タンク付きトイレとは|メリット・デメリットやタンクレストイレとの違い、どのようなケースでおすすめかも解説
古いトイレをリフォームする際、タンク付きトイレにするか、あるいはタンクレストイレにするかお悩みの方は少なくありません。
「タンクの有無で何が変わるのか」「リフォームするからには、最新のタンクレストイレにするべきなのか」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、埼玉県のリフォーム専門店「ハウスリンク」が、タンク付きトイレのメリット・デメリットや、タンクレストイレとの違いを紹介します。
コラムのポイント
- タンク付きトイレは、今もなお多くの住まいで利用されています。
- タンク付きトイレは、タンクレストイレよりもリーズナブルに設置でき、メンテナンス費用も抑えられます。
- タンク付きトイレであれば、水圧の弱い場所でも設置可能です。
Contents
- タンク付きトイレとは
- タンク付きトイレの種類
- 組み合わせ型
- 一体型
- タンク付きトイレを設置するメリット
- 本体価格が比較的安い
- 水圧が弱い場所でも設置可能
- タンク上部の手洗い器を設置できる
- 停電でも使用できる
- 構造がシンプルでメンテナンスしやすい
- タンク付きトイレを設置するデメリット
- 十分な設置スペースが必要
- 連続して流せない
- 節水効果がタンクレスより劣る
- 手洗い器が使いにくい場合がある
- 掃除の手間がかかる
- タンク付きトイレとタンクレストイレの違い
- タンク付きトイレがおすすめのケース
- 水圧が弱い場所や高層階
- 限られたスペースで手洗い場を確保したい場合
- コストを抑えたい場合
- メンテナンス性を重視する場合
- タンク付きトイレのリフォーム事例
- タンク付きトイレのリフォーム事例①約15万円
- タンク付きトイレのリフォーム事例②約20万円
- タンク付きトイレのリフォーム事例③約35万円
- まとめ
- 埼玉県入間市・所沢市・狭山市・川越市のトイレリフォームはハウスリンク
タンク付きトイレとは
タンク付きトイレは、便器の背後に貯水タンクが設置されているトイレを指します。
タンク内に一定量の水を溜め、その水を利用して排泄物を流すことが可能です。
近年では貯水タンクがないタンクレストイレも増えてきていますが、今もなお一般家庭で広く採用されています。
タンク付きトイレの種類
タンク付きトイレは、組み合わせ型と一体型の二つに分けられます。
組み合わせ型
組み合わせ型トイレは、便器・タンク・便座がそれぞれ独立しているタンク付きトイレです。
各パーツを自由に組み合わせて設置でき、タンク付きトイレの中でもスタンダードのタイプとされています。
パーツごとにメンテナンスできるので故障時の交換もスムーズですが、パーツが独立しているためつなぎ目が多く、掃除の手間がかかる点には注意が必要です。
一体型
一体型のトイレは、文字通り便器・タンク・便座が一体化しているタンク付きトイレを指します。
組み合わせ型トイレよりもすっきりとしたデザインで、つなぎ目や凹凸が少ないため掃除がしやすい点がメリットです。
しかし、故障時には部分的に交換できず、トイレ全体を交換するしかない点には注意しましょう。
タンク付きトイレを設置するメリット
タンク付きトイレを設置するメリットは、次の5点です。
本体価格が比較的安い
タンク付きトイレは、タンクレストイレに比べて本体価格がリーズナブルなため、設置や交換にかかる費用を抑えられます。
トイレ交換と壁紙や床の張り替えをセットで行っても、15〜20万円ほどに収まることが少なくありません。
「トイレリフォームを検討中だが、費用はできる限り抑えたい」という方にはとくにおすすめです。
水圧が弱い場所でも設置可能
タンク付きトイレでは、タンクに水を貯めることにより、重力によって水が流れます。
そのため、水圧が弱い場所でも設置に支障がありません。
マンションの高層階、あるいは築年数の古い住宅などで水圧が不十分な場合も、安定して使用できます。
タンク上部の手洗い器を設置できる
タンク付きトイレの場合、タンク上部に手洗い器を設置できるので、別途用意する必要がありません。
手洗い器で流れた水はそのままタンクに溜められるため、節水効果も期待できます。
停電でも使用できる
タンク付きトイレは、タンクに水を貯めておく仕組みのため、電気を使うことなく洗浄できます。
