フルリフォームと建て替えの違いを入間市リフォーム会社が解説

戸建て住宅は新築から数十年が経つと、不具合が増えてきたり、現在の家族の暮らし方に合わない間取りになってしまったりという変化が生まれます。

その際には、建て替えやフルリフォーム、マンションへの住み替えで迷われることもあるかと思います。

戸建て住宅に住み続けたい場合、フルリフォームと建て替えではどちらが有利なのでしょうか？

コラムのポイント

フルリフォームは基礎と構造部を残して外装と内装を一新し、住宅設備機器を交換するリフォームで、予算に合わせて計画を進められます。

建て替えは現在の住宅を取り壊し更地にして新築する為、新築以上に費用がかかります。

現在の住宅の状態と予算に合わせて最適な方法を選ぶことが大切です。

フルリフォームと建て替えの違い

フルリフォームと建て替えのどちらが自宅には向いているのかを判断する為に、工事内容の違いを確認しておきましょう。

フルリフォームとは

フルリフォームには2つの方法がありますが、どちらも建て替えとの違いは基礎と柱と梁は残すことです。

スケルトンリフォーム

基礎と柱と梁を残し、壁もすべて取り除くフルリフォームです。壁も壊すので「窓の位置やサイズ変えられる」間取りの自由度が非常に高いフルリフォームです。

ただ、自由度が高い分、壁を残すリフォームより費用が嵩み、新築と同程度になることもあります。

壁を残すフルリフォーム

基礎と柱と梁、そして壁を残す方法です。窓の位置やサイズは変えられませんが、窓の断熱化はできます。

間取り変更は「壁付キッチンから対面キッチンにするというような小規模な変更」から「水回りや階段の移動をするという大規模な変更」まで、窓以外はほぼ制限がありません。

壁を残すフルリフォームで放置されていた空き家がどのように生まれ変わったのかを詳しくご覧いただけます。
＞＞＞スタッフブログ　埼玉県所沢市の空き家が生まれ変わるまでのリフォーム事例をご紹介します。

建て替えとは

現在の住宅を基礎からすべて撤去して更地の状態に戻し、新築する方法が建て替えです。

フルリフォームのメリット

フルリフォームには予算の幅の広さと工期の短かさという良さがあります。

住宅の状態と予算に合わせてリフォーム内容を決められる

フルリフォームの内容には内装の貼り替え、住宅設備機器交換、外壁塗装、屋根の葺き替えが挙げられます。

この4種類を全てするケースもありますが、住宅の状態によっては内装の貼り替え、住宅設備機器交換ですむ場合もあります。

どのケースであっても、住宅設備機器や内装素材のグレードの違いによってかかる費用が大きく変わりますが、予算に合わせて最適なグレードを選べます。

壁を残すリフォームの場合には、解体工事や廃棄物処理が必要ないので、建て替えより確実に費用を抑えられます。

リフォームローンについてのご相談も承ります。

建て替えと比較すると工期が短い

基礎と構造部が残っているので、建て替えより工期が短縮されます。

建て替えやスケルトンリフォームでは仮住まいが必要ですが、壁を残すフルリフォームは、住みながら工事を進めることもできます。

フルリフォームのデメリット

フルリフォームのデメリットは、現在の住宅の劣化状態によっては費用が嵩むことで、ケースによって500～2,000万と大きな費用の幅の広さがあります。

内装だけにする場合と外壁や屋根までする場合の違いもありますが、「現在の住宅の劣化状態による修復にかかる費用の違い」も全体のリフォーム費用に影響します。

一般的には築年数が古いほど、劣化が進んでいるのでリフォーム費用が嵩むと言われていますが、実際には劣化の状態はそれまでの暮らし方によって変わってきます。

日常的にこまめに掃除とお手入れをかかさず、小規模なリフォームやメンテナンスを最適な時期にしてきた築30年以上の住宅と、メンテナンスはほとんど行わず、水回りのお手入れを丁寧にしてこなかった築10数年の住宅を比較すると、築30年以上の住宅の方が良い状態である可能性もあります。

その為、中古住宅を購入してフルリフォームをする場合には、築年数だけではなく、劣化状態を確認することが大切です。

建て替えのメリットデメリット

建て替えのメリットは新築と同じように、自由度の高い家づくりができることです。また、リフォームよりローンを組みやすいことも魅力です。

ただ、フルリフォームと比較すると、数多くの難しさがあります。

費用が嵩む

現在の住宅を取り壊し、廃棄物を処理するので更地に新築するより費用が嵩みます。

現在の住宅より縮小しなくてはならない場合がある

法改正によって接道義務の基準が変わっている為、道路との位置関係によっては住宅の規模を縮小しなくてはならないことがあります。

接道義務では、住宅が幅員4ｍ以上の道路に2ｍ以上接していることが求められます。

3.建築基準法第43条第2項第1号認定【接道に関する認定】

従って、道路の中心から住宅までの距離が2ｍ以下だった場合には、住宅の位置を後退させなくてはならない為、建て替えに際しては現在の規模を縮小しなくてはならないのです。

最悪の場合、都市計画区域、又は準都市計画区域内にある住宅では、再建築不可物件に指定されていることもあります。

再建築不可物件とは、緊急車両の乗り入れができない条件の土地に建つ建物のことです。

建築基準法が認めている道路に接していない、建築基準法が認めている道路に接している道の幅が2ｍ未満であるというような場合には、接道義務を満たしていないことになり、再建築不可物件とされてしまいます。

「どうしても自宅のある土地で住宅の規模を縮小せず住み続けたいが、接道義務を満たしていない」というような場合には、新築同様の費用がかかりますが、スケルトンリフォームが最適です。

一方、「子ども達が独立し、夫婦だけになったので小さい家にしたい」という場合の建て替えは問題なくできます。

30坪程度の住宅のフルリフォームと建て替えの比較早わかり表

一般的な4人家族で暮らせる30坪程度の住宅で、標準的なグレードでリフォームや建て替えをする場合での費用と、条件の違いを表にしました。

埼玉県所沢市　戸建て住宅フルリフォーム1200万円程度の施工事例

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今の予算でどのような内容のフルリフォームが出来るだろう？建て替えの方が良いのだろうか？とお考えの際にはお気軽にご相談ください。

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