押入れをクローゼットにリフォーム|方法や費用、施工事例を紹介
使っていない押入れをクローゼットへリフォームすることで、使い勝手が良くなって有効活用できるケースもあります。
1階の和室をクローゼットにすると、良く着る洋服やアウターなどを掛けておくことができて便利です。
今回は、施工事例を基にクローゼットへリフォームする方法や費用を紹介します。
使いやすいクローゼットのポイントや注意点なども紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
コラムのポイント
- 押入れとクローゼットは収納するものが異なるため、同じ収納でも内部のユニットや扉の仕様に違いがあります。
- 押入れとクローゼットへリフォームする際の費用目安は15~20万円程度です。
- 間取りや使い方に合わせて仕様を選び、湿気対策などを行ったクローゼットに仕上げましょう。
Contents
- 押入れとクローゼットの違いとは
- 押入れをクローゼットにリフォームする方法
- 中段を外してパイプを付ける
- 襖を外して折れ戸にする
- 押入れを広げてウォークインクローゼットにする
- 押入れからクローゼットにする工事費用
- 使いやすいクローゼットにリフォームする4つのポイント
- ①収納する洋服に合う棚を施工する
- ②クローゼット内の壁紙は白がおすすめ
- ③鏡付きの扉があると便利
- ④頻繁に使うなら扉無しという選択も
- 押入れをクローゼットにする際の注意点
- 湿気が溜まらないように対策する
- 必要に応じて床補強を行う
- クローゼット付近に家具を置くなら引き違い戸も検討する
- DIYで押入れをクローゼットにできるのか
- まとめ
- 埼玉県入間市・所沢市・狭山市・川越市の内装リフォームはハウスリンク
押入れとクローゼットの違いとは
押入れとクローゼットは同じ収納ですが、扉や収納ユニットなどに違いがあります。
押入れ | クローゼット | |
---|---|---|
収納する物 | 布団や座布団など | 洋服やカバンなど |
扉 | 襖 | 折れ戸 |
内部の収納ユニット | 中段+枕棚 | 枕棚+パイプ 引き出しなど |
収納するものが異なるため、棚の種類が異なります。
押入れは布団が入れられるような奥行きが深い棚がメインですが、クローゼットは洋服がかけられるようにパイプが付いているユニットが一般的です。
また、押入れは和室に施工されることが多いため、扉を開けたときに畳を擦ることがないように襖が採用されています。
一方で、クローゼットは洋服を一度に見て出し入れしやすいように、折れ戸が選ばれるケースが多いです。
押入れをクローゼットにリフォームする方法
押入れをクローゼットにする方法を紹介します。
- 中段を外してパイプを付ける
- 襖を外して折れ戸にする
- 押入れ周辺の空間を広げてウォークインクローゼットにする
それぞれ詳しく解説します。
中段を外してパイプを付ける
クローゼットとして洋服を収納する場合、中段があると邪魔になってしまいます。
中段を外して上部にパイプを施工することで、ワンピースやロングコートなどの長さのある洋服を収納することが可能です。
また、奥行きが40cm程度の枕棚付きのパイプを採用することで、棚上に帽子やカバンを置くことができます。
クローゼット内を使いやすいように作り込みたいなら、引き出しや細かな棚が付いたシステム収納の採用もおすすめです。
襖を外して折れ戸にする
クローゼットの中に衣装ケースやキャビネットなどを置いて使うなら、中段は取り外す必要はありません。
この場合に必要なリフォームは、襖から折れ戸に変更する工事です。
なぜなら、襖は収納の半分ずつしか開けることができないため、使い勝手が悪いからです。
扉が半分しか開かないと、衣装ケースやキャビネットが上手く引き出せないですからね。
収納の間口を全開にできる折れ戸に変更することで、洋服の出し入れをスムーズに行うことができます。
押入れを広げてウォークインクローゼットにする
押入れからウォークインクローゼットへ変更したいなら、面積を広げる必要があります。
1畳サイズの押入れでもパイプの付け方などを工夫すれは、ウォークインクローゼットにすることはできますが、収納量が少なく使い勝手は良くありません。
ウォークインクローゼットは、2~3畳程度の広さがあると十分な収納量が確保できるでしょう。
押入れ周辺の壁を壊してウォークインクローゼットを作る方法や、部屋を狭めてウォークインクローゼットにする方法などがあります。
押入れ周辺の間取りとの兼ね合いもありますので、リフォーム会社と相談しながらベストな方法を考えましょう。
押入れからクローゼットにする工事費用
押入れからクローゼットにする工事費用の相場は15~20万円程度です。
具体的には、次のような工事を行います。
- 中段からパイプへ変更:3~5万円程度
- 襖から折れ戸へ変更:6~7万円程度
- クローゼット内のクロス張り:2~3万円程度
パイプや棚の仕様、折れ戸のデザインや高さによっても金額が異なります。
築年数が経っているお住まいの押入れは、べニア板で仕上げられているケースも多いため、壁紙の施工もおすすめします。
また、昔ながらの押入れは高さが160~180cm程度で、その上に天袋がある仕様も多いです。
天袋を解体して高さのある折れ戸を付ける場合は、費用がかかります。
