浴室は床だけリフォームも可能|床材の種類や費用相場、丸ごと交換すべきケースを紹介
浴室の床の汚れや傷みが気になると、部分的にリフォームしたいと考える方もいるでしょう。
在来浴室とユニットバスどちらも、床だけリフォームすることができます。
床の状態や改善したい点によって選ぶべき床材の種類や施工方法が異なるため、悩みに合わせて適切なリフォームすることが大切です。
そこで今回は、床だけリフォームする場合の方法や費用相場について解説します。
お風呂を丸ごとリフォームすべきケースも紹介しますので、迷われている方はぜひ参考にしてみてくださいね。
コラムのポイント
- お風呂の床はタイルを貼り替えたり樹脂・床シートを上張りしたりする方法でリフォームできます。
- 費用相場は2~20万円程度で採用する床材や施工方法によって異なります。
- 床だけリフォームするか浴室ごと交換するか迷っているなら、ハウスリンクへお気軽にご相談ください。
Contents
- 浴室の床だけをリフォームすることは可能
- お風呂リフォームで使われる床材の種類
- タイル
- 樹脂
- 浴室用床シート
- 浴室の床をリフォームする5つの方法と費用相場
- ①床の張り替え
- ②部分的に補修する
- ③新たな床材を上張りする
- ④目地やコーキングを打つ
- 浴室の床リフォームに関する疑問を解決
- ユニットバスも床だけリフォームできるのか
- 床リフォームだけで浴室は暖かくなるのか
- 自分で床シートを貼ることはできるのか
- TOTOのほっカラリ床は交換できるのか
- お風呂を丸ごと交換した方が良いケース
- 15年以上経っている
- 床以外にも気になる箇所がある
- 水漏れしていて下地が傷んでいる可能性がある
- 在来浴室で寒い
- まとめ
- 埼玉県入間市・所沢市・狭山市・川越市の浴室リフォームはハウスリンク
浴室の床だけをリフォームすることは可能
浴室は床だけでもリフォームすることはできます。
具体的には、次のようなときに浴室の床をリフォームしようと検討する方が多いです。
- タイルが割れやヒビが気になる
- 床と壁をつなぐコーキングが劣化した
- 汚れが落ちなくなった
- カビが生えている
- 床下に水漏れしている
コーキングや目地は早いケースで5年頃からリフォームが必要になりますので、日頃から状態をチェックしておくことが大切です。
それ以外の汚れや傷みは、使い方によってリフォームすべきタイミングは異なります。
一般的には、浴室全体の交換を検討する15~20年頃までを目安に、床だけリフォームを検討するケースが多いです。
お風呂リフォームで使われる床材の種類
お風呂の床のリフォームで使われている素材を紹介します。
タイル
昔ながらの在来浴室では、タイルの床や壁で仕上げられていることがほとんどです。
タイルは防水性が高く、デザインの種類が豊富でオリジナル性の高いお風呂に仕上がります。
ただし、目地のお手入れがしにくく、タイル自体が割れて水漏れするという事例も。
冬場はタイルが冷えて、浴室が寒くなるというデメリットもあります。
現在の浴室がタイル床の場合は、他の床材への交換を検討しても良いでしょう。
樹脂
樹脂素材は、ほとんどのユニットバスの床材に採用されています。
保温性や耐水性に優れ、滑りにくい点がメリットです。
どの設備メーカーでも扱っている素材なので、リフォーム時に検討しやすい床材でしょう。
ただし、溝に汚れが溜まりやすため、こまめなお手入れが必要です。
浴室用床シート
浴室用の床シートは既存の床の上に施工できる、リフォーム専用の床材です。
ポリ塩化ビニルのシートで耐水性に優れています。
シートの表面に、汚れが落ちやすく傷つきにくい加工がしてあるものもあります。
また、断熱効果のあるクッション材が入っているため冬場に触れてもヒヤッとしにくく、柔らかな踏み心地も魅力的です。
▷参考ページ:バスナリアルデザイン・バスナフローレ・バスナアルティ|東リ
こちらは、タイルから床シートへリフォームした事例です。
こちらの事例は下地が傷んでいたため床を解体していますが、シート自体はタイル・樹脂どちらの床にも上張りすることができます。
浴室の床をリフォームする5つの方法と費用相場
浴室の床はリフォームの目的によって5つの方法があり、それぞれ費用が異なります。
お住まいの浴室の状態や悩みに合わせたリフォーム方法を選びましょう。
①床の張り替え
既存の床を解体して張り替えを行う方法です。
タイル床の在来浴室なら床全体の張り替えができます。
- タイル床の張り替え:10~20万円程度
一度床を解体するため、水漏れによる下地や構造材の傷みなども確認して補修することが可能です。
また、下地から作り直すため長持ちしますし、床の勾配も細かく設定することができます。
こちらは在来浴室のタイルを張り替えた事例です。
タイルを施工し直す場合は、次のような機能性を持ったものをおすすめします。
- 滑りにくい加工がされている
- 目地の耐久性が高くて掃除しやすい
- 乾きやすい素材
タイルはデザインも豊富なので、オリジナリティのあるおしゃれな浴室に仕上げてくださいね。
②部分的に補修する
タイルの一部が欠けてしまった場合、部分的な補修で間に合うケースもあります。
ひび割れや欠けを放置していると下地材が腐食している可能性があるため、早めに業者へ補修依頼をしましょう。
- 部分的な補修:5万円程度
一部分だけタイルを貼り替えたり、ひび割れ部分にコーキングを打つなど、状況によって補修方法は異なります。
タイルが廃盤になっているときは、一部だけデザインが変わってしまう点がデメリットです。
③新たな床材を上張りする
