中古住宅購入と同時にリフォームする流れと費用相場

中古住宅を購入される方のほとんどが、物件をリフォームしてから入居しています。

暮らし方に合わせてリフォームすれば、より理想のマイホームに近づけることができますからね。

中古住宅を購入してリフォームするには、物件やリフォーム会社選び、ローンの手続きなど様々なステップがあるため段取りが大切です。

今回は、中古住宅購入と同時にリフォームする流れと費用相場を紹介しますので、ぜひお役立てください。

コラムのポイント

• 中古住宅購入と同時にリフォームすると、住宅ローンや補助金を使え、予算オーバーを防ぎやすいなどのメリットがあります。
• 中古住宅を購入する前に予算や要望を固めたり、会社選びやローンの審査をしたりとやることが多いため、流れを把握することが大切です。
• 中古戸建てのフルリフォームの費用相場は800～2,000万円ですが、築年数や広さによっても異なるため信頼できるリフォーム会社へ相談しましょう。

中古住宅購入と同時にリフォームするメリットとは？

＜施工事例：埼玉県所沢市中古住宅フルリノベーション＞

一戸建て・マンションどちらでも、中古住宅購入と同時にリフォームすることで、次のようなメリットがあります。

• リフォーム費用も住宅ローンに組み込める
• 住宅ローン控除で税金が安くなる
• 物件探しの失敗を回避しやすい
• 予算オーバーを防ぎやすい
• 補助金を活用できる

