トイレの寿命とリフォーム時期の考え方|費用事例も紹介
生活に欠かせない水回りどれも重要ですが、特にトイレは故障トラブルが多く使えないと困る設備です。
今回はトイレの寿命や適切なリフォーム時期の考え方、交換時期のチェックポイントなどを詳しく解説します。
最後に実際のトイレリフォーム費用事例も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
Contents
■トイレの寿命はどれくらい?
トイレは大きく分けると、本体・給排水パーツ・ウォシュレットの3種類で構成されていて、それぞれ寿命が違います。
・本体:20~30年
陶器でできているトイレ本体やタンクは、通常の使用範囲なら壊れることは少なく、30年以上使えることも多いです。
ただし水垢の付着や表面コーティングのはがれによって、だんだん汚れが落ちにくくなっていきます。
また昔のトイレ製品は流す水量が多くお掃除もしにくいため、20~30年前後で交換する方が多いです。
・給排水パーツ:5~10年
止水栓やタンク内部にあるボールタップなどの給排水パーツは、基本的にトイレ本体より寿命が短いものがほとんど。
特にゴム系のパーツは劣化しやすく、5~10年前後でポタポタ水漏れするケースが多いです。
給排水パーツの劣化・破損は水漏れから大きなトラブルに発展することもあるので、定期的な点検で早期発見し、早めに交換しましょう。
・ウォシュレット:10年前後
電気製品であるウォシュレットの寿命目安は10年前後です。
故障すると使えなくなるだけでなく、水漏れするケースもあるので要注意。
古いウォシュレットが原因の火災なども報告されているため、10年以上使ったら交換時期の目安と考えたほうが良いでしょう。
■トイレ交換リフォーム時期の考え方
・壊れてから全交換する
トイレ交換のきっかけとしては、ちょっとした水漏れや使えなくなるなどの故障が一番多いですよね。
壊れてからトイレ全体を交換する場合、在庫や職人のスケジュールが合わないと何日も使えない日が出てしまうのがデメリット。
また大規模な水漏れが発生した場合住まいにダメージが発生し、全体の水をストップするなどの不便を被る可能性もあります。
寿命まで使い切るのはオトクに見えるかもしれませんが、発生するリスクを考えるとあまり得策ではないかもしれません。
・壊れてからパーツ交換する
止水栓やボールタップといった故障しやすいパーツは在庫があるケースも多く、その日のうちに交換・修理できる可能性はあります。
ただし土日や深夜に故障した場合、業者が見つからなかったり割り増し料金が掛かったりすることが多いです。
また年数が経っていると結局すぐトイレ本体を交換することになり、修理代がムダになってしまいます。
まだ新しいトイレが壊れた場合は仕方ありませんが、古いトイレを壊れるまで使うのはやはりメリットよりリスクの方が大きいと言えるでしょう。
・壊れる前に全交換する
まだ使えるトイレを交換するのはもったいないと感じるかもしれませんが、トラブルを未然に防止できるメリットは大きいです。
10年前後の新しいトイレはまだ使った方が良いですが、前述したように20年以上経っているなら壊れる前に交換するのがおすすめ。工事予定を組んで商品を準備しておけば、トイレが使えない期間も最小限に抑えられます。
新しいトイレは節水・節電にもつながり、この後数十年使うことを考えるとコスト的なメリットもあります。
・ほかの水回りと同時に全交換する
キッチン・洗面台・ユニットバスなどほかの水回りリフォームのタイミングに、トイレ交換を合わせるのも一つの考え方です。
水回り設備は基本的に同じ職人が作業をするので、同時に交換できればスケジュール短縮とコスト削減できる可能性が高いです。
リフォーム前の片づけや工事準備も一回にまとまれば、お客様の負担も軽減できます。
予算との兼ね合いもありますが、ほかの水回りを検討するときはトイレも一緒に考えてみましょう。
■トイレ交換時期のサイン
次のようなサインが出ているトイレは交換時期が来ている可能性があります。
お掃除のときなどにチェックして、水漏れやトラブルを未然に防ぎましょう。
・止水栓から水がポタポタ垂れる
