水漏れ修理は自分でできる？原因と手順、プロに頼むべきケースも解説

水漏れ修理を自分でできるかお悩みの方へ。

水漏れ修理は、状況によっては自分で対処できる場合もありますが、注意点もあります。

そこで今回は、豊富な実績と高度な技術を持つ埼玉のリフォーム専門店「ハウスリンク」が、一般家庭で起こりやすい水漏れの原因と対処方法を解説し、DIYで修理可能なケースと、専門業者に頼むべきケースについて詳しく紹介します。

コラムのポイント

• 水漏れ修理を自分で行う場合と、専門業者に依頼すべき場合を正しく判断できるようになります。
• 蛇口やトイレなど、家の中でよく見られる水漏れ箇所ごとに、具体的な修理方法を紹介します。
• 水漏れの量が少なく原因が明確な場合は自分で修理できますが、複雑な場合は専門業者に依頼することが大切です。

水漏れが発生したときにやるべきこと

水漏れ修理を自分で行う場合、慌てず冷静に、以下の手順で応急処置と修理方法を検討します。

①水漏れしている箇所と原因を突き止める

まずは水漏れの箇所と原因の特定が先決です。

水の漏れ方によって修理方法が異なるため、よく観察します。

例えば蛇口の場合、吐水口からポタポタと水が出ているのか、ハンドルの根本から染み出しているのかで必要なパーツや修理方法が変わってきます。

大量に漏れている場合は、まず水を止めることを優先しますが、ポタポタ程度の漏れであれば、落ち着いて原因を探ります。

水の量や漏れ方、周辺の状況をよく確認し、できるだけ正確に状況を把握することが大切です。

②止水栓・元栓を閉めて水漏れを止める

水漏れの箇所に止水栓がある場合は、まずそこで止めます。

止水栓だけ閉めれば、ほかの場所では水を使用できるので便利です。

ただし、古い止水栓は動かないこともあるため、その場合は無理に動かさず、元栓を閉めます。

止水栓が固くて動かない場合、無理に回すと破損する恐れがあります。

そのため、慎重に対応し、必要であれば専門業者に相談することがおすすめです。

③修理方法を検討する

水を止めたら、必要なパーツや修理方法を検討します。

パッキンやコマ、シールテープなどの部品を、ホームセンターで入手できるか確認します。

インターネット注文の場合は、到着までの日数も考慮に入れることが大切です。

また、水漏れ修理を自分でできるかどうかの判断が必要です。

自分で修理する場合、どのような工具が必要か、作業時間はどのくらいかかるか、ご自身の技術で対応可能かなどを検討します。

不安がある場合は、無理せずに専門業者への依頼を検討することをおすすめします。

安全性と確実性を重視し、適切な判断をすることが大切です。

家の中の水漏れ箇所と修理方法

水漏れは家のさまざまな場所で起こり得ます。

ここでは、代表的な箇所でよくあるパターンと、修理方法を紹介します。

ツーハンドル水栓

ツーハンドル水栓は、昔ながらの蛇口で比較的シンプルな構造のため、自分で水漏れ修理をできる可能性が高いです。

蛇口の先端からの水漏れ

蛇口の先端から水漏れしている場合は、内部にあるコマパッキン(※)の劣化が原因であることが多いです。

そのため、新品のコマパッキンを調達して交換することで解決できます。

※コマパッキンは、ハンドルの回転で水道を開閉するゴム製のパーツです。

ハンドルの根元からの水漏れ

一方、ハンドルの根元から水漏れしている場合は、ナットの内側にあるパッキンが傷んでいる可能性があります。

そのため、新品のパッキンの調達・交換が必要です。

修理の際のポイント

修理の際は、まず蛇口の品番を確認します。

その後、蛇口に合うコマやパッキンの品番を調べて調達し、交換することで解決が可能です。

水道や蛇口に使用されているパッキンは、消耗品であるため、時間が経つにつれて劣化します。

そのため、一箇所で水漏れが発生した際には、ほかの箇所のパッキンも同様に劣化している可能性があるため、同時に交換するのが望ましいです。

シングルレバー水栓