物件探しから購入、リフォーム計画まで同時に進めることで、コストを抑えてクオリティが高いマイホームを手に入れることができます。

特に、金利が低い住宅ローンに、物件の本体代金だけでなくリフォーム費用も組み込めるのは大きなメリットです。

リフォーム専用のローンもありますが、金利が高く借入期間も短いため、返済の負担が大きくなってしまいます。

また、物件探しから工事までワンストップで頼める会社なら、リフォームのプロと一緒に物件を選べるので失敗のリスクも少ないです。

リフォーム工事の内容を想定しながら、暮らしの要望を実現できるような間取りや広さ、構造の物件を探してくれるでしょう。

具体的なメリットはこちらのコラムで詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

▷関連コラム：中古住宅購入と同時にリフォームするメリット｜成功のポイントを解説

中古住宅購入と同時にリフォームする流れ

中古住宅購入からリフォームして入居するまでの流れを紹介します。

特に決まりがあるわけではないですが、次のような手順で取り組むのがスムーズなのでおすすめです。

それぞれ詳しく解説します。

①予算の上限を把握する

具体的な計画を立てる前に、まずは予算の上限を把握しておくことが大切です。

最初に「いくらでマイホームを手に入れたいのか」を明確にすることで、物件とリフォーム費用のバランスを考えやすくなります。

住宅ローンを組む場合は「月々いくら返済できるのか」を考えることも大切です。

無理のない資金計画を立てることが、結果的に満足度の高い住まいづくりにつながります。

住宅ローンシミュレーションを活用し、月々の返済額から逆算して予算の上限を確認しておきましょう。

▷参考ページ：住宅ローンシミュレーション｜住宅金融支援機構

②理想のマイホーム像を固める

＜施工事例：埼玉県狭山市リノベーション・リフォーム＞

具体的に物件探しやリフォーム計画を立て始める前に、ご家族で話し合って理想のマイホーム像を固めておくことも大切です。

今の住まいに対する不満、新しい住まいで実現したいライフスタイルなどを、リストアップしてみましょう。

物件探しやリフォームをお願いする会社にリストを見せることで、マイホームのイメージを共有するときにも活用できます。

どんな些細なことでも理想の家づくりのヒントになるので、どんどん意見を出し合ってみてくださいね。

③リフォーム会社に相談する

予算と大まかな住まいのイメージが固まったら、中古住宅全体のリフォームに対応可能な信頼できる会社を探し、実際に相談してみましょう。

リフォームを依頼するのは、水回りや内外装まで、1社で住まい全体に対応できる会社を選ぶことをおすすめします。

ある特定の分野しか対応できない会社の場合、リフォームできない箇所が出てきたり、複数の会社に依頼する必要があったりするからです。

リフォーム実績が豊富で細かい工事にも対応でき、保証やアフターフォロー体制が整っている会社が理想的です。

具体的な探し方や会社選びのポイントは、こちらのコラムで紹介していますので参考にしてみてくださいね。

▷関連コラム：リフォーム業者の探し方と優良業者の見極めについて

④物件を探す

相談先が見つかったら、実際に理想の間取りやライフスタイルを実現できる中古住宅を探しましょう。

物件探しからリフォームまで対応してくれる会社なら、スムーズに進めることができます。

リフォームしか対応してくれない会社の場合は、不動産会社などに相談して物件を紹介してもらってください。

候補の物件が見つかったら、必ず内見して建物や敷地の状態、立地などを確認しましょう。

その後、リフォーム会社に「間取り変更できるか」や「概算のリフォーム費用はいくらになるか」などを確認します。

可能であれば、リフォーム会社の担当者にも物件の内覧に立ち会ってもらうことをおすすめします。

⑤リフォームプラン＆見積もりをつくる

候補物件が絞り込めたら、具体的なリフォームプランと正確な見積もりを作ってもらいます。

ここで考えたプランで住宅ローンの審査を進めるため、最初に作ったリストを使って要望を正確に伝えましょう。

間取りや仕様についても妥協せず、理想のプランをしっかり作り込むことが大切です。

見積もりができたら内容を確認し、疑問点などがあればその場で解決してくださいね。

⑥住宅ローンの審査

候補物件とリフォームプラン、見積もりが決まったら、住宅ローンの審査を申し込みます。

仮審査は無料なので、余裕があればこれより前の早い段階で申し込んでおくのもおすすめです。

金融機関によって借入可能額や金利、保証内容などが異なるため、複数の住宅ローンをチェックしたり仮審査を申込んだりしても良いでしょう。

ローンのサポートもしてくれるリフォーム会社なら安心ですので、事前に確認してみてくださいね。

⑦中古住宅の売買契約＆工事請負契約

住宅ローンの審査が通ったら、中古住宅の売買契約とリフォームの工事請負契約を結びます。

会社や物件によって手付金・中間金などの有無が異なりますので、事前に確認しておきましょう。

また、住宅ローンの融資のタイミングなども聞いておくことで、スムーズに物件購入からリフォーム工事へ進めます。

⑧着工～完成

物件の購入とすべての打合せが完了したら、実際に工事が始まります。

実際には材料や職人の手配、近隣あいさつなどをしてから着工です。

工事が完了したら立会いをして、打合せ通りの仕上がりになっているかを確認します。

問題なければ、工事代金を支払って引渡しを受けましょう。

詳しい工事の流れはこちらのブログをご覧ください。

▷参考ブログ：中古住宅を買って、助成金を利用し、空き家リフォームをして快適に過ごせるまで。

⑨確定申告

住宅ローン控除を受ける場合は、初年度は確定申告が必要です。

2年目以降は年末調整で対応できます。

中古住宅購入と同時リフォームの費用相場

＜施工事例：埼玉県入間市戸建て中古住宅リノベーション＞

中古住宅購入と同時にリフォームする場合の費用は、建物の構造や築年数、広さや工事内容によって異なります。

例えば、築50年前後の中古戸建てをフルリフォームする場合、費用相場は800～2,000万円です。

国土交通省が部位別のリフォーム内容を紹介していますので、参考にしてみてくださいね。

▷参考資料：リフォームの内容と価格について｜国土交通省

雨漏りやシロアリ被害などのトラブルが無く、耐震補強工事の必要もなければ、1,000万円前後で納まる事例もあります。

反対に、建物の状態が悪く、大規模な補修や補強が必要な場合は、多めに費用がかかるケースも。

リフォーム費用を抑えるためには、中古住宅選びが重要です。

リフォームのノウハウが豊富な会社に相談して、物件をチェックしてもらうことをおすすめします。

具体的な中古住宅な費用事例は、こちらのコラムで紹介してしておりますので、参考にしてみてください。

▷関連コラム：【部位別】中古住宅リフォームの費用実例｜注意点も解説

まとめ

中古住宅購入と同時にリフォームすることで、新築より費用を抑えて理想の住まいを手に入れることができます。

しかし、成功させるためには、物件選びからプランづくりまでの連携が重要です。

理想のマイホームにリフォームできるような物件を探して、プランや仕様の提案をしてくれる会社を選びましょう。

また、住まい全体のリフォームに対応でき、信頼できる会社に相談することが大切です。

埼玉県入間市・所沢市・狭山市・川越市の中古住宅リフォームはハウスリンク

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中古住宅の購入後にリフォームを検討されている方は、ぜひお気軽にご相談くださいね。

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