リノベーションは中古マンション？戸建て？埼玉県ならどっち？

中古住宅を購入し、リノベーションをする家づくりを計画する際、中古マンションにするべきか、戸建て住宅にするべきか、迷われることはありませんか？マンションと戸建て住宅には、リノベーションの費用や制限の違いがあります。

リノベーションの制限の違いは全国共通ですが、埼玉県では利便性や周辺環境の違いを考えるとどちらが有利なのでしょうか？

コラムのポイント

中古マンションと中古戸建て住宅にはリンベーションをする上で、制限の違いがあります。

マンションと戸建て住宅には、利便性や周辺環境の違いがあります。

埼玉県には利便性の良い駅の近くの中古マンションも、自然が残る郊外の良さを満喫できる地域に建つ中古住宅もありますので、家族の暮らしに合う中古物件を選びましょう。

中古マンション・中古戸建て住宅をリノベーションするメリット

中古のマンションや戸建て住宅をリノベーションする家づくりには、費用と立地という2つのメリットがあります。

中古マンション・中古戸建て住宅と新築マンション・注文住宅の費用の違い

近年は住宅購入にかかる費用が増加し続けています。その為、新築マンションや新築住宅を購入するよりも、費用を抑えられる中古住宅購入を選ぶ人が増加しています。

フラット35の利用差調査を見ると、新築マンションは全国平均で最も高額で4,848万円、前年度より320万円上昇しています。土地付き注文住宅は4,694万円、239万円上昇しています。

一方、中古マンションは3,157万円で131万円、中古建て住宅は2,704万円で90万円の上昇で、新築より費用を抑えられます。

出典：住宅金融支援機構 フラット35利用者調査 2022年度調査結果データ

中古マンション・中古戸建て住宅と新築マンション・注文住宅の立地条件の違い

新築と中古住宅を立地条件の利便性で比較すると、どちらの場合も中古住宅の方が有利です。埼玉県では東京都内に通勤通学している人も多いので、交通の利便性は住まいの欠かせない条件であるご家族が多いことと思います。

新築の場合、マンションであっても駅の近くは少なく、徐々に駅から遠い地域へと移行しています。埼玉県内の地域によって異なりますが、駅の近くの土地を購入して注文住宅を建てるとなると、億単位の費用がかかることもあります。

一方、中古マンションや中古戸建て住宅であれば、駅の近くで見つかる可能性もあります。買い物や子育てに必要な公共の施設に行きやすい場所も見つけやすい傾向にあります。

中古マンションと中古戸建て住宅のリノベーションの違い

中古マンションと中古戸建て住宅にはそれぞれリノベーションの際に発生する制限の違いがあります。

戸建て住宅にはほとんど制限がないのですが、マンションには共有部分は変更できないという制限があります。具体的にどのような違いがあるのか見ていきましょう。

窓の制限の違い

マンションの窓は個人の所有部分内にはありますが、外観に影響する為、窓の位置やサイズは変更できません。

ただ、マンションの窓は、断熱性には影響がありますが、日当たりや風通しが悪いということはほとんどありません。その為、断熱の為に内窓をつけたり、ガラスを交換したりすることは許可されることが多いです。中古マンション購入の際には窓の断熱改修の許可について確認しておくことが大切です。

一方、中古戸建て住宅の場合、外壁も取り壊す方法を取ると、窓の位置を自由に変えられます。駅の近くの住宅地に中古物件が見つかった場合、周辺に住宅が密集していて、日当たりや風通しを確保できないという環境にあることも多いです。

そのようなケースも窓の位置や吹き抜けとの組み合わせで、日当たりと風通しを確保できます。もちろんその際に、断熱窓にすれば、断熱性と気密性も確保できます。

水回りの位置変更の制限の違い

マンションでは室内までの給排水の配管は共有部分にあたります。その為、キッチン、浴室、トイレなど水回りの位置の変更の範囲が狭く、壁付キッチンから対面キッチンにするなど移動の少ない変更以外は、ほとんどできません。

一方、中古建て住宅では、キッチンを移動する距離が大きくなるほど費用は嵩みますが、1階から2階に移動するなどの間取り変更ができます。

床材選びの自由度の違い

中古戸建て住宅では、自由に床材を選べますが、中古マンションでは、階下への音の伝わりが大きい床材への変更は許可されないことがあります。おしゃれな雰囲気のフローリングにしたかったのにできなかった…というようなことにならないよう、中古マンション購入の契約前に、床材の制限に関しても確認しておくことが大切です。

資産価値の変化の違い

マンションであっても戸建て住宅であっても、購入時の築年数による違いはありますが、資産価値は徐々に減少していきます。ただし、戸建て住宅の場合、建物の資産価値が0になったとしても、土地の資産価値は減少しません。特に埼玉県は都心部にあたるので、購入時より高額になる可能性もあります。

リノベーション費用の違い

中古のマンションと戸建て住宅を同じ床面積で比較すると、一般的に戸建て住宅の方がマンションより費用が嵩みます。間取り変更や内装の貼り替え、住宅設備機器交換などに関しては同じですが、戸建て住宅の場合には、屋根の葺き替えや外壁塗装などが必要になるからです。

また、築年数の長い住宅では工事が始まってから、シロアリ被害などが発見され、追加工事が必要になった場合、費用が嵩みます。築年数の長い住宅を購入する場合には、専門家に依頼して住宅診断（ホームインスペクション）を受けておくと安心です。

埼玉県では中古マンションと中古建て住宅ではどちらが有利？

都内への通勤通学をするご家族にとっては、交通の利便性が快適な暮らしの条件のひとつです。一方、子育てに備える住まいや、リタイア後の第二の人生を楽しむ住まいを目的にしている場合には、静かで落ち着いた環境が好ましいことと思います。

埼玉県では周辺に住宅街が拡がる駅もあれば、周辺には商業ビルやマンションがほとんどである駅もあります。また、地域によって中古物件の価格に大きな違いがあります。

通勤通学の利便性を最優先する場合にはマンション、落ち着いた静かな環境を最優先する場合には中古住宅を基本に中古物件探しを進めていきましょう。更地ではほとんど望めませんが、中古の戸建て住宅の場合、稀に駅から数分というような位置に戸建て住宅が見つかることもあります。

このような場合、住宅が密集しているので日当たりと風通しの為にリノベーション費用は嵩みますが、利便性の良い戸建て住宅を手に入れられます。

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埼玉県には密集した住宅地が多い地域と、郊外の良さを満喫できる自然の残る地域があります。現在の家族のライフステージや家族構成による暮らし方に合わせて、最適な中古マンションや中古住宅を選びましょう。

リノベーションの際にはお気軽にお問い合わせください。ショールームへもぜひお越しください。

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