24時間風呂と追い焚きの違いは?さまざまな観点から比較してみよう
快適な温度のお湯でお風呂を楽しみたいなら、24時間風呂か追い焚き機能のついたお風呂を採用することをおすすめします。
どちらもお湯を温めたり保温したりする機能があります。
しかし、仕組みやメンテナンス方法などがまったく異なるため、自分に合う方を選択することが大切です。
そこで今回は、24時間風呂と追い焚きの違いを解説します。
さまざまな項目で比較も行いますので、メリット・デメリットを確認しましょう。
コラムのポイント
- 24時間風呂は常にお湯を循環・ろ過・殺菌して保温していますが、追い焚きは必要なタイミングで保温や温めを行います。
- コスト・メンテナンス・衛生面などでさまざまな違いがあるため、家族の入浴スタイルに合う方を選びましょう。
- 24時間風呂のご採用は「リモデル」へお気軽にご相談ください。
Contents
「24時間風呂」と「追い焚き」の違い
24時間風呂と追い焚きの違いを解説します。
24時間風呂の仕組み
24時間風呂は常にお湯を循環・ろ過・殺菌しながら、快適な温度に保温できるお風呂です。
一般的なユニットバスの機能にはなく、24時間風呂の機械を別途施工して採用します。
入浴前に何の操作もなく、いつでも好きなタイミングで適温のお風呂に入れる点が最大のメリットです。
また、お湯の交換は1週間に1度程度で良く、毎日のお手入れも簡単です。
24時間風呂の詳細はぜひこちらのコラムをチェックしてみてくださいね。
▷関連コラム:24時間風呂とは?メリット・デメリットと選ぶ際のポイントをプロが解説
追い焚きの仕組み
追い焚きは、ぬるくなったお湯または水を温め直す機能です。
新たに温かいお湯を張るのではなく、すでに浴槽内に溜まっているお湯を適温にすることができます。
追い焚きには「フルオート」と「オート」の2種類があり、機能に差があります。
- フルオート:お湯張り・保温・追い焚き・足し湯をすべて自動で行う
- オート:お湯張り・保温・追い焚きを自動で行い、足し湯は手動で行う
お湯が少なくなってしまっても、フルオートなら自動で足し湯をしてくれるため手間がかかりません。
また、フルオートには排水時に配管を洗浄する機能がついているタイプも多いです。
フルオート・オート機能をオフしている場合は、自分で入浴前に追い焚きボタンを押す必要があります。
適温になるまで少し時間がかかるため、その点はデメリットと言えるでしょう。
【比較】24時間風呂と追い焚きはどっちがいい?
24時間風呂と追い焚きはそれぞれどのような魅力があるのでしょうか。
さまざまな項目で比較していきますので、ご自身に合っているのはどちらなのかチェックしてみてくださいね。
①初期費用
・初期費用は追い焚きの方がかかりにくい
追い焚きはユニットバスの通常の機能としてついてきます。
そのため、お風呂の交換リフォームを考えているなら、プラスの費用はかかりません。
対して、24時間風呂はユニットバスの他に、専用の機械を施工する必要があります。
機械の本体代金は30~50万円が相場です。
ちなみに、既存のユニットバスに追い焚き機能を後付けすることが可能です。
給湯器のみの交換であれば20万円前後でリフォームが可能ですが、配管工事も必要な場合は30~60万円程かかります。
後付けする場合は費用に差がない可能性もありますので、両方の見積りを取って比較してみましょう。
②ランニングコスト
・1日に何度も時間を置いて入浴するなら24時間風呂がおすすめ
24時間風呂は、その名の通り24時間ずっと機械を稼働させているため、ランニングコストがかかります。
電気代は1日あたり約200~300円程度です。
一方で、追い炊きはお湯を温めたいタイミングで使う機能です。
1回あたり45円程度の電気代がかかります。
※追い焚き1回あたり約1.5 kWh消費、1kWhあたり30円(東京電力エナジーパートナー従量電灯B)で計算。
そのため、家族の入浴のタイミングがバラバラの場合や、1日に複数回入浴する場合は24時間風呂の方がお得になるケースも。
反対に、1度も追い焚きを使わない日が多い家庭は、24時間風呂の方が電気代がかかります。
③衛生面
・24時間風呂は常にお湯を循環・ろ過・殺菌していて衛生的
24時間風呂は、常にお湯を循環させてろ過や殺菌を行っています。
お湯を変える頻度が少ないため不衛生と思われがちですが、適切なろ過や殺菌を行っていれば衛生的です。
24時間風呂の衛生面に関しては、こちらのコラムで詳しく解説しています。
▷関連コラム:24時間風呂はレジオネラ菌が心配?対策と安全性をプロが解説
対して、追い炊きは1度使用したお風呂のお湯を再度温めて使用します。
