ペットのためのリフォームアイデア22選|愛犬・愛猫が快適に暮らせる住まいとは

ペットのためのリフォーム

家族の一員であるワンちゃん・ネコちゃんには、快適な空間で暮らしてほしいですよね。

飼い主もお手入れやお世話がしやすい住まいの方が、よりペットとの時間を楽しめます。

 

しかし、家を建てたときにペットを飼っていないと、人だけが住みやすい家になっていますよね。

ペットにとって不快に感じたりや危険だったりする箇所もあるため、ペットの暮らしも考えたリフォームがおすすめです。

 

今回は、ワンちゃん・ネコちゃんがいる家庭におすすめしたいリフォームアイデアを紹介します。

 


ラムのポイント

  • ペットが暮らしやすい家にリフォームすることで、ワンちゃん・ネコちゃんの安全面・衛生面・健康面などに良い影響があります。
  • さまざまなアイデアの中から、愛犬・愛猫の性格や生活スタイルに合ったリフォーム工事を選びましょう。
  • 人もペットも暮らしやすい住まいにリフォームしたいなら、ハウスリンクへお気軽にご相談ください。

 

Contents

 

ペットが快適に暮らすために大切な5つのこと

ペットが快適な家

ペットが快適に暮らすために大切なことは次の5つのポイントです。

 

①安心して過ごせるスペースがある

ペットが安心して過ごせるようなスペースを作ることが大切です。

今の住まいでのペットの暮らしを見返して、寝床を整えてあげましょう。

また、身体に負担のない内装にしたり、いたずらされないような工夫ができていると安心です。

 

②快適に過ごせる室内環境がある

温度と湿度が快適に保たれていて、外の音が気になりにくい室内環境を整えることもポイントです。

快適な空気環境ならペットは体調を崩しにくく、防音性が高ければ興奮する機会を減らすことができます。

室内環境を整えると人も暮らしやすくなりますので、ぜひ見直してみてくださいね。

 

③家の中がきれいで清潔に保てる

家の中が常に清潔であることも大切です。

ペットのトイレをきれいに保つことでニオイ対策にもなり、ホコリやゴミなどが落ちていなければ誤飲も防げます。

掃除がしやすい家なら掃除やお世話の負担を減らせるため、ペットと遊んだりゆったり過ごしたりする時間を長く確保できるでしょう。

 

④お手入れができる環境が整っている

ペットのお手入れがしやすい環境を整えることも大切です。

お風呂やブラッシングをしたり、散歩後に足を洗ったりとさまざまなお手入れがありますよね。

お世話がしやすい十分な設備と広さを整えておくと、人もペットもストレスがかかりません。

 

⑤運動不足にならない工夫がされている

ペットが運動不足にならない工夫がされていることもポイントです。

ワンちゃんの場合、お散歩に行きやすい環境が整えられていて、庭でも遊ぶことが理想的です。

ネコちゃんの場合、家の中で自由に動き回れるような工夫がされていると、運動不足になりません。

 

愛犬・愛猫に共通のリフォームアイデア【14選】

犬と猫のリフォーム

ワンちゃん・ネコちゃんに共通するリフォームアイデアを紹介します。

 

①滑りにくい床に張り替える

一般的なフローリングはツルツルと滑りやすく、ペットの足腰に負担が掛かっています。

滑りにくい床へ張り替えることで、身体の負担を減らせて自然と運動量も上がるでしょう。

 

具体的には次のような床材がおすすめです。

 

  • ペット用フローリング:表面に滑りにくい加工がされているフローリング
  • クッションフロア:クッション性のある発泡塩化ビニル素材でできた床材
  • フロアタイル:ポリ塩化ビニルを素材として作られたタイル状の床材
  • タイルカーペット:パネル状になっているカーペット

 

ペット用フローリングやクッションフロアは、床材の張り替えが必要です。

一方で、フロアタイルとタイルカーペットは既存の床の上に施工することができます。

 

