キッチンの種類と特徴を解説|キッチンリフォーム前に知っておくべき基礎知識

キッチンリフォームの種類

キッチンリフォームをしたいと思って情報収集を始めると、たくさんの種類があってどれを選べばいいのか分からないと感じる方も少なくないでしょう。

ご自身のキッチンに対する要望を満たしつつ、今のお住まいに合ったモデルやレイアウトを探すのは難しいですよね。

 

そこでこの記事では、キッチンの種類ごとの特徴を分かりやすく解説します。

ぜひ、ご自身に合うキッチンの形状・設置方法・レイアウトを探してみてくださいね。

 


ラムのポイント

  • キッチンにはI型・L型・アイランドなど様々な形状の種類があります。
  • キッチン本体だけでなく、お住まいに合った設置方法・レイアウトなども考えて選ぶことが大切です。
  • 事例を参考にしながら、ご自身に合うキッチンの種類を探してみましょう。

 

 

キッチンにはどんな種類があるの?

システムキッチンは、基本パーツを組み合わせるセミオーダー方式なので、多くの種類があります。

キッチンリフォームを検討して、初めてキッチンメーカーのカタログやホーページを見ても、自宅にどの種類が合うのか判断するのは難しいですよね。

 

キッチンは次の3つ項目を軸にして、自分に合った種類を選ぶことをおすすめします。

 

  • キッチン本体の形状の種類
  • キッチンの設置方法の種類
  • キッチンレイアウトの種類

 

こちらの記事では、キッチンの種類を形状・設置方法・レイアウトの3つに分けて、それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説します。

記事を読み進めていくと、家族構成やLDK全体のレイアウトに合った使いやすいキッチンを選べるようになっていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

キッチン本体の形状の種類

システムキッチン本体の基本形状は、次の6種類です。

 

  • I型キッチン
  • L型キッチン
  • ペニンシュラキッチン
  • アイランドキッチン
  • 二列型キッチン(セパレートキッチン)
  • U字型キッチン(コの字型キッチン)

 

それぞれの特徴やメリット・デメリットを確認していきましょう。

 

I型キッチン

I型キッチン

I型キッチンは、シンク・コンロを一直線に並べたベーシックな形状のキッチンです。

 

レイアウトの種類対面・壁付け
メリット
  • 省スペースで設置できて場所を選ばない
  • 壁付けと対面どちらにも対応できる
  • 対面で設置するとカウンターを作れる
  • 本体の価格が安い
デメリット
  • 対面で設置する際に立ち上がり壁が必要
  • 複数人で作業すると動線が重なる

 

I型キッチンは設置するスペースや場所に幅広く対応できます。

リビング・ダイニングと向かい合わせになる対面式のI型キッチンは、キッチン前に立ち上がり壁ができるので手元を隠すことが可能です。

立ち上がり壁の上にカウンターを付ければ、インテリアを飾ったり料理を一時置きしたりするスペースとして活用できます。

 

一方で、開放的なキッチンにしたい場合は、立ち上がり壁が邪魔になってしまう可能性も。

また、シンク・作業スペース・コンロがすべて横並びなので、2人で料理するときに移動しにくいというデメリットもあります。

 

L型キッチン

L型キッチン

L型キッチンは、アルファベットの「L」のような形状のキッチンで、シンクとコンロがL字の両端に配置されます。

 

レイアウトの種類対面・壁付け
メリット
  • 広い作業スペースを確保できる
  • コンパクトな動線で効率的に作業できる
  • 間口が狭い空間でも設置可能
デメリット
  • 広めのキッチンスペースが必要
  • コーナー部分の収納が使いにくいケースも

 

L型キッチンは、コンロとシンクが90度で向かい合うため、キッチン内の移動を短くできて作業効率が上がります。

シンク・コンロ横にそれぞれ作業スペースがあり、複数人での調理にも向いています。

 

一方で、奥行きが狭いキッチンスペースでは設置が難しかったり、設置できても使いにくくなったりするケースも。

コーナー部分の収納は出し入れしにくいこともあるため、ショールームで使い勝手を確認することをおすすめします。

 

ペニンシュラキッチン

ペニンシュラキッチン

ペニンシュラキッチンは、コンロ横が壁になっていてシンク前はフラットになっている形状のキッチンです。

コンロの前は上の画像のような壁のタイプと、フラットのタイプから選択できます。

 

レイアウトの種類対面
メリット
  • 開放感のあるキッチンにできる
  • アイランドキッチンと比べて省スペースで設置可能
  • コンロ前を壁にすれば油跳ねも防げて安全
デメリット
  • I型キッチンと比べると価格は高い
  • シンクの水がダイニング側に跳ねやすい
  • シンク・作業スペースの手元が見える
  • 吊戸棚が付けられないため収納量が減る

 

ペニンシュラキッチンは、シンクと作業スペース前がフラットになるため、I型キッチンと比べて開放感が出る点が大きなメリットです。

コンロ横は壁に接しているためお子様やペットが近づくのを防ぎやすく、前面も壁にすればキッチン前に油が跳ねることがありません。

 