お湯をろ過や殺菌する機能がないため、何度も追い焚きをして入浴すると菌が繁殖する環境が整いやすいです。
そのため、24時間風呂のように何日間もお湯を張りっぱなしで、追い焚きをすることは避けましょう。
④お手入れの楽さ
・毎日のお手入れは24時間風呂の方が楽
24時間風呂と追い焚きの毎日必要なお手入れについて紹介します。
- 24時間風呂:お湯を張ったまま浴槽内のヌメリを軽くスポンジで擦り、フィルターのゴミを取る
- 追い焚き:家族全員の入浴後にお湯を抜き、洗剤をつけて浴槽全体をこすり洗いする
1日のお手入れの手間は24時間風呂の方がかかりません。
24時間風呂は週1回くらいのペースで、追い焚きのお風呂と同じような掃除が必要です。
日々のお手入れは楽にして、休みの日にしっかりと掃除をしたいなら24時間風呂がおすすめでしょう。
24時間風呂の詳しいお手入れ方法については、こちらのコラムをご覧ください。
▷24時間風呂の掃除・メンテナンス方法は?気になる衛生面についても解説
⑤メンテナンス
・メンテナンスは追い焚きの方が楽
追い焚きのメンテナンスは、浴槽についているフィルターを洗い、専用のつけ置き洗剤などで配管を掃除するだけなので手間がかかりません。
対して、24時間風呂はさまざまなパーツの交換や、定期的な点検が必要です。
具体的には、次のようなメンテナンスがあります。
- フィルターの交換:1年に1回以上
- 活性石の洗浄:1年に1回以上
- 装置の点検:年4回以上
- 活性石の交換:5年に1回程度
- 機器等の消毒・交換:2~3年に1回程度
メーカーによってメンテナンスの頻度は異なりますので、適切なメンテナンスをできるかを検討してから採用しましょう。
⑥メーカーや商品の自由度
・ユニットバスのメーカーや商品の選択肢は追い焚きの方が多い
追い焚きは、ユニットバスメーカーのほとんどの商品で採用されている機能です。
そのため、自分の好きなメーカーやグレードのユニットバスを選ぶことができます。
対して、24時間風呂は採用できるお風呂メーカーや浴槽の素材が限られます。
パナソニックとタカラスタンダードのユニットバスは24時間風呂に対応していますが、どちらも人造大理石の浴槽に限るなどの条件付きです。
お風呂のメーカーや仕様にこだわりがあるなら、選択肢の多い追い焚きを採用することをおすすめします。
⑦付加価値
・24時間風呂には温泉気分を味わえるような機能も
24時間風呂は、天然鉱石を機械の中に入れてお湯を循環させることで、人工温泉を作ることが可能です。
腰痛・肩こり・冷え性などに効く人工温泉に好きなタイミングで入ることができます。
また、疲労回復効果もあるため、1日の疲れをお風呂でゆっくり癒したい方にぴったりです。
対して、追い焚きはただお湯を温め直すだけなので、24時間風呂のような効果はありません。
入浴剤を入れて色や香りを楽しむことはできますが、天然鉱石を使った24時間風呂のような効能は得られないケースがほとんどです。
ちなみに、入浴剤を入れたお湯を追い焚きすると、配管に入浴剤の成分が付着して傷みにつながることも。
入浴剤を使う場合には、配管にダメージがないものを選ぶ必要があります。
いつでも清潔で快適なお風呂に入りたいなら24時間風呂がおすすめ
24時間風呂と追い焚きは、どちらも快適な温度のお湯に保ってくれる機能ですが、仕組みは全くの別物です。
常にお湯を循環・ろ過・殺菌させながら保温する24時間風呂は、衛生的にも安全でいつでも好きなタイミングで入浴ができます。
一方で、追い焚きは温めたいタイミングで稼働させるため、1日に何度も追い焚きする場合は電気代がかかりやすく、衛生面でも不安が残ります。
家族がバラバラのタイミングで複数回入浴するなら、24時間風呂の方がおすすめでしょう。
ご自宅の入浴スタイルに合わせて、24時間風呂と追い焚きを選択してくださいね。
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リモデルの24時間風呂「準天然温泉トゴールスパシステム® 」は、フィルター・活性石によるろ過に加え、オゾンによる殺菌も行っております。
衛生面に配慮した仕組みで、浴槽のお湯はいつも清潔です。
また、リモデルの24時間風呂では、厚生労働省の認可が下りた「天然鉱石トゴール®」を採用しています。
身体が芯から温まり、お肌にも潤いを与える人工温泉をご体感いただけます。
さらに、マイナスイオンがふんだんに放出される天然トルマリン鉱石も取り入れておりますので、リラックスしたお風呂時間をお楽しみください。
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