空き家リフォームのメリット・デメリットと3つの注意点|埼玉県の事例も紹介
空き家の活用方法の1つに、リフォームしてから売る・貸す・住むという選択肢があります。
築年数が経った空き家でも、リフォームすることで建物の性能やデザイン性を高めることが可能です。
しかし、新築住宅や建て替えなどと比べて、デメリットも多いのではないかと不安に感じている方もいるでしょう。
そこで今回は、空き家のメリット・デメリットと注意点を解説します。
空き家を所有している方や購入して住もうと考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
コラムのポイント
- 空き家リフォームはマイホーム購入の費用が抑えられたり、空き家を所有するリスクを軽減できたりするなどのメリットがあります。
- 空き家の築年数や劣化具合によっては、想定以上の費用がかかるため注意しなければなりません。
- 後悔しない空き家リフォームがしたいなら、ハウスリンクへお気軽にご相談ください。
Contents
- 空き家をリフォームする7つのメリット
- ①建て替えや新築住宅の購入より費用を抑えられる
- ②自分好みの内外装にリフォームできる
- ③空き家のリスクを軽減できる
- ④リフォームに補助金を活用できる
- ⑤立地の良い物件が手に入ることがある
- ⑥固定資産税が上がるのを防ぐことができる
- ⑦買い手や借り手がつきやすくなる
- 空き家をリフォームするデメリット
- ①空き家の状態によってはリフォーム費用がかかる
- ②希望する間取りが採用できないことがある
- ③リフォームしても買い手・貸し手が見つからないリスクがある
- 空き家リフォームで注意すべき3つのポイント
- ①空き家を購入する際は建物の築年数や状態をチェックする
- ②残存物の片付けなどの負担や費用も考えて
- ③建物だけでなく外構のリフォームも検討しよう
- 埼玉県の空き家のフルリフォーム事例を紹介
- 事例① 埼玉県所沢市の空き家リフォーム
- 事例② 埼玉県日高市の空き家リフォーム
- まとめ
- 埼玉県入間市・所沢市・狭山市・川越市の空き家リフォームはハウスリンク
空き家をリフォームする7つのメリット
空き家をリフォームする7つのメリットを紹介します。
①建て替えや新築住宅の購入より費用を抑えられる
所有している空き家に住もうと考えた場合、建物を解体して建て替えるよりもフルリフォームした方が価格を抑えることができます。
なぜなら、解体費用がかからず基礎や構造躯体を再建築する費用も不要だからです。
断熱リフォームや耐震補強工事を行っても、建て替えの費用よりも掛からないケースが多いでしょう。
住宅を購入して住もうと考えている場合も、新築物件よりも空き家を購入してリフォームする方が安くなることも少なくありません。
空き家でも、内装や設備の入れ替えを行えば、新築のようなきれいでおしゃれな住まいに仕上げることができます。
物件を探している方は、ぜひ「空き家+リフォーム」も検討してみてくださいね。
②自分好みの内外装にリフォームできる
新築住宅を購入した場合は、住まいに不満点があってもリフォームするという決断をする方はほとんどいません。
なぜなら、購入費がかさんで資金に余裕がなかったり、「まだ新しくてきれいだから」と妥協したりするケースが多いからです。
対して、空き家は入居する方の多くがリフォームを検討しています。
せっかくリフォームするからと、皆様お好みの内外装や設備を選ばれています。
空き家をリノベーション・リフォームすることで、注文住宅のようなこだわりの住まいに仕上げることが可能です。
③空き家のリスクを軽減できる
所有している空き家を放置している場合、次のようなリスクが考えられます。
- 地震が起きて建物や塀が倒壊する
- 不審者に侵入されるなどの危険性が高まる
- ゴミなどを放置されて衛生上問題になる
- 野良猫が住み着く
- 木の枝が伸びて敷地からはみ出す
これらの状態になると、近隣住民や通行人に迷惑がかかってしまいます。
空き家をリフォームして活用・管理することができれば、上記のようなリスクを減らすことが可能です。
④リフォームに補助金を活用できる
空き家は中古住宅と同じ扱いなので、さまざまなリフォームの補助金が活用できます。
耐震補強工事や設備・窓の交換など、対象の工事によって使える制度が異なりますので、リフォーム内容に合うものを選びましょう。
国が行っている補助金の他に、自治体が主体で行っている補助金制度もあります。
埼玉県で空き家リフォームを検討している方は、こちらのコラムで補助金内容を紹介しておりますのでチェックしてみてくださいね。
▷関連コラム:埼玉県の空き家リフォームの費用はどのくらい?補助金はある?
