床暖房の後付けリフォームの費用相場|電気式・温水式の違いや4つの注意点も解説

床暖房の費用相場と種類

今のお住まいの暖房について、このような悩みはありませんか。

  • エアコンでは足元が寒いし乾燥する
  • 電気ストーブでは部屋が暖まらない
  • 石油ストーブは灯油を足すのが面倒

 

これらを解決できる暖房器具が床暖房です。

 

床暖房なら足元から暖めることができ、風が出ないため乾燥も気になりません。

日常的なメンテナンスは不要ですし、操作もスイッチを押すだけで簡単なのも魅力です。

 

しかし、床下に施工する床暖房は費用相場や詳しい仕組みが分からず、リフォームに踏み切りにくいという方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、床暖房の後付けリフォームについて詳しく解説します。

 


ラムのポイント

  • 床暖房の後付けリフォームの費用相場は1畳あたり5~11万円です。
  • お住まいの状態、採用する面積や床暖房の使い方によって、適切な種類や施工方法を選ぶことが大切です。
  • ご自宅に適した床暖房のリフォーム方法や具体的な費用が知りたいなら、ハウスリンクへお気軽にご相談ください。

 

 

床暖房は種類・施工方法・広さによって費用が決まる

床暖房の種類と施工方法

床暖房の費用相場について解説する前に、価格を左右する床暖房の種類や施工方法、広さについて解説します。

 

種類は「温水式」と「電気式」の2種類

床暖房には「温水式」「電気式」の2種類があり、温め方がまったく異なります。

 

・温水式床暖房:床下にチューブが付いたパネルを張り巡らせ、熱源機で加熱したお湯を循環させて床を暖める

・電気式床暖房:発熱体が付いたパネルを床下に施工し、電気の力で床を暖める

 

温水式の方が初期費用が高いですが、ランニングコストを抑えられるという特徴があります。

1つの熱源機で広範囲に施工しても効果が期待できるため、複数の空間に床暖房を採用したい方にとってはコストパフォーマンスが良いでしょう。

 

対して、電気式は初期費用を抑えることができ、パネルを敷くだけなので施工性が高くてリフォーム向きという特徴があります。

キッチンやトイレのみなど、部分的に床暖房を取り入れたい場合におすすめです。

 

「温水式」と「電気式」の細かな違いは後ほど解説します。

 

施工方法は「直張り」と「張り替え」のどちらか

床暖房をリフォームで後付する場合、「直張り」「張り替え」どちらかの施工方法を選択します。

 

  • 直張り:既存の床の上に床暖房を施工して、さらに新たな床を重ね張りする
  • 張り替え:既存の床を剥がして床暖房を施工し、新たな床に張り替える

 

直張りは既存の床を解体する必要がないため、張り替えと比べて費用や工期を短縮することができます。

しかし、床暖房と新しい床を重ねて張るため、他の空間より床が高くなってしまう点がデメリットです。

 

一方、張り替えなら他の空間との段差が付くことがありません。

少しの段差でも暮らしにくさを感じることがありますので、バリアフリー化したいなら張り替えをおすすめします。

既存の床を解体することで、下地や構造体の傷みなどの補修を一緒に行える点もメリットです。

 

床の張り替えリフォームの詳細については、こちらのコラムをご覧ください。

▷関連コラム:床の張り替えリフォームの費用相場を解説|床材の種類や注意点、入間市の事例も

 

床暖房の面積を空間に対して70%施工することで十分な効果を期待できる

床暖房は施工面積によって費用が大きく変わりますが、効果を体感するためには必要な箇所に施工することが大切です。

 

一般的には、空間に対して60~70%の面積の床暖房を施工することで、快適な室内環境にすることができます。

20畳のLDKなら、14畳分の床暖房が目安です。

 

人が過ごす場所は限られており、家具などが置かれている場所もあるため、空間全体に施工する必要はありません。

次の3つの行動をする場所を考えて、施工場所を決めましょう。

 

  • 座ってくつろぐ場所
  • 立ち止まって作業する場所
  • 行き来する動線上

 

なるべく費用を抑えたくても、施工面積を極端に減らしてしまうと十分な効果が実感できません。

快適性を高めるために、上記の空間には必ず床暖房を採用しましょう。

 

