和式から洋式トイレのリフォーム費用相場|補助金も解説

和式トイレから洋式トイレのリフォーム

昔ながらの和式トイレは、しゃがむ姿勢のつらさや詰まりやすさといったデメリットから、洋式トイレにリフォームする方が多いです。

この記事では和式トイレから洋式トイレへのリフォーム方法と、かかる費用や日数を詳しく解説します。

和式トイレのリフォームに使える補助金情報も紹介しますので、ぜひご活用ください。

 

 

和式から洋式トイレへのリフォーム方法と費用相場

タイルの和式トイレを洋式トイレにリフォームする場合、床壁の解体と補修の範囲によって費用が変わってきます。

代表的なリフォーム方法3パターンの内容と費用相場を見てみましょう。

 

タイルを壊して完全洋式化:35万円前後~

タイルを壊して完全洋トイレリフォーム中

床壁のタイルを壊して完全な様式トイレにリフォームする場合、シャワー便座・タンク付きトイレで35万円前後~が費用目安となります。

段差の有無に関わらず床面は一度解体し、給排水管と下地をやり直す必要があります。

壁一面タイルの場合は、解体にかかる時間や廃材処分費も多めにかかることも。

かかる日数はタイルの範囲や状況によっても変わりますが、35日前後見ておきましょう。

 

リフォーム工程の例

1日目

トイレ撤去・床壁タイル解体・給排水管やり直し

2日目

床壁下地造作

3日目

クロス/クッションフロア仕上げ・トイレ設置

 

床だけ壊して洋式化:25万円前後~

和式トイレの床解体中

なるべく費用を抑えて洋式化するなら、壁のタイルは残して床だけやり直すリフォーム方法もあります。

範囲を減らすことで解体・下地・廃材処分費などをカットでき、完全洋室化より費用を抑えて洋室トイレにリフォームできます。

タイルは耐久性の高い建材なので、目地汚れやひび割れが無ければ、残しても古く見える心配はありません。

床面を一度壊して給排水管と下地をやり直す工程は同じなので、リフォームにかかる日数はやはり3日~見ておくと良いでしょう。

 

簡易洋式トイレをかぶせる

座れっと

引用元:TOTO

床や壁を壊さずなるべくリーズナブルに洋式トイレにする方法としては、簡易洋式トイレをかぶせる方法もあります。

例えばTOTOのスワレットという製品は、既存の和式便器を解体せず上から取り付けるだけで洋式化できます。

普通便座は1万円以内の定価からラインナップされていて、オプションでウォシュレットタイプラインナップ。

便器やタイルに問題が無い場合、建て替えなどが決まっていてなるべく費用を抑えたい場合などに向いています。

ただし既存トイレの築年数が経っている場合、そのまま使うので水漏れや故障のリスクがある点は把握しておきましょう。

 

トイレの種類やリフォーム方法についてはこちらでも詳しく解説しています。

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和式トイレリフォームで考えるべきポイント

リフォーム前の和式トイレ

 

使えない期間のトイレをどうする?

前述したように和式から洋式へのリフォームは1日で完了しませんので、期間中のトイレをどうするかが大きな課題となります。

トイレが2つあれば問題ありませんが、1つしか無いならしっかり準備しておかなければいけません。

日中近所のコンビニや商店でトイレを借りられそうな場合は、あらかじめ事情を説明して協力を求めておくと良いでしょう。

夜間トイレがしたくなることもありますので、簡易トイレなどを用意しておくのも一つの手です。

数日間だけのことなので、渋滞中や登山で使う携帯用トイレを使うのもいいかもしれません。

 

新しいトイレの機能

和式から洋式にリフォームしたトイレ

和式から洋式になると暖房便座など今までになかった機能を選べますが、本当に必要なモノだけを選ぶようにしましょう。

洋式トイレ本体や便座はたくさんのオプションがあり、ムダな機能をつけると商品代が高くなってしまいます。

例えば脱臭機能は連続して使うことが多いならありがたいですが、使う頻度が低いならなくても良いかもしれません。トイレに窓や換気扇がある場合も、ムリに脱臭機能を選ばなくても良さそうですね。

一つひとつの機能をしっかり吟味し、活用できるものだけチョイスしてムダなコストを省きましょう。

 

組み合わせ・タンクレストイレどちらか?

リフォーム後のタンクレストイレ

新しい洋式トイレはタンクと便器の組み合わせ型、タンクレス型の2種類がありますが、機能と同じように慎重に選びましょう。

タンクレストイレは本体が小さくて清掃性が高く、機能も充実しているのがメリット。ただし組み合わせトイレより商品代が高く、構造が複雑なので修理にお金がかかる点がデメリットです。

最近は組み合わせ型・タンクレス型の差も小さくなってきているので、費用や機能を照らし合わせて選びましょう。

タンクレストイレのメリット・デメリットはこのコラムでも詳しく解説しています。

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和式トイレリフォームで使える補助金

和式トイレのリフォームでは、介護保険や自治体の補助金を活用できるケースもあります。

 

l  手すりの設置

l  段差解消

l  節水型トイレへの交換

 

2022年現在、上記のようなトイレリフォームは補助制度を活用できる可能性があります。

特に介護保険の認定を受けているご家族がいる場合は、上限20万円(1割負担)と額が大きいのでぜひ活用しましょう。

具体的な補助金対象や活用方法については、お住まいの自治体によっても違いますのでぜひお気軽にお問い合わせください。

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和式から洋式トイレリフォームを安く抑えるコツ

リフォーム後の洋式トイレ

実績の多い業者に相談する

リフォーム価格を安く抑えるなら、なるべくトイレや水回りの施工実績が多いリフォーム業者に相談するのがおすすめです。

リフォーム実績が多ければそれだけ問屋からのトイレ仕入れ価格が安くなりますし、工事工程も効率化できるのでムダなコストを削減できます。

工事経験が増えるほど施工品質も高くなり、不具合やトラブルが発生しにくくなるのもメリット。

ただし全国展開のネットリフォーム店などは、下請け業者の施工実績もカウントしていることがあるので要注意です。

地元でたくさんトイレ工事をこなしているリフォーム店に相談しましょう。

 

メーカーにこだわらない

トイレや洗浄便座はさまざまなメーカーが販売していますが、安く抑えるならメーカーも柔軟に考えてみましょう。

どのメーカーでも、トイレの性能や機能を揃えると大体価格も同じくらいになります。しかしメーカーを変えることで要らない機能を省けることもあり、安くできるケースも。

またリフォーム店によってどのメーカーを推しているかも変わるので、安くなる可能性もあります。

ただし名前を聞いたことが無いマイナーなメーカーの場合、安い分性能や機能を削っていることもあるので要注意。

基本的にはTOTOLIXILなど、名前を聞いたことがあるメーカーを選ぶのがおすすめです。

 

やり直しが無いようにリフォームする

工事方法でも紹介したように、壁のタイルなど使える部分を活かして費用を抑えることはできます。

ただし中途半端なリフォームはやり直しが発生して余計な費用が掛かることもあるため、一度できっちり工事することも大切です。

例えば壁タイルの状態が悪いのにそのまま使った場合、数年後剥がれやひび割れが発生してやり直しになるかもしれません。

後からタイルを貼りなおすと、最初に全面工事した場合より費用が高額になってしまいます。

「一度のリフォームで数十年使える状態」を基本に考えましょう。

 

まとめ

和式から洋式トイレへのリフォームは、使い勝手や清掃性が大きくアップするおすすめメニューです。

費用と仕上がりのバランスを考え、ムダのないプランを選べるようにしておきましょう。

 

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