築30年でやるべきリフォームと費用｜何年住めるかも解説

この記事では、築30年前後の戸建て住宅でやるべきリフォーム内容と費用を詳しく解説します。

実際のリフォーム事例から費用や工事期間を紹介しますので、予算計画にぜひ役立ててください。

築30年でリフォームするメリットやデメリット、そのあと何年住めるかといったギモンにも回答します。

■築30年は節目の年

築30年木造戸建て住宅は、大規模なリフォームか建て替えを検討し始める方が多いタイミングです。

築30年は水回り設備や外壁・屋根材の交換時期と重なり、そのまま住み続ける場合まとまった費用が必要になるためです。

また結婚や出産を機にマイホームを建てた方は、お子さんが巣立ってライフスタイルが大きく変化するタイミングでもあります。

30年前後を一つの節目と考え、建て替え・リフォームどちらにするのか、これからの人生も踏まえて考えてみましょう。

■築30年の家をリフォームするメリット・デメリット

リフォームを建て替えと比較した場合の、メリットとデメリットを見ていきましょう。

【メリット】

・建て替えよりリーズナブル

今ある基礎や骨組みを活かせるリフォームは、建て替えより費用を抑えやすいのが大きなメリットです。

お子さんの巣立ち後1階メインで過ごすなら、2階は壁紙だけ張り替えて費用を抑えるといった調整ができるのもgood。

今年は水回り、来年は外装と工事時期をずらすこともできるので、建て替えより資金計画を立てやすいのもうれしいポイントですね。

・思い出を残すことができる

家族で過ごした大切な思い出を残しつつ、我が家をアップデートできるのもリフォームならではのメリット。

お子さんの成長を刻み込んだ柱を残すなど、新築にはない味わいを演出することもできます。

外観も昔の面影を残してリフォームできますから、大切な実家が残っている感覚はうれしいですよね。

・再建築不可やセットバックに対応できる

建築規制が変わって再建築不可や要セットバックになってしまった住まいも、リフォームなら制限なく生まれ変わることができます。

再建築不可の土地は一度を解体するともう建てられませんが、骨組みを残してリフォームすれば問題なし。

要セットバックの場合も、リフォームなら土地が減ってしまうことはありません。

・工事期間が短い

一般的な建て替えは1年前後かかりますが、リフォームの場合全面工事でも1～2か月前後とかなり工期を短縮できます。

仮住まいする場合の費用がかなり変わりますし、早く新しいマイホームで暮らせるのは魅力的ですね。

【デメリット】

・間取りの自由度が低い場合がある

マイホームの構造によっては間取り変更に制限が出るのは、リフォームのデメリットです。

自由度の高い木造軸組み工法でも、通し柱・筋交いといった構造上重要な部分は移動できないことが多いです。

デザインとして活かすこともできますが、新築と比べると若干自由度は低くなると言えるでしょう。

・劣化見逃しの可能性

築30年経っている戸建て住宅は、床下・天井裏など見えない部分に劣化が隠れているケースが多いです。

経験の浅いリフォーム店に頼んでしまうと、劣化を見逃してしまい建物の寿命が短くなってしまう可能性があります。

ノウハウのあるリフォーム店なら問題ありませんが、リフォームならではの注意すべきリスクと言えます。

・建て替えと同じくらい費用が掛かるケースも

雨漏れによる木部の腐食、シロアリ被害などのトラブルがあると、リフォームでも建て替えと同じくらい費用が掛かる可能性があります。

特に今まで屋根や外壁のメンテナンスをしていない場合、劣化やトラブルの可能性が高いので要注意。

■築30年の家でやるべきリフォームと費用

築30年頃の戸建て住宅でやるべきリフォームの具体的な内容、費用事例を見ていきましょう。

【水回り4点工事】

キッチン

事例を見る⇒武蔵村山市 キッチン リフォーム

ユニットバス

事例を見る⇒狭山市　入間川　浴室リフォーム

一戸建てのお風呂リフォームについてはこちらで詳しく解説しています。

トイレ

事例を見る⇒入間市 トイレ リフォーム

トイレ交換時期の見極めや詳しい費用はこちらもどうぞ。

洗面

事例を見る⇒入間市 洗面台 交換 TOTO Ｖシリーズ、キッチン水栓交換

洗面台リフォームの費用詳細はこちらもどうぞ。

【外壁・屋根】

事例を見る⇒所沢市 梅雨時期の屋根塗装 、外壁塗装

【内装＋外装】

事例を見る⇒入間市　狭山市　所沢市　川越市　中古住宅リフォーム

■築30年の家は必ずフルリフォームしなくてもいい

柱や土台を残して内装をすべて作り変えるフルリフォーム、必要に応じて工事をしていく部分リフォーム、どちらが良いのか気になる方も多いようです。

築年数が古いからと言って必ずフルリフォームをしなければいけないことはなく、ライフスタイルや予算に合わせて選ぶことができます。

この先も長く暮らす予定で予算・工期の都合がつくなら、全体をスケルトンリフォームしてしまった方がコストパフォーマンスは良いです。

しかし長い工事が難しかったり、予算を抑えたかったりする場合は、少しずつリフォームしても問題はありません。

範囲や予算を調整できるのがリフォームのメリットですから、どんなご要望もお気軽にご相談ください。

■築30年リフォームの優先順位は？

少しずつリフォームしていく場合は、優先順位をつけて取り組んでいくのがおすすめです。

• 優先順位①：外壁・屋根塗装やベランダ防水などの外装
• 優先順位②：水回り交換
• 優先順位③：内装貼り替え

今までのメンテナンス履歴にもよりますが、お住まいを長持ちさせるために上記の順番で取り組んでいくのが良いでしょう。

特に外壁・屋根塗装は雨漏れの発生率に影響し、マイホームの寿命に大きく関わります。前回から10年以上経っているなら、優先的に取り組みましょう。

水回りも30年経つと漏水リスクが増加するため、優先順位は高めです。

リビングや居室の内装貼り替えは住まいの寿命に直接影響しないので、若干優先順位は低めに設定しても良いかもしれません。

■築30年の家をリフォームして何年住める？

せっかくお金をかけてリフォームするのですから、その後何年住めるのかは非常に気になるところですよね。

結論からお伝えすると、築30年の木造住宅はしっかりリフォームすればまた30年住むのは難しくないでしょう。

まず建物を支える木造部分は、築100年以上の古民家が現存することからも耐久性の高さが分かりますよね。木は雨漏れによる腐食、シロアリ被害が無ければ、長い年月持たせることができます。木造部分の強度が不足している場合、耐震改修などで強度アップすることも可能です。

柱や土台が乗るコンクリート基礎部分の寿命は30～40年前後と言われていますが、補強工事で対応できます。

築30年前後の家をリフォームする場合は、「あと何年暮らすのか」をはっきりさせて必要な工事・補強を行いましょう。

■まとめ

築30年は一戸建てにとって節目の年で、しっかりリフォームしてあげれば長く快適に暮すことができます。

ご予算に合わせてフルリフォーム・部分リフォームも選べますので、ご自宅の状況やご要望をお気軽にご相談ください。

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