床暖房リフォームの費用相場

床暖房リフォームの費用相場

床暖房を後付けリフォームする際の費用相場を紹介します。

 

  • 直張りの場合:5~8万円/畳
  • 張り替え場合:8~11万円/畳

 

張り替えの場合は床の解体工事費用がかかるため、直張りと比べてリフォーム費用が高くなります。

 

温水式床暖房の場合、上記の金額に加えて熱源機を購入する費用も必要です。

使っている給湯器なども対応できることもありますので、リフォーム会社に確認してもらってください。

安価なガス給湯器などで20万円前後、高性能なエコキュートなどの熱源機は100万円近くするものもあるため、購入する場合は予算取りをしておきましょう。

 

「温水式床暖房」と「電気式床暖房」の違い

温水式と電気式の違いを表で解説します。

温水式床暖房電気式床暖房
熱源ガス・電気(ヒートポンプ)のいずれか電熱線・PTCヒーター(※)のいずれか
初期費用比較的高い
(熱源機などの購入が必要)
比較的安い
(給湯に関する費用が不要)
電気・ガス代比較的安い
(1つの熱源で全体を温めることができる)
比較的高い
(稼働中は常に電気代がかかる)
設置範囲広範囲の方がコストのメリットが大きい部分的な設置が可能
床の温まり方全体を均一に温めやすい温度ムラができることがある
温まるスピード早い時間がかかる
メンテナンス不凍液を使う場合は定期的に交換が必要不要

※PTCヒーター:温感センサーがついたヒーターで、省エネ性が高いタイプです。

※電気式床暖房には蓄熱式もありますが、リフォームには不向きです。

 

温水式床暖房はガス給湯器かヒートポンプ給湯器(エコキュートなど)を熱源にして、パイプ内に流す水を温めます。

対して、電気式床暖房は電熱線などの熱源を直接床下に施工する仕組みです。

 

さまざまな違いがありますので、採用するスペースや予算に合った仕様を選びましょう。

 

温水式床暖房がおすすめな家庭

温水式床暖房

温水式床暖房がおすすめな方の特徴を紹介します。

 

  • LDKなどの広い面積を温めたい
  • 1日の使用時間が長い
  • 電気代を抑えたい

 

床暖房をメインの暖房器具として、広い空間を温めたいなら温水式床暖房がおすすめです。

 

電気式床暖房がおすすめな家庭

電気式床暖房がおすすめの方の特徴を紹介します。

 

  • キッチンや洗面所、トイレなどをピンポイントで温めたい
  • 初期費用を抑えて床暖房を導入したい
  • 施工期間を短くしたい
  • 建物の仕様などで温水式床暖房が採用できない

 

電気式床暖房は、複雑な形状やコンパクトな空間に採用したい場合におすすめです。

また、温水式では必須なエコキュートなどの熱源機の買い替え費用も掛からないため、メンテナンス費用を抑えたい方にも向いているでしょう。

 

こちらは電気式床暖房の施工事例です。

リビングダイニングの床暖房

床暖房の施工同時に内窓の取り付けも行い、住まいの断熱性能も高めています。

<こちらの事例を詳しく見てみる>

 

お住まいに合った床暖房や熱源機の種類が気になる方は、ぜひハウスリンクへご相談ください。

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床暖房の後付けリフォームをする際の4つの注意点

床暖房リフォームの注意点

床暖房の後付けリフォームをする際の注意点を解説します。

 

①既存の床に床暖房を施工しても問題ないか確認する(直張りの場合)

既存の床の上に床暖房を施工する「直張り」の場合は、床材の種類や構造体の状態を確認する必要があります。

リフォーム会社に依頼をして、次のようなことを確認してもらいましょう。

 

  • 床暖房に対応した床材か
  • 床暖房と新しい床の荷重に耐えられるか
  • 床下の構造体や床材に痛みはないか

 

床暖房に対応していないクッションフロアなどが施工されている場合は、張り替え工事を行わなければなりません。

構造体や床材の劣化によっては、床の補強や張り替え工事を提案されるケースも。

 