シングルレバー水栓は、お湯と水を1つのハンドルで調整できる蛇口です。

そのため、ツーハンドル水栓より複雑な構造をしており、水漏れ修理を自分で行うのは難しい場合があります。

吐水口からの水漏れ

吐水口からの水漏れの場合、内部のカートリッジの劣化が原因であることが多いです。

カートリッジは混合水栓の心臓部とも言える部品で、まるごと交換することで水漏れを解消できます。

ハンドルの根元やほかの箇所からの水漏れ

ハンドルの根元やほかの場所からの水漏れは、該当する箇所のパッキンの劣化が原因と考えられます。

製品ごとに専用部品が異なるため、正確な品番を調べて適切なパーツを調達し、正しい交換手順を調べる技術が必要です。

修理の際のポイント

シングルレバー水栓は、ツーハンドル水栓より水漏れ修理を自分で行うのが難しい場合があるため、自信がない場合は専門業者に依頼することをおすすめします。

トイレ

トイレの水漏れは、放置すると水道代の高騰や床の損傷につながる可能性があるため、早めの修理が重要です。

トイレ内部からの水漏れ

トイレ内部でポタポタと水漏れしているケースでは、ボールタップ(※)やフロートゴム(※)などの部品の劣化が原因であることが多く、パーツが入手できれば修理を自分で行うこともできます。

ただし、自分で修理することに不慣れな場合、誤った作業により更なるトラブルを引き起こす可能性があるため、専門業者に依頼することをおすすめします。

※ボールタップは、トイレタンク内で水をためる役割を果たす部品です。

※フロートゴムは、レバー操作に連動してタンクの水をトイレに注水・止水するパーツです。

給水パイプや止水栓からの水漏れ

タンクへの給水パイプや止水栓からの水漏れは、接続部分の緩みが原因の可能性があります。

この場合、モンキーレンチなどで慎重に増し締めを試みることができますが、締めすぎると部品を破損する恐れがあるので注意が必要です。

トイレは、水漏れを放置すると深刻な問題に発展する可能性があるため、水漏れ修理を自分で行うのが難しい場合や原因がわからない場合は、早急に専門業者に連絡するべき場所といえます。

自分で修理できる水漏れの範囲は？

水漏れ修理を自分で行うべきか、専門業者に依頼するべきか、判断に迷うことがあります。

ここでは、DIYで修理可能な場合と、業者に依頼すべきケースについて解説します。

DIYできる水漏れ

以下のような条件を満たす場合は、比較的安全にDIYで水漏れを修理できる可能性があります。

• 水漏れ箇所が目視できる
• 水量が少なくにじむ程度
• 止水栓の手前で漏れている
• パッキンやカートリッジがすぐ手に入る

原因が明確で、必要なパーツが手に入る場合、DIYでの修理がしやすくなります。

特に止水栓の手前での水漏れは、万が一失敗しても被害が拡大しにくく、ほかの場所で水を使える状態を保てます。

業者に依頼すべき水漏れ

一方、以下のような状況では、水漏れ修理を自分で行うのは難しいです。

• 水の勢いが強い、多い
• 原因や水漏れ箇所が分からない
• パーツが手に入らない
• 蛇口が古く劣化している
• 止水栓の奥で漏れている

上記のケースでは、無理をせず早めに専門業者に依頼することをおすすめします。

特に、止水栓の奥や目視できない場所での水漏れは、修理に失敗したときのリスクが大きいため、専門業者に任せる方が安心です。

以下の記事では、お風呂の床下水漏れの原因や修理方法などを解説しています。

▷関連コラム：お風呂の床下水漏れの修理方法と費用相場

まとめ

水漏れ修理を自分で行う際には、まずは冷静に原因を見極め、適切な対処をすることが大切です。

自分で修理できる範囲を理解し、無理をせずに行動することで、さらなるトラブルを防げます。

状況によっては、専門業者に頼ることも検討し、早めの対応を心がけましょう。

詳しいご相談やお見積もりのご依頼は、どうぞお気軽にハウスリンクまでご連絡ください。

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