一方で、シンクと作業スペース前はフラットになっているため手元が見えやすく、来客時などの目線が気になるという意見もあります。

使い方によってはキッチン前や横に水が跳ねることもあるため、こまめなお手入れが必要でしょう。

 

アイランドキッチン

アイランドキッチン

アイランドキッチンは、キッチン周りに壁が全くない形状のキッチンです。

 

レイアウトの種類対面
メリット
  • 開放感のあるキッチンにできる
  • LDKのデザイン性が高まる
  • コミュニケーションが取りやすい
  • 複数人で料理がしやすい
デメリット
  • 手元が丸見えになってしまう
  • 広い設置スペースが必要
  • 水・油ハネが気になることがある
  • 吊戸棚が設置できない
  • 費用が高い

 

アイランドキッチンの魅力は、開放感とデザイン性です。

周りに壁がなく全面がパネル仕上げなので、キッチンを1つの家具やインテリアのように魅せることができておしゃれです。

また、四方から調理や配膳などを行えるため、大人数での料理にも適しています。

 

一方で、フルフラットのアイランドキッチンは、手元が見えてしまい生活感が出やすいです。

キッチンの四方にスペースが必要なため、設置できるお住まいも限られてしまいます。

限られたスペースにアイランドキッチンを採用すると、キッチン本体のサイズがコンパクトになってしまうため注意しましょう。

 

二列型キッチン(セパレートキッチン)

二列型キッチン

二列型キッチンは、シンクとコンロのキャビネットが分かれていて、向かい合って設置されている形状です。

 

レイアウトの種類対面・壁付け
メリット
  • シンク・コンロにそれぞれ広い作業スペースが確保できる
  • 2人で作業しやすい
  • キッチン下の収納量を多くできる
  • 間口が狭いキッチンスペースでも設置しやすい
デメリット
  • 濡れた食材をシンクからコンロへ移動するときに水が垂れやすい
  • 身体の向きを変えての調理は使いにくいケースも
  • キッチン全体は広いスペースが必要

 

二列型キッチンはシンクとコンロが分かれているため、二人で調理するときもストレスがありません。

それぞれに作業スペースやキッチン下収納が確保できているため、効率よく動くことができます。

 

一方で、シンク・コンロ間の移動の際に水が垂れたり、何度も身体の向きを変えなければならなかったりする点がデメリットです。

奥行きのある2つのキッチンキャビネットを設置しなければならず、広いスペースが必要になります。

 

U字型キッチン(コの字型キッチン)

U字型キッチン

U字型キッチンは、コの字のように3方にキャビネットが設置された形状です。

 

レイアウトの種類対面・壁付け
メリット
  • 広い作業スペースと収納を確保できる
  • 動線が短く効率的に動ける
  • 一辺を食事スペースや家電置き場として活用できる
デメリット
  • 広い設置スペースが必要
  • コーナー部分の収納が使いにくいケースも
  • 価格が高い

 

U字型キッチンは三方にキャビネットがあるため、収納量や広い作業スペースを確保したい方におすすめです。

また、L型キッチンと同じようなシンク・コンロの配置になることが一般的で、作業動線を短くできます。

 

デメリットは、コの字のキッチンを設置するためのスペースが必要な点です。

冷蔵庫やパントリーの配置、キッチン家電などの設置場所も考えながら、U字型キッチンのレイアウトを決めましょう。

 

キッチンの設置方法の種類

キッチンの設置方法は、壁付けと対面の2種類です。

 

壁付けキッチン

壁付けキッチン

壁付けキッチンは、文字通り壁に向かってキッチンを設置する方法です。

最近は採用が減ってきていますが、料理効率が高く省スペースで設置できるなど、メリットもたくさんあります。

 

メリット
  • 設置スペースがコンパクト
  • 壁に沿って収納を配置しやすい
  • リフォーム費用を抑えやすい
  • ダイニングテーブルへの配膳効率が良い
デメリット
  • 圧迫感がありリビングの家族とコミュニケーションを取りづらい
  • I型かL型しか選べないのでバリエーションは少なめ

 

元々が壁付けキッチンのリフォームでは、そのまま同じタイプのキッチンを採用することでリフォーム費用を抑えることができます。

後ろを振り返ればすぐにダイニングへ行くことができるため、配膳の効率がいい点もメリットです。

 

壁付けキッチンは、キッチンに立って正面を向くと家族の様子が分かりにくく、コミュニケーションを取りづらいというデメリットもあります。

また、料理しながらリビングのテレビを見ることができないレイアウトのことが多いです。

 

壁付けキッチンのリフォーム事例

壁付けキッチン

<施工事例:東京都羽村市キッチンリフォーム>

壁付けキッチンでも正面に窓があることで、明るく開放的なスペースに仕上がります。

 

対面キッチン

対面キッチン

対面キッチンは、リビング・ダイニングに向かってキッチンを設置する方法です。

人気が高く、新築・リフォームどちらも主流になっています。

 

メリット
  • 視界が広く開放的
  • リビングの家族とコミュニケーションしやすい
  • お子さまやペットを見守りながら料理できる
  • レイアウトやデザインのバリエーションが豊富でおしゃれ
  • 背面のカップボードで収納力を高めやすい
デメリット
  • ある程度の設置スペースが必要になる
  • キッチンの生活感が見えやすいので対策が必要
  • 配膳時にカウンターを回り込むような動線になる