足腰に1番負担が掛かりにくいのはタイルカーペットですが、お手入れの大変さがデメリットです。

クッションフロアは柔らかいため負担が掛かりにくく、耐水性もあるためお手入れもしやすいです。

 

それぞれのメリット・デメリットを比較して、愛犬・愛猫に合う床材を選びましょう。

 

②ペット用のドアに変更する

ペット用の扉は通常の扉の下部にペット用の小さなドアがある仕様で、ワンちゃん・ネコちゃんが自由に空間を行き来することができます。

犬・猫の体型に合わせてサイズのバリエーションがあるため、ペットに合うものを選びましょう。

 

③ペット用の耐久性の高い壁紙にする

ペット用の耐久性の高い壁紙は、引っ掻きに強くお手入れのしやすい素材です。

また、ニオイを吸収しにくく抗菌性などの機能も持ち合わせたペット用壁紙もあります。

ペットが長く過ごす空間だけでも、壁紙の張り替えを検討してみましょう。

 

④消臭効果のあるタイルや珪藻土を壁に採用する

消臭効果のあるタイルや珪藻土を壁に採用することもおすすめします。

これらは調湿効果も期待できるため、空気環境を整えたい場合にも効果的です。

 

ただし、珪藻土は下地処理なども必要なため施工に時間がかかります。

手軽にリフォームしたいなら、既存の壁紙の上から貼り付けられるLIXILの「エコカラット」がおすすめです。

色・柄も豊富にあってデザイン性も高いため、おしゃれな内装に仕上がります。

▷参考ページ:エコカラット|LIXIL

 

⑤トイレ専用スペースを作る

ペット専用のトイレスペースを作ることをおすすめします。

床材はタイルやフロアタイル、クッションフロアなどを選ぶと、耐水性の高くて掃除がしやすいです。

また、壁をツルツルとしたパネル材で仕上げると、排泄物が跳ねてもサッとふき取ることができてニオイ残りも気になりません。

 

注意点は、トイレの位置を大きく変えると戸惑ってしまうワンちゃん・ネコちゃんもいる点です。

既存のトイレスペースの壁や床をリフォームする方法だと、順応しやすいためおすすめです。

 

⑥ペットが安心して休めるスペースを作る

リフォームを検討するなら、ペットが安心して休める寝床も考えましょう。

ペット用のベッドやクッションが置けるようなスペースがあると、ゆったりと寝ることができます。

 

日差しやエアコンの風が直接当たらないような場所がおすすめです。

また、大きな物音がする空間の近くや家族の行き来が多い動線上は避けた方が、ワンちゃん・ネコちゃんは落ち着くことができます。

 

ただし、ペットの性格によって安心できる環境は異なりますので、普段の生活を見直して検討してみてくださいね。

 

⑦換気扇を追加する

ペットのトイレスペースや寝床はニオイが気になりやすい空間です。

個別の換気扇を追加することで、空気の入れ替えを行うことができます。

 

パナソニックから販売されている天井埋め込み型の換気性は、ナノイーを発生させる機能もついています。

ナノイーは脱臭・除菌効果があるため、ペットスペースにぴったりな設備です。

▷参考ページ:天井埋込形ナノイー発生機「エアイー」|Panasonic

 

⑧引っ掻きに強い網戸に変える

窓を開けているときに、ワンちゃん・ネコちゃんが網戸を引っ掻くという悩みも多いですよね。

サッシメーカーの網戸には、ペット用の耐久性の高い商品も用意されています。

樹脂コーティングなどがされた網戸は、引っ掻きに強いため安心です。

 

⑨内窓をつけて断熱性・防音性を高める

埼玉県坂戸市鶴ヶ島市窓リフォーム補助金内窓取付リフォーム

▷施工事例:埼玉県坂戸市窓リフォーム

内窓リフォームとは、既存の窓の内側に新たな窓を施工する工事のことです。

内窓をつけて断熱性能を高めることで、ペットが快適な室温を保ちやすくなります。

また、防音性が高まれば外の音が気になりにくくなりますし、ワンちゃんが吠えても外へ聞こえにくいです。

人にとっても快適性が上がるリフォームですので、ぜひ検討してみてくださいね。

 