⑤立地の良い物件が手に入ることがある
住まいを購入したいが、なかなか立地の良い新築住宅が見つからないという方にも、空き家を購入してリフォームをおすすめします。
空き家は築年数が経っている物件がほとんどのため、土地の価格が上がる前やエリアの開発前に建てられたケースも多いです。
そのため、今では手が届かないような条件の立地に建てられた建物が手に入る可能性もあります。
住まいの「立地」に対する優先順位が高いなら、ぜひ空き家もチェックしてみてくださいね。
⑥固定資産税が上がるのを防ぐことができる
所有している空き家を管理せずに放置していると、「特定空き家」や「管理不全空き家」に指定されて、行政から処分を受けるケースもあります。
これらの空き家に指定されてからも対応せずにいると、固定資産税が大幅に上がってしまうため注意が必要です。
事前に空き家をリフォームして管理し、売却・賃貸・住むなどの対策を行えばそのような心配はありません。
せっかく持っている不動産ですから、手付かずで高い税金を支払うのではなく、自分に合う方法で活用しましょう。
▷関連コラム:空き家の固定資産税が6倍に!いつから?埼玉のリフォーム会社が対策を解説
⑦買い手や借り手がつきやすくなる
空き家をリフォームしてから売買や賃貸をした方が、買い手や借り手がつきやすくなります。
なぜなら、築年数の経っていて傷んでいる空き家は内見時の印象が良くなく、なかなか興味を持ってもらえないケースが多いからです。
リフォームされたきれいな空き家なら生活イメージが湧きやすく、検討されやすい物件になります。
なるべく早く空き家を手放したいなら、リフォームも検討してみてくださいね。
空き家をリフォームするデメリット
空き家をリフォームするデメリットを紹介します。
①空き家の状態によってはリフォーム費用がかかる
空き家の状態によっては、予想していたよりもリフォーム費用が多くかかってしまうことがあります。
内見時に壁内や床下などをすべてチェックすることはできず、リフォーム工事が始まってから建物の劣化がわかることもあるからです。
例えば、壁を解体したら柱や土台が傷んでいた場合、交換や補強工事が必要になります。
他にも断熱材の交換などを行わなければならないケースも。
長い期間、誰も住んでいなかった空き家は劣化が進みやすいです。
不測の工事に対する費用をリフォーム会社に確認し、予算取りしておくことをおすすめします。
②希望する間取りが採用できないことがある
空き家は元々ある間取りをベースにしてリフォームするため、希望する間取りが採用できないことがあります。
壁や柱を無くして広々とした空間にしたくても、構造上必要な場合は取り壊すことができません。
そのため、リビングに不要な柱が残ってしまうなどの事例も。
また、大きなキッチンを採用したいと思っても、スペースが足りなかったり間取りに合わなかったりすることもあります。
自分が理想とする住まいが実現できる空き家なのかをチェックすることが大切です。
リフォーム会社に住まいの要望を相談して、購入前に物件を確認してもらうことをおすすめします。
③リフォームしても買い手・貸し手が見つからないリスクがある
先ほど空き家をリフォームするメリットとして、事前に空き家をリフォームした方が買い手・貸し手が見つかりやすいと紹介しました。
しかし、必ず見つかるわけではありません。
買い手や貸してが見つからずに値下げした場合、空き家を手放せたとしてもリフォーム費用を回収できないケースも。
これらのリスクを理解した上で、リフォーム内容や販売(賃貸)価格を決める必要があることを理解しておきましょう。
空き家リフォームで注意すべき3つのポイント
空き家をリフォームする上で、注意すべきポイントを3つ紹介します。
①空き家を購入する際は建物の築年数や状態をチェックする
空き家を購入する際は、建物の築年数や状態を細かくチェックしましょう。
昭和56年以前に建てられた建物は「旧耐震基準」で建てられているため、建物の耐震性の見直しが必要です。
