リフォームで窓をなくす費用と施工方法|メリット・デメリット、注意点も解説
次の項目に当てはまるなら、塞いで壁にするリフォームを検討しても良いでしょう。
- 窓から冷気を感じて寒い
- 道路沿いの窓はカーテンを閉めっぱなし
- しばらく開け閉めしていない窓がある
- 窓の明るさがなくても問題ない
窓をなくすことで住まいの快適性を高めることができます。
今回は、窓をなくすリフォームの費用やメリット・デメリットを詳しく解説します。
窓を残したまま断熱性を高める方法も紹介しますので、窓リフォームの参考になさってくださいね。
コラムのポイント
- 窓をなくすと断熱性・防犯性・防音性・耐震性などにメリットがあります。
- 窓が壁になると部屋が暗くて居心地が悪くなったり、空気が重く感じたりすることがあるため、窓の必要性を慎重に検討することが大切です。
- 要望や予算に合わせて窓をなくす施工方法を選びましょう。
Contents
- リフォームで窓をなくすメリット・デメリット
- 窓をなくすメリット
- 窓をなくすデメリット
- 窓をなくして壁にするリフォーム方法と費用相場
- 窓枠を残してパネルなどをはめ込む
- サッシ・窓枠を外して壁を作る
- リフォームで窓をなくす際の注意点
- 窓の必要性を考える
- 予算や目的に合わせて施工方法を選ぶ
- 壁内の断熱処理は適切かを確認する
- 窓の必要性を検討すべき場所3選
- ①ユニットバス
- ②キッチン
- ③窓の開閉をしておらず他の窓から日差しを取り込める空間
- 窓をなくさずに断熱効果を高める4つの方法
- ①内窓を施工する
- ③断熱性能の高いサッシに交換する
- ②窓を小さくする、位置を変える
- ④FIX窓にする
- まとめ
- 埼玉県入間市・所沢市・狭山市・川越市の窓リフォームはハウスリンク
リフォームで窓をなくすメリット・デメリット
リフォームで窓をなくしたときのメリット・デメリットを紹介します。
窓をなくすメリット
窓をなくすメリットは次の6つです。
- 断熱・気密性能が上がる
- 耐震性を強化できる
- 防犯対策につながる
- 防音性が高まる
- 壁沿いに家具が置けるようになる
- 壁に絵画などを飾ることができる
断熱・気密性能が上がると、室内の冷暖房効率が良くなり省エネや光熱費の削減につながり、結露防止にもなります。
建物の壁が増えることで、耐震性を強化できるケースも。
また、窓をなくすことで音や外からの目線が気にならなくなり、プライバシーが保たれます。
大きな窓を塞ぐことで、屋外からの侵入経路を減らすことができるため、防犯対策にも効果的です。
窓をなくすデメリット
窓がない空間のデメリットは次の3つです。
- 部屋が暗くなる
- 窓を開けて換気ができない
- 外の景色を楽しむことができない
窓がない空間は外からの日差しや風を取り込むことができません。
今まで窓がある生活に慣れていると、部屋が暗く感じることや空気がこもった感じがする可能性があります。
また、景色が良い面の窓を塞いでしまうと、家の中から外を見ることができなくなってしまう点もデメリットです。
窓をなくして壁にするリフォーム方法と費用相場
窓をなくすためには、大きく分けて2つのリフォーム方法があります。
方法ごとに費用相場も確認しましょう。
窓枠を残してパネルなどをはめ込む
窓枠やサッシを残したまま簡易的なリフォームを行う方法です。
外壁部分は工事が不要なため、外壁の張り替えなどは必要ありません。
防犯性や防音性を高めたいなら、次の方法を検討してみてください。
- 窓ガラスに不透明なパネルを施工して塞ぐ
- 室内側に板などを施工して塞ぐ
- 外側にシャッターやルーバーなどを施工して塞ぐ
断熱性も高めたいなら、断熱ボードやパネルを窓にはめ込みましょう。
格段に断熱性を高められるわけではありませんが、多少の寒さはしのげるはずです。
費用相場は5万円~ですが、サッシの大きさや塞ぎ方によって異なります。
サッシ・窓枠を外して壁を作る
サッシと窓枠を全て外して壁を作り直す方法です。
解体工事をしてから下地作りと断熱材の施工を行い、外壁は下地と外壁材の施工、内部は石膏ボードを張って壁紙で仕上げます。
枠を残す方法と比較して大掛かりな工事になりますが、断熱性・気密性・防犯性・防音性などすべての点において性能が高まります。
費用相場は10万円~です。
ただし二階の窓は足場を組む必要があるため、さらに10万円程度追加されます。
リフォームで窓をなくす際の注意点
窓をなくすリフォームを行う際の注意点を紹介します。
窓の必要性を考える
その空間に本当に窓が不要なのかを検討しましょう。
窓がなくなると暗くなるため、昼間の印象が大きく変わってしまいます。
また、日当たりの良い場所に窓がある場合、日差しが差し込んで部屋の中が暖かく感じるケースも多いです。
この場合は、日差しを取り込むために窓を残しておいた方が快適性が高まりますよね。
窓を壁にするよりも、内窓やサッシの交換をして性能を高めるリフォームがおすすめです。
このように、空間によっては窓をなくさない方が良いケースも。
窓の必要性を考えてリフォーム内容を検討しましょう。
予算や目的に合わせて施工方法を選ぶ
先ほど紹介した通り、窓をなくすリフォームには大きく分けて2種類の施工方法があります。
それぞれ費用相場が異なるため、予算に合わせた施工方法を選びましょう。
また、施工方法によって断熱効果や仕上がりも異なります。
断熱性能や仕上がりにこだわりたいなら、窓枠もすべて外して周辺の内外装をやり直すことをおすすめします。
壁内の断熱処理は適切かを確認する
断熱性能の向上や結露の改善が目的なら、必ず壁内の断熱処理について確認しましょう。
窓を無くしても適切な断熱施工がされていないと、壁内で結露が起きてしまいます。
また、壁を通じて熱が出入りしてしまうため、窓をなくしても断熱性能の改善効果が薄れるでしょう。
工事中も足を運び、隙間なく断熱材が施工されているかチェックすることをおすすめします。
窓の必要性を検討すべき場所3選
断熱性や防犯性を高めたいからと言って、どこの窓でもなくしていいという訳ではありません。
窓の必要性を検討すべき場所を紹介します。
①ユニットバス
窓を塞ぐリフォームで検討されることが多い場所はユニットバスです。
お風呂に窓があると入浴中に寒さを感じやすいですし、浴槽のお湯もぬるくなってしまいますよね。
ユニットバスには換気扇があるため、窓がなくても十分に換気することができます。
また、夜に入浴することが多いなら、明かり取りの窓も必要ないでしょう。
ユニットバスの交換に併せて、窓をなくすリフォームを検討してみてくださいね。
▷関連コラム:浴室に寒さ対策として断熱リフォームをする費用はどのくらい?
