フルリフォーム費用は戸建てなら？入間市800万円の事例紹介

長年住み続けてきた住宅や、購入した中古住宅をフルリフォームする際にかかる費用は、リフォームの内容と、現在の住宅の状態によって変わってきます。

ケース別の費用相場や、予算内に費用を抑える為のポイント、活用したい補助金などについて考えていきましょう。埼玉県入間市・所沢市・坂戸市の事例と費用もご紹介します。

コラムのポイント

①　フルリフォームはリフォームの方法と範囲・資材の選び方で費用が変わります。

②　断熱や耐震改修で補助金を活用できます。

③　標準仕様の住宅設備機器や内装素材を選ぶと費用を抑えられます。

一戸建てフルリフォームの費用の目安

一戸建てのフルリフォームと一口に言っても、リフォームの方法と範囲によって費用の目安は変わります。加えて、フルリフォームとは家全体の改修を指しますが、リフォームの目的と現在の住宅の状態に合わせて、主に2つの選択肢があります。

外壁を残すフルリフォームの費用相場は30坪の住宅で300～1200万円

外壁は残し、内装・住宅設備機器などを一新して、新築住宅のように生まれ変わらせるリフォームですが、なぜこれほどの費用の差があるのでしょうか？

内装の貼り替え・水回りなど住宅設備機器の交換・外壁塗装・屋根の葺き替え・間取り変更・断熱改修・耐震改修をおこなう築20年以上の住宅に採用されることの多いフルリフォームですが、どの部分が費用の幅を拡げるのか見ていきましょう。

内装の貼り替え・水回りなど住宅設備機器の交換・外壁塗装

内装の素材や住宅設備機器や塗料のグレードの選び方で費用の幅が出ます。予算内での選択肢が幅広くあります。

屋根の葺き替え

現在の屋根の素材による費用の幅が大きいです。陶器瓦・いぶし瓦などの粘土瓦は耐用年数が長いので、全面的に葺き替えをする必要がないことが多いです。一方、セメント瓦やスレート屋根などは耐用年数が30年～40年程度なので、葺き替え、または再塗装の必要があります。

間取り変更

間仕切壁を増やしたり減らしたりする・壁付キッチンを対面キッチンにするなどの間取り変更をする場合には、大幅にリフォーム費用が嵩むことはありません。ただ、1階から2階にキッチンを移動するなど、配管を伸ばしたり、新設したりする工事が必要になる場合には、費用が嵩みます。

断熱

壁や床、天井に断熱材を入れ、窓を断熱化する改修です。断熱材のグレードと量、窓のサッシやガラスの種類によって、かかる費用が大きく変わります。

シロアリ被害の修復

築年数の長い住宅では、リフォーム時に浴室やキッチンなど水回りの床下にシロアリ被害が発見されることがあります。この場合にはシロアリ被害の修復と薬剤の撒布が必要です。被害に応じて、かかる費用が変わります。

耐震補強

建築基準法で耐震基準が改正された1981年前に建てられた住宅の場合には、耐震補強が必要です。

住宅の耐震診断・改修への補助ついては、「埼玉県建築物耐震改修促進計画」に基づき、住民に身近な市町村が行うこととしています。

埼玉県庁：県内の市町村が行う補助制度

外壁を残すフルリフォームの場合、現在の住宅の状態によってリフォームの内容に差がある為、リフォーム費用には幅があり、およそ30坪程度の住宅であった場合、400～1,200万円程度の費用がかかります。

大掛かりな間取り変更や、最高グレードの住宅設備機器と断熱改修をしたり、シロアリ被害が広い範囲で深刻になっていたりした場合には、さらに費用がかかります。

スケルトンリフォームの費用相場は30坪程度の住宅で1,700〜2,000万円

フルリフォームの中でも、構造部と基礎以外は外壁も含めてすべて取り除くリフォームです。基礎の形状以外は窓や、階段・水回りの位置などすべて変更できるので、間取りの自由度が高いことが特徴です。費用の幅は、住宅設備機器や壁や屋根の断熱性のグレードによって生まれます。

自由度が高いリフォームではありますが、新築住宅と同程度の費用が発生する為、法改正によって建て替えをすると住宅の規模が縮小してしまうという場合に採用されることが多いです。