既存の床の上から新たな床材を貼る方法です。
塩ビシートや樹脂の床を施工することで、汚れや傷みを改善することができます。
- 床シートの上張り:5~10万円
- 樹脂床の上張り:7~15万円
上張りは張り替えや新たなユニットバスへ交換するのと比べて安価ですが、劣化が早い点がデメリットです。
新たな床材の厚みの分だけ床が高くなるので、ドアとの干渉をなくす工事が必要になる可能性もあります。
④目地やコーキングを打つ
タイルの目地やユニットバスのコーキングが劣化している場合は、打ち直しをするだけで補修できます。
劣化したまま放置しておくと、水が染み込んで下地が傷んでしまうため、早めにリフォームしましょう。
- 目地やコーキングを打つ:2~3万円
TOTOやLIXILのメンテンナンスの案内では、5年前後でコーキングの補修メンテンナンスを推奨しています。
▷参考ページ:メンテナンススケジュール浴室0~5年|LIXIL
浴室はきれいでも目地やコーキングは劣化している可能性があるため、定期的にチェックしてくださいね。
浴室の床リフォームに関する疑問を解決
浴室の床リフォームに関する疑問について解説します。
ユニットバスも床だけリフォームできるのか
ユニットバスも、床だけリフォームすることは可能です。
ただし、ユニットバスは壁と床が一体になっているため、床材の張り替えではなく上張りを行います。
下地などが傷んでいる場合、床材を上張りしただけでは根本的な解決になりませんので、ユニットバスごと交換を検討しましょう。
床リフォームだけで浴室は暖かくなるのか
浴室の床をリフォームするだけでも、断熱性が改善できることがあります。
特に、在来浴室でタイル床の場合、床下に断熱層がないため冬場はかなり冷えてしまいます。
断熱層がある樹脂やシートの床材にすることで、浴室の冷え感じにくくすることは可能です。
ただし、浴室に大きな窓や断熱性の低い窓がある場合、窓から熱が逃げていることが寒さの原因になっていることも。
床のリフォームと同時に、窓の交換や内窓の設置をして断熱性を高めることをおすすめします。
こちらは浴室に内窓を施工した事例です。
ユニットバスも最新のものに交換し、断熱性の高い浴室になりました。
▷関連コラム:浴室に寒さ対策として断熱リフォームをする費用はどのくらい?
自分で床シートを貼ることはできるのか
DIYでお風呂の床をリフォームできないかと考える方もいるでしょう。
結論からお伝えすると、自分で床シートを貼ることはおすすめしません。
なぜなら、上手に施工できていないと既存の床との間にすき間ができてしまい、浮いたり剝がれたりしやすくなってしまうからです。
また、ヘラやコーキングガン、ローラーなどの用具も買いそろえる必要があり、手間がかかる点もデメリットです。
リフォーム後の床をきれいな状態で長持ちさせたいなら、業者に依頼しましょう。
TOTOのほっカラリ床は交換できるのか
TOTOのほっカラリ床はクッション性のある特殊な床材のため、リフォーム可能か疑問を持つ方もいるでしょう。
ほっカラリ床はベースのフレームの上に床材を貼り付けているので、剥がして交換が可能です。
通常のユニットバスとは異なりますので、リフォーム会社にほっカラリ床を採用している旨を伝えて、工事内容を提案してもらってくださいね。
お風呂を丸ごと交換した方が良いケース
今回、お風呂の床だけをリフォームする方法をお伝えしましたが、丸ごと交換した方が良いケースもあります。
15年以上経っている
浴室の耐久年数は15~20年程度のため、15年を過ぎていたら丸ごと交換を検討しましょう。
部分的なリフォームをしても、すぐにユニットバスの入れ替えが必要になると損をしてしまいます。
使い方によって浴室の状態は異なりますが、耐用年数を1つの目安として交換時期を検討してみてくださいね。
▷参考コラム:ユニットバスの耐用年数とチェックポイント|損しない交換時期とは
床以外にも気になる箇所がある
床以外に浴槽や水栓、換気扇など気になる箇所が複数あるなら、お風呂全体を交換することをおすすめします。
何度も補修や修理を繰り返すよりも、新たなユニットバスへ交換した方が、手間も少なく機能性も高まりますからね。
リフォーム会社に相談しながら、ベストな工事を検討しましょう。
水漏れしていて下地が傷んでいる可能性がある
目地やコーキングの劣化やタイルのひび割れなどがあったが放置していた場合、下地や構造材が腐食している可能性があります。
浴室を解体して補修を行ってから、新たなユニットバスを施工することをおすすめします。
在来浴室で寒い
現在のお風呂が在来浴室で冬場の冷えが悩みなら、ユニットバスへ交換することで断熱性を高めることができます。
ユニットバスは断熱材で床や壁が包まれていたり、保温性の高い浴槽が使われたりしているため、在来浴室と比べて断熱性が高いです。
在来浴室の床リフォームだけでは寒さを改善できないケースも多いため、ユニットバスへの切り替えを検討してみてくださいね。
▷関連コラム:在来浴室からユニットバスへのリフォーム費用|窓やサイズについての疑問も解説
まとめ
お風呂の床をリフォームすることで汚れや傷みを改善することができます。
また、床の張り替えを行うことで、下地や構造体の状態を確かめて補修することも可能です。
さまざまな床材や施工方法がありますので、適切な工事内容を選びましょう。
中には、床だけでなくお風呂を丸ごと交換した方が良いケースもあります。
リフォーム会社と相談しながら、コストパフォーマンスが良い選択をしてくださいね。
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