②キッチン
キッチンも窓があることで暑さ・寒さを感じやすい場所です。
ユニットバスと同様にレンジフードで換気ができるため、窓がなくても問題ありません。
また、壁にすることで強い日差しが入ることがなく、食材の傷みなどの心配もなくなります。
キッチンには勝手口があるが使用していない場合も、断熱性・防犯面などを考えて窓を塞いでも良いでしょう。
ただし、窓のないキッチンは電気を使わない時間帯に暗く感じることも。
手元が見えづらくなって、昼間でも電気を点けるようになるかもしれません。
ダイニングやリビングの窓から日差しを取り込めるのかを確認することをおすすめします。
③窓の開閉をしておらず他の窓から日差しを取り込める空間
窓を開け閉めして換気することがなく、他の窓から日差しを取り込める空間は窓が不要です。
このような空間は壁にしても不快さを感じることはなく、断熱・気密性能が高まって居心地の良い空間になります。
LDKなどにたくさん窓がある場合、一部の窓をなくした方が快適性が良くなるかもしれません。
玄関の窓の必要性を感じないなら、壁にリフォームすることで防犯性が高まります。
窓がなくなっても明るさ・換気の面で問題ないかを確認し、リフォームを検討してみてくださいね。
窓をなくさずに断熱効果を高める4つの方法
窓は残して断熱効果を高めたい場合におすすめしたい、窓リフォームの方法を4つ紹介します。
①内窓を施工する
既存の窓の内側に新たな窓を施工するリフォームです。
内窓や二重サッシと呼ばれ、窓が二重になることで断熱性・防音性を高めることができます。
また、それぞれの窓に鍵が付いているため、防犯性を高める効果も。
断熱リフォームで多く採用される方法ですので、まずは内窓の設置を検討してみましょう。
▷関連コラム:内窓・二重サッシのメリット・デメリットと費用実例|サッシ交換とどちらが良い?
③断熱性能の高いサッシに交換する
サッシを丸々交換して、断熱性能の高い商品を採用する方法もあります。
内窓だと開け閉めが二度手間になって掃除も大変ですが、サッシの交換ならばそのようなデメリットはありません。
最新のサッシは樹脂サッシやトリプルガラスなど、高性能なタイプが多く販売されています。
ただし、内窓施工よりも大掛かりな工事になる点がデメリットです。
既存の窓枠に新たな枠を被せてサッシを施工する「カバー工法」なら、半日程度で工事が完了しますので、サッシ交換の際には検討してみてくださいね。
②窓を小さくする、位置を変える
窓の大きさを変更するだけでも、室内の断熱性能を高めることができます。
小さな窓の方が熱が出入りする面積が小さくなるからです。
また、同じ大きさの窓でも腰高か天井付近なのかによって、寒さの感じ方が異なります。
体の近くに窓がある方が寒さ・暑さを感じやすいことはイメージできるでしょう。
窓のサイズや位置を変更する場合は、サッシ自体の性能にもこだわってくださいね。
④FIX窓にする
開け閉めできないFIX窓にすることで、建物の気密性を高めることが可能です。
引違い窓などの開け閉めできる窓は、窓回りに隙間が生じてしまい、熱が逃げたり隙間風が入り込んだりします。
すると、室内が外気の影響を受けやすく、冷暖房が効きにくい空間になってしまいます。
FIX窓なら、サッシと窓枠が密着しているため、隙間風を防ぐことができます。
ただし、窓を開け閉めして換気ができなくなってしまう点がデメリットです。
開閉できる窓が良いなら、比較的気密性が高い「滑り出し窓」を採用しましょう。
▷関連コラム:窓リフォームは目的に合った施工方法を選ぼう|所沢・坂戸の事例と費用も
まとめ
窓をなくすことで、断熱性・防犯性・防音性・耐震性など、さまざまな性能向上が期待できます。
しかし、壁になることで暗さや居心地の悪さを感じるケースも。
窓の必要性をしっかり考えた上で、窓を塞ぐかを検討しましょう。
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