300～500万円程度に費用を抑えられるフルリフォームの方法

外壁を残すフルリフォームの中でも、水回りの交換・内装の貼り替え・屋根と外壁の再塗装だけを行い、間取り変更をしない場合には、300～500万円程度に費用を抑えられます。この場合、住宅設備機器や内装の素材を標準仕様にするなどの工夫で、さらに費用を抑えられます。無垢材のフローリングにしたり、高級仕様の住宅設備機器を選んだりすると、費用は嵩んでしまいます。

中古住宅を購入してフルリフォームをするという場合には、この方法で新築のようになる住宅を選ぶと、家づくり全体の費用を抑えられます。その為、購入前には築年数と住宅の状態を見極め、この方法で十分に新築のようになるのかどうかを判断することが大切です。

フルリフォームに活用できる補助金

フルリフォームをする際に活用できる補助金をご紹介します。

既存住宅における断熱リフォーム支援事業

断熱にかかる費用に対して補助金を申請できます。令和5年6月分は終了していますが、9月から申請が再開されます。

補助金上限　150万円

補助対象となるリフォーム費用の１/３

条件

一戸建てフルリフォームの流れと工事期間

フルリフォームをするにあたっての流れを確認していきましょう。

フルリフォームをする目的を明確にする

水回りの位置や間取りを大掛かりに変更したい・寒さ暑さを改善したい・見た目をきれいにしたい・浴室やキッチンを快適に使いたい…など、フルリフォームをする目的をリストアップしてみましょう。

リフォームを依頼する会社への相談

現在の住宅の状態によって最適なフルリフォームの方法が変わります。現地調査を依頼し、フルリフォームの目的を達成できるリフォームの方法と、おおよそのかかる費用についての説明を受けましょう。

見積書を確認

現地調査後にリフォーム会社から提案されるリフォーム内容と見積書を確認します。フルリフォームの範囲や、住宅設備機器のメーカーと仕様などが、詳細に記載されている見積書であり、納得できる内容であることを確認しましょう。

また、シロアリ被害や配管の劣化など、もしかしたら発生しているかもしれないリスクについての説明を受けることが大切です。

工事着工（仮住まいへ）

工事期間はおよそ2～6か月程度です。ご自宅をフルリフォームされる場合には仮住まいに引っ越しをします。

フルリフォームでは、多数の職人さんがかかわるのでスケジュールの調整によって工期が変わります。作業の内容によって順番があることや、足場代は日数が長くなればなるほど嵩むので、効率良く足場での作業ができるようにすることなどが、スケジュールに関わってくるからです。

また、雨の日が続いたり、シロアリ被害が思いのほか深刻だったりした場合には、工期が延びます。このような複合的な理由で工事期間の長さが変わります。

竣工検査

完成が近くなった時期にリフォーム会社が確認と検査を行い、その後、担当者といっしょに竣工検査に立ち会います。この際、決められた内容と異なる仕上がりになっていた場合には、担当者にその旨を伝えます。

おもなチェックポイント

• 希望した内装の素材と色である・しわやたるみ、剥がれがない
• スイッチやコンセントが希望した位置に取り付けられている
• 水回りの給水や排水ができている
• 住宅全体に傷がついていない

問題がなかった場合工事完了となり、引き渡しが行われます。

埼玉県のフルリフォーム施工事例と費用目安

埼玉県での事例をご紹介します。

入間市のフルリフォーム施工事例と費用目安

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この事例を詳しくご覧いただけます。
＞＞＞埼玉県入間市戸建て中古住宅リノベーション

所沢市のフルリフォーム施工事例と費用目安

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この事例を詳しくご覧いただけます。
＞＞＞埼玉県所沢市中古住宅フルリノベーション

坂戸市のフルリフォーム施工事例と費用目安

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この事例を詳しくご覧いただけます。
＞＞＞坂戸市リノベーション・リフォーム

フルリフォームと一括りにされていますが、実は内容によって費用は大きく変わります。リフォームの目的と住宅の状態に合わせて、バランスよく予算を配分することが、費用を抑えて満足のできる結果を得られるリフォームに繋がります。

フルリフォームをしたいけれど、住宅の状態が判断できないので、どの程度費用がかかるのか不安…という場合には、お気軽にご相談ください。

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