工事内容によって費用が大きく変わりますので、まずはリフォーム会社にお住まいの状態を確認してもらうことをおすすめします。

 

②電気のアンペア数が足りなくなることがある(電気式の場合)

電気式の床暖房を採用する場合、電気容量が足りなくなるケースも少なくありません。

電気容量が足りない場合、床暖房をつけながら他の家電を使うとブレーカーが落ちてしまうこともあります。

お住まいのアンペア数を確認し、電力が不足する場合は容量を上げる工事を行いましょう。

 

③家の断熱性能が低いと効果が実感できないケースも

家が寒いから床暖房を付けたいという方は、まずお住まいの断熱性能を見直した方が良いかもしれません。

広範囲で床暖房をつけても、床の断熱が不十分だと床下から熱が逃げてしまいます。

または窓から熱が逃げてしまい、部屋が全然快適にならないケースも多いです。

 

床断熱のリフォームや内窓の設置も同時に検討して、床暖房の効きがより良くなるように対策することをおすすめします。

 

窓リフォームについてはこちらのコラムをご覧ください。

□関連コラム

 

 

④マンションの管理規約によっては床暖房リフォームができない

マンションの床暖房リフォームは、管理規約によって禁止されていることがあります。

中には、温水式は配管などを施工するため禁止されており、電気式のみリフォーム可能というケースも。

 

その他にもリフォームする床材を指定しているマンションもありますので、注意が必要です。

床暖房を後付けリフォームする場合は、必ず管理規約に沿った工事を行ってくださいね。

 

床暖房の後付けリフォームの費用を抑える3つの方法

床暖房の費用を抑えるポイント

床暖房のリフォーム費用を抑えるための方法を紹介します。

 

①施工範囲を必要な箇所だけに絞り込む

必要な範囲だけに床暖房を施工することで、費用を抑えることができます。

 

家具が置かれている場所や空間の端は、床暖房を施工しても意味がありません。

むしろ、家具が傷んでしまう原因になる可能性もあります。

 

自分達が過ごしている場所や行き来する動線を改めて見返し、床暖房の範囲を決めてくださいね。

 

②電気式床暖房 × 直張りを採用する

とにかく初期費用を抑えたいなら、電気式床暖房を直貼りで施工することをおすすめします。

電気式床暖房は温水式と比べて本体代金を抑えられますし、直貼りをすれば既存の床の解体費用がかかりません。

 

ただし、床や下地の状態によっては張り替えの方が適している場合もあります。

広範囲に施工するなら、温水式の方がランニングコストがお得になるケースもあるでしょう。

リフォーム会社に相談しながら、お住まいに適した床暖房を選んでくださいね。

 

③同時に床の張り替えリフォームもする

床暖房を検討しているなら、同時に床の張り替えリフォームも検討しましょう。

 

なぜなら、床暖房の直張りリフォームを行った後に、既存の床や下地に不具合が起こってしまうと大きな費用がかかるからです。

既存の床に加えて新しく施工した床も解体しなければなりません。

床暖房も取り外す必要があり、再利用できないケースもあります。

 

床暖房を施工するときに床の張り替えを行うと、1度にかかるリフォーム費用は高くなりますが、長い目で見るとお得なケースが多いです。

初期費用をただ抑えようとするだけでなく、長期的に見てお住まいの状況に合ったリフォームを選択しましょう。

 

床暖房の種類や施工方法のご相談は、ぜひハウスリンクへお問い合わせください。

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まとめ

床暖房を採用することで足元から身体を温めることができ、住まいの快適性を高めることができます。

面積や場所、使用時間などによって採用すべき種類が異なりますので、事前に違いを把握することが大切です。

 

また、床暖房を後付けするなら断熱リフォームも検討することをおすすめします。

断熱性の高い家の方が、より床暖房の効果を実感できるはずです。

 

床暖房の後付けリフォームを行って、お住まいの快適性を高めましょう。

 

埼玉県入間市・所沢市・狭山市・川越市の床暖房リフォームはハウスリンク

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キッチンなどの水回りリフォームはもちろん、床・壁の張り替えなどの内装リフォームなど住まいのことはなんでもご相談いただけます。

床暖房をつけて住まいの快適性を高めたいという方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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