⑩ペット用収納を追加する

ペットを飼っているとお手入れ用品やおもちゃ、ご飯などさまざまなグッズが増えてしまいますよね。

それらを収納する場所がなくて困っているなら、リフォームで収納を作ることをおすすめします。

 

例えば、腰高より下の空間はトイレスペースにして、上の空間にペット用収納を作ることで空間を有効活用できます。

ペット用品を頻繁に使う場所の近くに、きれいに整理整頓できる収納を作りましょう。

 

⑪収納に扉をつける

東京都東村山市中古住宅リノベーション白

▷施工事例:東京都東村山市中古住宅マンションリノベーション

細々したものがペットの生活スペースに出ていると、遊んでしまって壊したり誤飲をしたりなど、さまざまな危険が考えられます。

日用品や食品、趣味のものなどは扉付きの収納に入れておくことで、ペットのいたずらを防ぐことが可能です。

 

取手付きの扉はペットに開けられた経験のある方は、取手レスタイプの扉がおすすめです。

お留守番のときも安心できるようにリフォームを行いましょう。

 

⑫壁を取り壊して広々とした空間にする

内装リフォーム

▷施工事例:埼玉県リビングリフォーム

ペットが元気に走り回れる空間が欲しいなら、思い切って間取り変更を行いましょう。

リビングと隣接しているダイニングや和室の壁を取り壊せば、空間を一体化させて広げることができます。

ただし、構造上必要な壁は取り壊すことができないため、リフォーム会社に相談してみてくださいね。

 

⑬段差をなくしてバリアフリー化にする

段差の多い間取りだと、ペットがつまずいたり転倒・落下する恐れがあります。

高齢のペットの場合は、少しの段差でも負担に感じて運動量が落ちてしまうことも。

空間ごとの段差をなくしてバリアフリー化することで、ペットの安全性を守ることが可能です。

 

⑭畳を耐久性の高い樹脂製にする

お住まいに和室がある場合は、畳の素材を見直しても良いでしょう。

い草の畳は耐水性や耐久性が低いため、ペットにおすすめの素材ではありません。

樹脂製は水拭きが可能で耐久性が高いため、ペットがいても採用しやすい畳です。

 

愛犬のためのリフォームアイデア【5選】

犬のリフォーム

愛犬のためにできるリフォームのアイデアを紹介します。

 

①広いユニットバスや洗面脱衣所にする

1.5坪のユニットバスリフォーム

▷施工事例:埼玉県川越市お風呂リフォーム

中型犬・大型犬がいるご家庭では、ワンちゃんのシャンプーやブラッシングなどが大変という方も少なくありませんよね。

洗い場が広いタイプのユニットバスなら、ゆとりある空間でワンちゃんを洗うことができます。

1.25坪や1.5坪タイプのユニットバスがおすすめです。

 

また、脱衣洗面所が広ければお風呂後のドライヤーやブラッシングもしやすくなります。

抜け毛が多い犬種なら、浴室の近くに2~3畳程度のトリミングルームを作っても良いでしょう。

 

②庭にウッドデッキや人工芝を施工する

人工芝

▷施工事例:埼玉県入間市外構庭リフォーム

庭で遊べるスペースを作ってあげれば、散歩に行けない日でもワンちゃんが走り回ることができます。

人工芝を敷けばワンちゃんの足が汚れにくく、身体に負担もかかりにくいです。

 

また、室内とフラットにつながるウッドデッキを施工することで、出入りがしやすくなります。

ウッドデッキの段差も低くしたり、スロープを選んだりして、ワンちゃんの足腰に負担が掛からないようにしましょう。

 

③道路に飛び出さないようにフェンスをつける

玄関や窓からペットが出てしまっても、道路まで行かないようにフェンスをつけるリフォームもおすすめです。

また、庭の周りをフェンスで囲っておけば、リードをつけずに遊ばせておくことができます。

 