 

対面キッチンは、開放感とリビング・ダイニングが見渡せる点が1番のメリットです。

キッチン背面の壁にカップボードを置くことで、大容量の収納も確保できます。

 

ただし、壁付けキッチンと比べて設置スペースが必要になるケースが多いため、リビング・ダイニングが狭くなる可能性も。

料理をダイニングへ配膳するときに、キッチンをグルっと周っていく必要があり、レイアウトによっては動線が長くなる可能性もあるため注意しましょう。

 

キッチンレイアウトの種類

キッチンレイアウトの種類は、独立・オープン・セミオープンの3種類です。

 

独立キッチン

独立キッチンは、キッチンスペースが壁で囲まれていて、リビング・ダイニングから完全に独立したレイアウトです。

 

メリット
  • 料理に集中しやすい
  • キッチンの生活感が外から見えにくい
  • 料理の臭いや煙が広がりにくい
  • 収納スペースを確保しやすい
デメリット
  • 孤立感や閉塞感を覚えやすい
  • 家族とコミュニケーションを取りにくい
  • リビングダイニングへの動線が長くなる

 

キッチンが1つの独立したスペースになっているため、料理に集中したい方やお子様やペットがキッチンに入ることを防ぎたい方におすすめです。

ドアを閉めれば来客時にも目線が気にならず、ニオイや煙などがリビングへ広がりません。

 

一方で、孤立した空間なので、家族の様子が分からずコミュニケーションを取りにくいという一面も。

ダイニングとの距離がある場合は、配膳時に動線が長くなってしまい、不便に感じる可能性もあります。

 

独立キッチンのリフォーム事例

独立キッチン

<施工事例:東京都昭島市キッチンリフォーム>

キッチンスペースが壁で囲まれていて、入り口には扉が付いています。

 

オープンキッチン

キッチン周りに吊戸棚や壁が無く、リビングダイニングとつながっているレイアウトです。

 

メリット
  • 開放感が高くコミュニケーションを取りやすい
  • 配膳効率を高めやすい
  • デザイン性が高くおしゃれ
デメリット
  • キッチン内部が見えるので対策が必要
  • 煙や臭いが広がりやすい
  • 収納を確保しにくい
  • リフォーム費用が多めにかかる傾向がある

 

オープンキッチンはLDKと一体感があり、開放的で明るいキッチンにできる点がメリットです。

キッチンとダイニングの距離を近づけたレイアウトも作りやすく、配膳の効率も良くできます。

 

デメリットは、キッチンの内部が見えやすいため生活感が出やすい点、煙や臭いが広がりやすい点です。

また、独立キッチンからオープンキッチンへのリフォームは、壁の解体などを伴うためリフォーム費用が多めにかかる傾向にあります。

 

オープンキッチンのリフォーム事例

オープンキッチン

<施工事例:埼玉県三芳町キッチンリフォーム>

キッチンの正面に壁や吊戸棚などがなく、リビングダイニングとのつながりが感じられる開放的なオープンキッチンです。

 

セミオープンキッチン

セミオープンキッチンは、キッチンの一部分が壁や吊戸棚で隠れている、独立・オープンの中間的なレイアウトです。

 

メリット
  • 開放感と集中しやすい環境のバランスを取りやすい
  • それぞれの良いとこどりの間取りをつくれる
デメリット
  • しっかりレイアウトを考えないと中途半端になる可能性がある

 

独立キッチンのような閉塞的な空間になるのは避けたいが、オープンで丸見えになるのも困るという方に、セミオープンキッチンはおすすめです。

適度にリビング・ダイニングからの目線を遮りつつ、家族の様子は分かるようなレイアウトにできます。

 

ただし、手立ち上がり壁の高さが低すぎると手元が丸見えになったり、壁にする範囲を広げすぎると圧迫感が出たりすることも。

セミオープンキッチンにするなら、完成のイメージをしっかり持ってレイアウトを考えることが大切です。

 

セミオープンキッチンのリフォーム事例

セミオープンキッチン

<施工事例:東京都あきる野市キッチンリフォーム>

コンロ前は壁で仕切られていて、上部には吊戸棚があるキッチンです。

 

セミオープンキッチンリフォーム

<施工事例:東京都東村山市キッチンリフォーム>

シンク・作業スペース前はカウンターにしてリビング・ダイニングと一体感を持たせ、コンロ前は壁を作って仕切りました。

 

まとめ

キッチンには様々な種類があり、使いやすさやお住まいの間取りに合わせたタイプを選ぶことが大切です。

リフォームによってLDK全体のレイアウトも変更することもできるため、今の暮らしに合ったキッチンを選んでくださいね。

 

ただし、ご自身の情報収集だけでは、どのようなキッチンが良いのか判断しにくいこともあると思います。

そのようなときは、キッチンリフォームの実績の多い会社へ相談し、現地調査をしてもらった上でおすすめのキッチンを提案してもらってくださいね。

 

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