トイレのタンクにつながっている給水管や止水栓からのポタポタ水漏れは、分かりやすい交換時期サインです。
止水栓が見えにくい場所にあると気づきにくく、知らぬ間に床が腐食しているケースもあるので要注意です。
・タンク内の水音が止まらない
トイレを流して水を溜めた後、しばらく経ってもタンク内からポタポタ水音がするのも交換目安のサインとなります。
タンク内の問題なのでトイレの外には漏水しませんが、排水管やタンクと便器のつなぎ目なども同じように劣化しているのでリスクは高まります。
・床にシミができている
クッションフロアやフローリングに輪のようなシミができている場合、給排水の水漏れのサインかもしれません。
便器本体が結露してシミになっているケースもありますが、長年続くと床下地の腐食を招く可能性も。
一度トイレ回りを点検して、原因をはっきりさせたほうが良いでしょう。
・ニオイが気になる
トイレを使っていない時に気になるニオイが出る場合は、排水系トラブルの可能性があります。
排水管のつなぎ目からの水漏れが床下で起きている場合、ニオイだけでなくカビや木部腐食の可能性もあります。
本体の汚れが原因でないニオイは、一度点検をしてみてください。
・汚れが付きやすい
本体のコーティングが劣化すると汚れが付きやすくなるため、一つの交換目安として考えるのがおすすめです。
便器のフチなど見えない部分に汚れが蓄積すると、「尿石」になってニオイの原因となります。
お掃除の負担軽減や気持ち良いトイレ空間づくりにもつながりますので、このような症状が出たら交換するメリットは大きいでしょう。
・ウォシュレットの調子が悪い
スイッチを押しても反応しない、お湯が出たり出なかったりするなど、ウォシュレットの不調もわかりやすい交換時期のサイン。
前述したようにウォシュレットの劣化は水漏れ・火災のリスクにもつながるので、なるべく早めに対応するのがおすすめです。
■トイレ交換リフォームの費用事例
事例①:15.6万円
施工先 | 埼玉県入間市 Y様邸 |
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施工内容 | トイレ、壁紙、クッションフロア |
工期 | 1日 |
費用目安 | 15.6万円 |
使用製品 | LIXIL 組み合わせトイレ |
トイレ本体とウォシュレット、内装貼り替えのスタンダードなリフォームです。
リーズナブルな価格と1日の工事期間なので、少ない負担で快適なトイレにリフレッシュできます。
事例②:20万円
施工先 | 埼玉県狭山市 Y様邸 |
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施工内容 | トイレ交換、便座交換、紙巻き器交換、タオル掛け設置、壁紙交換、クッションフロア交換、ボード交換、コンセント移設、スイッチ交換 |
工期 | 1日 |
費用目安 | 20万円 |
使用製品 | LIXILアメージュZ便器(YBC-ZA10H、YDT-ZA180H)、NEWパッソ(CW-EA23QC) |
トイレと内装、コンセントやスイッチ工事まで含めても、うまくスケジュールを組めば1日で完了できます。
事例③:27万円
施工先 | 入間市 H様邸 |
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施工内容 | トイレ交換、壁下地工事、内装仕上、手すり、棚、塗装 |
工期 | 3日 |
費用目安 | 27万円 |
使用製品 | アメージュZトイレ 便座CW-EA23QC |
トイレ・内装・塗装・電気など作業工程が多くなる場合は、複数日程を組むことになります。
トイレが一つのお住まいは、工事期間中どうするか計画を立てて準備しましょう。
■まとめ
トイレは急な故障で使えないと困る設備ですから、20~30年使ったら寿命が来る前に交換を検討してみてください。
新しいトイレは気持ちよく使えるだけでなく、清掃性や省エネ性も向上するので早めに交換するメリットは大きいです。
今回ご紹介した以外にもたくさんのトイレリフォーム施工例がありますので、こちらもぜひ参考にどうぞ。
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