耐震診断を実施して、耐震性が不十分な場合は耐震改修工事を行うことを行政も推奨しています。
▷参考ページ:建築:住宅・建築物の耐震化について|国土交通省
最新の耐震基準は2000年に改正されているため、昭和56年以降に建築された建物でも耐震診断を受けておくと安心です。
2000年以降に建てられた空き家であれば耐震性は保たれているため、耐震改修工事の費用を削減することができます。
また、雨漏りやシロアリの被害がないかも、可能な限りで確認しましょう。
購入前にチェックできれば、リフォーム費用がかかりやすい空き家の購入を避けることができます。
②残存物の片付けなどの負担や費用も考えて
相続した空き家の場合、人が住んでいたときの家具や家電、家財などがそのままになっていることも多いですよね。
リフォームする際は、それらの残存物をすべて片付ける必要があるため手間と時間がかかります。
また、大きな物を処分するときや片付けを業者にお願いする場合は、費用もかかるため予算に組み込んでおかなければなりません。
空き家を購入する場合も、前の所有者の残存物があるケースも。
自己負担で処分するのか、売主が撤去してくれるのかを必ず確認しましょう。
③建物だけでなく外構のリフォームも検討しよう
空き家を購入するなら、建物だけでなく外構もリフォームを検討しましょう。
特に次のような場合は、外構リフォームをおすすめします。
- 駐車場が土や細かな砂利で仕上げられている
- 庭の水はけが悪い
- 塀が劣化していて倒壊する危険性がある
- 木が伸びていて越境しそう
雨で駐車場がぬかるんでしまうと車を停めるときに不便ですし、庭の水はけが悪いとジメジメしますので、コンクリートや芝へリフォームすると良いでしょう。
また、塀が倒壊したり樹木が敷地をはみ出したりしていると、近隣住民に大きな迷惑が掛かってしまいます。
安全性が保たれたブロックフェンスへ変更したり、樹木の伐採を行ってください。
植物の手入れができないなら、伐根をおすすめします。
埼玉県の空き家のフルリフォーム事例を紹介
埼玉県で行った空き家のフルリフォーム事例を紹介します。
事例① 埼玉県所沢市の空き家リフォーム
before
after
埼玉県所沢市で行った空き家のフルリフォームです。
内装をすべて取り替え、水回りも最新の設備に交換しています。
外壁・屋根塗装や駐車場の舗装など、外回りのリフォームも一式行いました。
事例② 埼玉県日高市の空き家リフォーム
before
after
埼玉県日高市で行った空き家リフォームです。
外壁塗装や内装材の張り替えを行い、水回りの設備もすべて入れ替えました。
和室はそのまま残しましたが、壁紙の張り替えと畳の交換を行って、明るい印象の空間に仕上がっています。
空き家を1棟まるまるリフォームして、約600~800万円の費用でした。
まとめ
空き家を所有していても、古くて住む気にならないと思って放置している方も少なくありません。
しかし、リフォームを行えば暮らしやすい住まいへ生まれ変わらせることができます。
また、住まいを購入しようと思っている方も、空き家を購入してリフォームすれば費用を抑えることが可能です。
空き家をリフォームして、大満足の住まいを手に入れてくださいね。
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お得な水回り設備を採用して空き家リノベーションができますので、ぜひお気軽にご相談くださいね。
埼玉県入間市・所沢市・狭山市・川越市の空き家リフォームはハウスリンク
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空き家の大規模なリノベーションや水回りのリフォームなど、住まいのことはなんでもご相談いただけます。
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