とは、土壌や河川などの自然界で生息する常在菌の一種です。
菌に感染すると発熱や筋肉痛等の症状を伴う「レジオネラ肺炎」や「ポンティアック熱」を発症します。
24時間風呂ではネジオネラ菌が繁殖しやすい40度前後の湯温を常に保っているため、殺菌機能のある装置を選ぶことが必須です。
また、入浴時に発生する汗が菌の栄養になるため、入浴前に身体にきれいに洗い、浴槽のお湯でかけ湯をしてから浸かるなどの対策も必要に。
かけ湯によって減ったお湯は足し湯をすることで、新たなお湯が加わって菌の増殖を抑える効果もあります。
また、浴槽のぬめりは毎日取り除き、ろ過装置を清潔に保てるような仕組みの商品を採用しましょう。
正しい使い方をすれば、菌への感染の心配はありません。
ネジオネラ菌への対策をしっかりと行っている24時間風呂のメーカーを選んでくださいね。
②定期的な点検やメンテナンスが必要
24時間風呂は定期的な点検やメンテナンスが必要です。
一般的なメンテナンス事例を紹介します。
- フィルター交換(年1回)
- 活性石洗浄(年1回)
- 活性石交換(5年前後)
- その他設備の洗浄・交換(2~3年に1回程度)
- 装置の点検(年4回を推奨)
商品によって細かなメンテナンス頻度は異なりますので、採用するメーカーに必ず確認してくださいね。
頻繁に交換するものなどは無いですが、慣れるまでは手間に感じるという方もいるかもしれません。
定期的な点検を必ず行い、指示に従ってメンテナンスを行うことが、安全かつ快適に24時間風呂を利用するためのポイントです。
③電気代がかかる
24時間風呂は電気でお湯を循環させているため、電気代がかかります。
しかし、24時間風呂協議会によると、装置を稼働するための電気代は1日200円程度です。
そのため、一般的なお風呂の使用水量や追い炊きに比べると、光熱費を抑えることができます。
商品によって細かな電気代は異なりますので、メーカーに確認してみましょう。
24時間風呂を選ぶ際のポイント
24時間風呂を選ぶ際のポイントを紹介します。
入浴する人数や浴槽の広さに合った商品を選ぶ
24時間風呂の装置は、各メーカーの商品ごとに入浴する人数や浴槽の広さなどが想定されています。
自宅の浴室や家族構成に見合っていない24時間風呂を採用すると、保温効果を感じにくかったり浄化がしっかりと行われなかったりすることも。
必ず対象のお風呂を確認し、最大限の効果を発揮できる24時間風呂を採用しましょう。
ろ過や殺菌の方法を確認する
24時間風呂を採用する際は、殺菌効果の高い商品を選ぶことがポイントです。
せっかく24時間風呂を採用したのに、ネジオネラ菌の不安が残っていると心からお風呂時間を楽しむことができませんよね。
殺菌方法はオゾンや高温殺菌、紫外線などさまざまです。
必ずろ過や殺菌の方法を確認し、納得したメーカーの商品を取り入れましょう。
省エネ性能の高い商品を選ぶ
毎日装置を運転させる24時間風呂は、省エネ性能の高い商品か確認することもポイントです。
省エネ性能が高ければ電気代がかかりにくく、節約につながります。
24時間風呂は長く使う設備ですので、ランニングコストを必ず確認してくださいね。
メンテナンスやサポートの手厚いメーカーがおすすめ
24時間風呂は定期的な点検やメンテナンスが必須の設備です。
日々のメンテナンスはなるべく手間をかけずに行うことができ、手厚いサポートがあるメーカーを選ぶことをおすすめします。
点検の依頼方法やフィルターなどの注文の仕方なども、メーカーによって異なりますので比較が大切です。
何か不具合があったときの対応や保証期間なども、契約前に必ず確認してくださいね。
まとめ
24時間風呂は、好きなタイミングで清潔かつ適温のお風呂に入ることができる画期的な設備です。
家族の人数が多い場合や入浴時間がバラバラな家庭におすすめします。
また、お湯の交換頻度や掃除の手間が少ないため、経済面や楽さが魅力で採用される方も多いです。
お湯の浄化をしっかり行える24時間風呂を採用し、お風呂時間をさらに充実させましょう。
安心・清潔・快適な24時間風呂なら「リモデル」へ
安心・清潔・快適な24時間風呂なら「リモデル」へお任せください。
リモデルの24時間風呂「準天然温泉トゴールスパシステム® 」は、フィルター・活性石によるろ過に加え、オゾンによる殺菌も行っております。
衛生面に配慮した仕組みで、浴槽のお湯はいつも清潔です。
また、リモデルの24時間風呂では、厚生労働省の認可が下りた「天然鉱石トゴール®」を採用しています。
身体が芯から温まり、お肌にも潤いを与える人工温泉をご体感いただけます。
さらに、マイナスイオンがふんだんに放出される天然トルマリン鉱石も取り入れておりますので、リラックスしたお風呂時間をお楽しみください。
24時間風呂「準天然温泉トゴールスパシステム® 」の詳しい情報やお問い合わせは、リモデルのホームページからお願いいたします。
24時間風呂の取り付け工事は、埼玉県入間市のリフォーム会社「ハウスリンク」へお任せください。
お住まいのリフォームのご相談もお待ちしております。