停電時でもレバーを操作すれば水を流せるので、災害時や停電時にも使用可能です。
構造がシンプルでメンテナンスしやすい
タンク付きトイレは構造がシンプルで、故障した際にも簡単な修理や部品交換のみで対応できるケースが多く、メンテナンス費用を抑えられます。
パーツがバラバラな組み合わせ型の場合、パーツごとに交換できるのが便利なポイントです。
タンク付きトイレを設置するデメリット
タンク付きトイレを設置する場合、次の5点には注意しましょう。
十分な設置スペースが必要
タンク付きトイレは背面に貯水タンクが設置されるため、タンクレストイレと比較すると圧迫感があり、空間が狭く感じる場合があります。
トイレの部屋を広く見せたい場合は、タンクレストイレがおすすめです。
連続して流せない
タンク付きトイレは、タンク内に溜まった水を使って洗浄するため、水が溜まるまでは流すことができません。
そのため、短い時間で連続して流そうとしても水の流れが弱く、十分に洗浄されない点に注意が必要です。
節水効果がタンクレスより劣る
タンク付きトイレは、1回の洗浄で使う水量がタンクレストイレに比べて多い傾向にあります。
古いタンク付きトイレの場合はとくに水量が多いため、最新のモデルに交換することで節水効果を高めましょう。
手洗い器が使いにくい場合がある
タンク付きトイレの場合、タンク上部に手洗い器を設置できますが、小さなお子様にとっては使いにくいと考えられます。
家族構成を考慮すると、別途手洗いが必要となる場合がある点に注意しましょう。
掃除の手間がかかる
タンク付きトイレは、タンクと便器の間につなぎ目や凹凸があることで、掃除に手間がかかります。
なかなか手が届きづらい隙間が多いため、いつの間にか汚れやホコリが溜まってしまうことも少なくありません。
トイレを清潔に保つために、タンク内も掃除する必要があります。
どのようなトイレであれば掃除しやすいのかは、こちらの記事でご確認ください。
▷関連コラム:掃除しやすいトイレの特徴とは?他のトイレとの違いやおすすめの商品まで解説【施工事例付き】
タンク付きトイレとタンクレストイレの違い
タンク付きトイレは今もなお多くの家庭で採用されていますが、近年ではタンクレストイレを導入するご家庭も少なくありません。
タンク付きトイレとタンクレストイレの違いを簡単にまとめると、以下の通りです。
比較項目 | タンク付きトイレ | タンクレストイレ |
水の流し方 | タンクに貯めた水を重力で流す | 水道直結で水圧を利用して直接流す |
デザイン | 便器後方にタンクあり | タンクがなくすっきりしたデザイン |
水圧 | 低水圧でも使用可能 | 一定以上の水圧が必要 |
メンテナンス | 部品交換や修理が比較的簡単 | 故障時はユニット全体の交換が必要な場合あり |
手洗い器 | タンク上に手洗い器がある場合が多い | 基本的に手洗い器なしで別途設置が必要 |
節水性能 | タンクレストイレと比較すると劣る | タンク付きトイレと比較すると高い |
掃除のしやすさ | つなぎ目や凹凸によって若干掃除しづらい | つなぎ目や凹凸が少なく掃除しやすい |
価格 | 比較的リーズナブル | 比較的高価 |
タンクレストイレは名前の通りタンクがなく、水道直結で水を流します。
すっきりとしたデザインで省スペースなので、タンク付きトイレよりも圧迫感がない点が特徴です。
また、タンク付きトイレのようにタンク内に水が溜まるのを待つ必要がないため、連続使用も問題ありません。
パーツのつなぎ目や凹凸が少ないので、スムーズに掃除できるのもメリットです。
一方、水圧が低い場所では設置が難しい場合があるほか、タンク付きトイレよりも比較的価格が高く、手洗い器は別途設置する必要がある点には注意しましょう。
「タンクレストイレへのリフォームも検討中だが、費用面が心配」とお悩みの方は、こちらのコラムも参考になさってください。
▷関連コラム:トイレ交換・リフォームはどこが安い?安くて信頼できる業者の選び方
タンク付きトイレがおすすめのケース
次の4つのケースに該当する場合、タンクレストイレよりもタンク付きトイレの導入がおすすめです。
水圧が弱い場所や高層階
タンクレストイレの場合、水圧が不十分だと設置できないケースが少なくありません。
一方、タンク付きトイレの場合は水圧に左右されることなく洗浄できるため、マンションの高階層のような水圧が弱い場所であっても設置できます。
限られたスペースで手洗い場を確保したい場合