こちらは押入れをクローゼットへリフォームした事例です。
before
after
天袋を塞いでクローゼットへリフォームし、和室を洋室に変更する工事も行っています。
3日間の工事で約27万円の工事費用でした。
使いやすいクローゼットにリフォームする4つのポイント
使いやすいクローゼットにリフォームするためのポイントを紹介します。
①収納する洋服に合う棚を施工する
クローゼットを作るなら、収納する洋服や使う人を想定して棚の数やパイプの位置を決めることが大切です。
畳んで収納する洋服が多いなら、高さが変えられる可動棚や引き出しの収納ユニットがあると使いやすいでしょう。
一方で、ほとんどの洋服をハンガーにかけて収納したいなら、長いパイプを施工しましょう。
パイプだけのシンプルなクローゼットなら、後から収納キャビネットを買い足せるため可変性も高いです。
また、ハンガーパイプの高さにもこだわると、使い勝手が良くなります。
160cm前後の身長の方なら、180cmくらいの高さのパイプが使いやすいです。
ただし、パイプを上下二段にする場合、上のパイプが180cmだと低すぎるケースも。
身長や収納する服の種類によって、パイプの高さを検討しましょう。
②クローゼット内の壁紙は白がおすすめ
押入れ内の壁をクロス張りにするなら、色は白がおすすめです。
明るい色の無地のクロスは圧迫感が出にくく、洋服の色味がわかりやすいというメリットがあります。
色味が分かりやすいと探している洋服をすぐに見つけることができ、整理整頓もしやすいです。
壁紙は種類が豊富なため、可愛らしい柄やかっこいいダークカラーなどを選びたくなってしまいます。
しかし、生活の中で、クローゼット内のクロスを楽しむ機会はあまりありません。
そのため、使い勝手を優先した色・デザイン選びをおすすめします。
③鏡付きの扉があると便利
部屋に鏡がない場合や、狭くて鏡が置けないという場合は、鏡付きの扉をおすすめします。
折れ戸には姿見付きの扉デザインがあり、省スペースで鏡を設置することが可能です。
扉を開けた状態でも鏡が見えるため、洋服選びの際に役立つでしょう。
④頻繁に使うなら扉無しという選択も
使用頻度が多いクローゼットなら、扉無しという選択肢もあります。
扉がないクローゼットなら、開け閉めの手間やレールの掃除をなくすことが可能です。
目線が気になる場合は、ロールスクリーンを設置する方法もあります。
ただし、扉がないとクローゼット内にホコリが溜まりやすくなる点はデメリットです。
メリット・デメリットを考えながら、扉の有無を検討してみてくださいね。
押入れをクローゼットにする際の注意点
押入れをクローゼットにする際の注意点を紹介します。
湿気が溜まらないように対策する
洋服を収納するクローゼットは湿気が溜まりやすい空間です。
クローゼット内が結露してしまうと、洋服や壁にカビが発生する恐れがあります。
湿気が溜まることを防ぐために、壁内に断熱材を施工して結露対策をしたり、風通しの良いルーバー扉を選んだりするなどの対策を取りましょう。
必要に応じて床補強を行う
昔ながらの押入れの床は補強されておらず、べニア板だけで仕上げているケースも少なくありません。
すると、重い収納棚を載せたときに、床が抜けてしまう可能性があります。
事前にリフォーム会社に床の状態や仕上げ方を確認してもらい、必要に応じて床の補強工事をしましょう。
クローゼット付近に家具を置くなら引き違い戸も検討する
クローゼットへリフォームするときは、収納としての使い勝手だけでなく、部屋全体の使い方を考えることが大切です。
折れ戸は扉を全開にできて洋服の出し入れがしやすいですが、クローゼットのすぐ手前にベッドがあると扉の開け閉めができなくなります。
このような場合は、襖と同様に扉が左右にスライドする引違い戸を選びましょう。
扉は半分ずつしか開閉できなくなりますが、家具と干渉することはありません。
部屋の広さや家具の配置なども考えながら、扉の種類を選んでくださいね。
DIYで押入れをクローゼットにできるのか
簡易的にはなりますが、DIYで押入れをクローゼットにすることは可能です。
具体的な例を紹介します。
- ハンガーラックを購入して置く
- 突っ張り式のハンガーポールを取り付ける
- 襖を外して突っ張り棒でカーテンを付ける
どれも手軽にできる方法です。
しかし、突っ張り棒の強度が弱くてパイプやカーテンが落ちてしまうなどの可能性があります。
ハンガーラックがクローゼットのサイズと合わず、デッドスペースができてしまうというケースも。
使用頻度が高いクローゼットをリフォームする場合や、使いやすさにこだわりたいと考えている方は、リフォーム会社に相談することをおすすめします。
まとめ
使っていない押入れをクローゼットへ変更することで、用途が広がって上手に活用できるケースも多いです。
パイプを施工したり折れ戸へ交換したりして、使いやすいクローゼットに仕上げましょう。
また、使い方に合わせて収納ユニットや内部の壁紙の色などを選ぶこともポイントです。
内装リフォームの実績が多いリフォーム会社に依頼をして、使いやすいクローゼットリフォームを提案してもらってくださいね。
埼玉県入間市・所沢市・狭山市・川越市の内装リフォームはハウスリンク
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