ワンちゃんの体格によって飛び越えられる高さが異なるため、フェンスの高さには注意が必要です。

また、道路の人や車を見て興奮してしまうワンちゃんは、目隠しフェンスなどを採用すると良いでしょう。

 

④外水栓を追加する

散歩終わりのワンちゃんの足を洗ってあげたり、庭遊び中に水を飲んだりできる外水栓も便利です。

シャワータイプやお湯が出る混合水栓も採用できるため、用途に合わせて選んでみてくださいね。

 

⑤リードフックを取り付ける

ワンちゃんのリードを掛けておける、リードフックも便利なアイテムです。

散歩終わりに玄関先で待たせておけば、足を拭く準備などをできます。

また、犬嫌いの人が来たときには、室内のリードフックにつないでおけば安心です。

 

ワンちゃんが引っ張ることを考慮して、下地材が入っている場所に施工しましょう。

 

愛猫のためのリフォームアイデア【3選】

猫のリフォーム

愛猫のためにできる、リフォームアイデアを紹介します。

 

①腰壁にする

壁で爪とぎをすることがあるネコちゃんには、耐久性の高い腰壁を施工すると壁を傷みにくくできます。

腰壁とは、床面から腰高の壁に施工する板材のことです。

一般的な板材よりも耐久性が高くてキズが付きにくいペット用の腰壁もあるので、チェックしてみてくださいね。

 

②ガスコンロからIHへ変える

キッチンリフォーム

▷施工事例:埼玉県飯能市キッチンリフォーム

ネコちゃんはカウンターや棚の上に飛び乗ってしまうことがありますよね。

中にはキッチンに上ってしまい、ヒヤッとした経験をした方も少なくないと思います。

 

火が出るガスコンロではなくIHにすることで、安全性を高めることができます。

IHはネコちゃんが飛び乗って電源が入ってしまっても、熱が伝わらないため安全です。

また、毛だらけになってもフラットなので、お手入れの負担を減らすことができます。

 

注意点は、IHを使用後は高温になっていても熱さが分かりにくいことです。

使用後はカバーをつけるなどして対策を行いましょう。

 

③キャットウォークを壁面につける

ネコちゃんが家の中で遊べるように、壁面を活かしてキャットウォークを作るリフォームもおすすめです。

置き型のキャットタワーと違って場所を取らないため、部屋を広く使うことができます。

 

LIXILの「猫壁(にゃんぺき)」なら、マグネットタイプなのでリフォーム後も自由自在に組み換え可能です。

▷参考ページ:キャットウォーク | 猫壁(にゃんぺき)|LIXIL

 

他にも、大工さんに造作で作ってもらう方法もあります。

ネコちゃんの好奇心をくすぐるようなキャットウォークを採用してくださいね。

 

リフォーム中はペットを預けた方がいい?

リフォーム中のペットは預けるか

リフォームの内容にもよりますが、仮住まいに引っ越すほどの大掛かりな工事でなければ、預けなくても大丈夫です。

 

ただし、大きな物音が出て粉塵が飛び散ることもあるため、興奮状態や体調が悪くなるワンちゃん・ネコちゃんもいます。

工事しているところへ近づかないように、ゲージへ入れたり別の部屋へ移動させたりするなどの対策が必要です。

リフォームが始まったばかりで慣れていない場合は、なるべくペットのそばにいてあげると落ち着くでしょう。

 

また、業者さんの中には犬や猫が苦手な方もいます。

過度な接触を控えることや、事前にリフォーム会社にペットがいることを伝えるなどの配慮をしておくと安心です。

 

まとめ

現状のお住まいのままでは、ペットにとって過ごしにくい空間になっているかもしれません。

ワンちゃん・ネコちゃんの居心地の良さや健康面・安全面を考えながら、住まいをアップデートさせることが大切です。

さまざまなリフォームアイデアがありますので、ワンちゃん・ネコちゃんの性格や生活スタイルに合ったものを採用してみてくださいね。

 

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