タンク付きトイレは、貯水タンクと手洗い器が一体化しています。
そのため、スペースが限られていても手洗い場を確保したいならとくにおすすめです。
コストを抑えたい場合
タンク付きトイレの場合、タンク上部に手洗い器を設置できるので、追加工事にかかる費用を抑えられます。
また、本体価格もタンクレストイレよりリーズナブルなため、設置費用を抑えたい場合はタンク付きトイレがぴったりです。
メンテナンス性を重視する場合
タンク付きトイレは、タンクレストイレと比較すると構造がシンプルで、メンテナンスが容易です。
トイレタンクの部品はホームセンターで手に入る場合もあるため、修理や部品交換などにかかる費用も抑えられます。
メンテナンスしやすいトイレを設置したい場合、タンク付きトイレを選びましょう。
タンク付きトイレのリフォーム事例
最後に、ハウスリンクが手がけたタンク付きトイレのリフォーム事例を紹介します。
タンク付きトイレのリフォーム事例①約15万円
Before
| After -施工後-
|
新たなタンク付きトイレへの交換や内装工事を含め、15万円ほどで行った事例です。
トイレの内装をまとめて交換しながらも、工期は1日に抑えました。
壁紙には防カビで撥水タイプのクロスを採用することで、掃除の手間も軽減しています。
施工先 | 入間市 |
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施工内容 | トイレリフォーム、玄関床工事 |
工期 | 1日 |
費用目安 | 15万円程度 |
使用製品 | LIXIL アメージュ |
施工事例の詳細はこちらをご確認ください。
<施工事例:埼玉県入間市トイレリフォーム|リクシルアメージュ費用紹介>
タンク付きトイレのリフォーム事例②約20万円
Before
| After -施工後- |
内装工事含むトイレリフォームを行った事例です。
最新のタンク付きトイレへと交換したほか、壁はネイビーに塗装し、床のクロスも張り替えました。
印象を大きく変えながらも、工期は2日間、費用は約20万円に抑えています。
施工先 | 所沢市 |
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施工内容 | トイレリフォーム |
工期 | 2日 |
費用目安 | 20万円程度 |
使用製品 | LIXILアメージュ |
施工事例の詳細はこちらをご確認ください。
<施工事例:埼玉県所沢市トイレリフォーム|リクシルアメージュ価格公開>
タンク付きトイレのリフォーム事例③約35万円
Before
| After -施工後-
|
古い和式トイレからタンク付きトイレへと交換した事例です。
より使いやすくなっただけでなく、内装もリフォームすることで印象が明るく変わりました。
トイレ背面にはアクセントクロスを取り入れ、空間に奥行きも生まれています。
施工先 | 飯能市 |
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施工内容 | 和式から洋式へのトイレ交換 |
工期 | 3日(1日予備日) |
費用目安 | 35万円程度 |
使用製品 | TOTO ピュアレストQR |
施工事例の詳細はこちらをご確認ください。
<施工事例:埼玉県飯能市トイレリフォーム|TOTOピュアレストQR工事費込で…>
トイレリフォームの事例をお探しの方は、こちらからもご覧いただけます。
まとめ
タンク付きトイレの場合、タンクレストイレと比較すると設置費用やメンテナンス費用を抑えられます。
水圧によって洗浄能力が左右されないため、マンションのトイレリフォームでも問題ありません。
一方、タンクレストイレより節水効果が低い、掃除に手間がかかるといった点には注意しましょう。
タンク付き・タンクレスどちらにするかお悩みの際には、トイレリフォームで実績豊富な会社へと相談することをおすすめします。
埼玉県入間市・所沢市・狭山市・川越市のトイレリフォームはハウスリンク
私たちハウスリンクは、トイレの交換やキッチンリフォーム、内装リフォームなど幅広い施工実績を誇るリフォーム会社です。
経験豊富な専門スタッフが、お客様のご要望に合わせた最適なご提案をさせていただきます。
最新のタンク付きトイレにリフォームしたい方は、お気軽にお問い合わせください。
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